少し前のことになりますが、中村獅童さんと初音ミクが共演する「超歌舞伎2022」を見てきました。
古典とテクノロジーの融合、が売りの歌舞伎です。
お芝居の前に、まずは「超歌舞伎のみかた」という解説のような寸劇がありました。初心者向けの内容でしたが、漫才のようなテンポでうまく説明していました。ただし、時間が長すぎましたね。
その後に舞踊があり、初音ミクは出雲のお国(ミスタッチではありません)の役をしていました。おくには、歌舞伎の元祖ですね。
そして休憩の後は「永遠花誉功(とわのはなまれのいさおし)」というお芝居でした。大化の改新の頃のお話です。
このお話に登場したのが、獅童さんの4歳になる長男、小川陽喜くん。声もしっかりしていたし、とても立派な舞台姿でした。
ここまではだいたい想像できた内容でしたが、お芝居の後の獅童さんの口上がすごく砕けていました。
というのもこの超歌舞伎の売り物は、音声(掛け声)付きのペンライトなのですが、ライトから「◯◯屋〜」とか「▲▲屋〜」という音声が出てくるので、すごく賑やかで、そして14色のライトが点くのですごくカラフルでした。
そして最後はここはどこかのクラブかと思うほどの風景が広がりました。
お客さんはライト片手に立ち上がり、この時から写真は取り放題ということになったので、みんなスマホで写真をパチパチ。
いやはやなんというか、獅童さんの心意気が伝わってきましたね。お客さんを楽しませようという気持ちが素晴らしかったです。
ただしあまりに長時間フィナーレが続いたので、私は最後まで付き合いきれずに、途中で退席してしまいましたが。
コロナ禍にあって、舞台関係者の皆さんのご苦労が伝わってきました。
初音ミクを開発したスタッフの皆さん、巨大な道具を作り上げた裏方の皆さん、お疲れさまでした。
ただ、こういう歌舞伎は一回見れば良いかな、とも思いました。
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この日の装い。
ちょっと涼しくなりましたが、雨模様だったので、夏着物は止めて、普通の洗える着物にしました。
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