というのも、うちには母が残した手芸品や材料がまだ保存されていて、その中に見たことのない部品▼があったのです。
これ、何に使う道具なのでしょう?
そうしたら、去年の1月に、タティングレースを作る時の道具▼であるということが分かりました。
ところがどうやって使って良いのか分からず、誰か教えていただける人はいないかと思っていたのです。
それでうさこ先生に習うことにしたのでした。
この日の講習会は、他の方がキャンセルされたとかで、私は先生とマンツーマンで教えていただくことになりました。
タティングレースというのは、普通のレース糸をこの道具(「シャトル」と言います)で、編んでいくのですが、いやいやかなりコツがいるようで、すぐにできるものではありませんでした。
ただしこれを読んだだけでは、一人で作るのは難しいですね。
とくに右手と左手の使い方(糸の緩め方)が、なんとも特殊で、教えていただかないと分からないことでした。
シャトルの持ち方です。
この真中にレース糸をぐるぐると巻いて、編んでいきます。
うさこ先生の熱心な指導のもと、練習に次ぐ練習で、まずはこのような試作ができました。
これを丸めたりして、加工して作品にするのです。
さて、こちらが完成品の見本です。
お花と蝶のどちらかを選ぶのですが、私は一番簡単な蝶を作ることにしました。
一つ一つ、表編みと裏編みを繰り返して編んでいきます。
こちらはうさこ先生と、「ふだんきもの杏」の優子さんが、お二人が取り組んでいるところです。
悪戦苦闘の結果、蝶々がようやくできました。
下にきれいな模様の紙を置いて、そこに乗せるとかなりオシャレな感じ。
私はこれまで手芸はあれこれ手を出していますが、これはかなり高難度な部類だと思いました。
こちらがうさこ先生の作品の数々。
自分で挑戦してみると、これらの作品の素晴らしさが良く分かります。
私には絶対に無理だわ。
というわけで、半分挫折した私は、うさこ先生の作品を購入させていただきました。
藍色のイヤリングです。
帰宅して、私の部屋に飾ってみました。
なかなか可愛いでしょう。
ところが、夫は私が作ったピンクのレースの部分よりも、下に敷いてある紙のレース模様のほうが気になったようで、なんてこった。
2 件のコメント:
お母様もタディング・レースをこのシャトル
で作っていいらしたのかしらね。
いつだったかファミレスでバックから出して
編んでいるおばあ様がいらして、あとから調べたら
タディング・レースとわかり、いつかやってみたいと
思っていました。難しいのでね。
カンカン、このシャトルは古いものなので、現在のものとは素材や大きさが少し違っています。今のモノのほうが使い勝手がよいようです。
道具はあるのですが、母が作ったと思われる作品がまるで残っていないので、母も自分でやっていたかどうかは分かりません。
タティングレースは慣れればよいのかもしれませんが、右手と左手の使い方が難しいのよ。言葉ではうまく説明できないけれど。
おまけに目が細かいので、間違えたときにほどくのがすごく大変。
私にはハードルの高い手芸でした。
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