だいぶ前のことになりますが、渋谷のヒカリエの「静岡県の観光をデザインの視点からみる」▼という展示会に行きました。
英語のタイトルは”a design travel SHIZUOKA EXHIBITION”というものでした。
ここはヒカリエ8階の「d47 MUSEUM」というスペースで、日本の47県の紹介をするところのようです。
ギャラリーのようでもあり、カフェのようでもあり、ちょっと不思議な空間でした。
この展示会は今月末まで開催しているので、ちょっとご紹介してみます。
静岡県というのは日本のほぼ中央に位置する県ですが、海あり、山あり、温泉あり、城下町あり、港町あり、気候は温暖で、そしてなんといっても富士山のある地域です。
実は私の母方の両親は静岡県の生まれで、子供の時は、静岡に住む遠い親戚からミカンをよく送ってもらっていた思い出があります。
祖父は13歳の時、単身で上京して丁稚奉公を勤め、そして自分で商売を始めた人でした。
それで静岡の親戚は、この祖父をたよって、何人もの人が上京してきたそうです。
また、祖母は割烹料亭の家に生まれ、明治の人にしては珍しくすらりと背が高く、とても美しい人でした。
とにかく、静岡の親戚の人はとても人数が多くて、きょうだいはそれぞれ10人以上いたのではないでしょうか。
子どもの私は、法事の時など、たくさんの静岡の人と会いしましたが、誰が誰だか分からないまま、大きくなりました。
それで私は「静岡」と聞くと、静岡の親戚のことを思い出してしまうのです。
話がそれましたが、この展示スペースにはいろいろなものが展示されていました。
これは化石と、ウナギの標本だったかしら。
なんだか珍しいものでした。
なんと有名な工芸家の芹沢圭介も静岡の人だそうです。
静岡市には彼の美術館もあるそうです。
静岡といいえば楽器メーカーがたくさんあることでも有名ですね。
私も3月に浜松に行った時▼に、「ここは音楽の町だ」実感しました。
おいしそうな静岡の地酒もたくさん並んでいましたよ。
こちらは「三養荘」▼という伊豆にある有名な旅館の食卓風景でした。
鎌倉時代からある温泉の旅館だそうです。
いちどはこういう格式のあるところに泊まってみたいですね。
普通の観光物産展だと、お土産がずらりと並んでいるのですが、ここは一風変わったものが置いてあり、なかなか刺激的でした。
またこのスペースの隣にある「d47食堂」」では「静岡定食」というのが食べられます。
しらすと桜エビの釜揚げ丼、ワサビ漬けなどの定食でしたが、おいしそうでした。
旅行は、なかなかすぐに行けませんが、こうやって地方のものを眺めているだけでも、旅行に行った気分になれるのは、嬉しいですね。
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