2008年2月2日土曜日
帰り花
あっという間に2月になってしまったけれど、私は2月は好きです。
一番好きなことは、お日様が長くなること。
もうちょっとすれば、春なんだな~と思えるのがいいのです。
寒さだって、ぴりりとしていて気持ちいいじゃない?
そんなノー天気ママなんだけど、ここ2・3日はちょっとした人生の危機があって、なんだかジェットコースターに乗っているように時間が流れてしまい、気がつけばもう2月も2日目になってしまっていました。
うーん、本当に「二月は逃げる」月なのね。
さて、傍目には大変な環境にいたんだけれど、そこは元来は好奇心一杯のお気楽ママ。
昨夜は知人が出演している劇団青年座の舞台を見に行ったのでした。
どうしても見たかったの。
「帰り花」という舞台で吉田松陰とその弟子たちのことを描いたもの。
でもいわゆるお固い舞台ではなくて、ジャズあり、タップダンスあり、殺陣あり、ミュージカルありという、なんというか、歴史をお祭りのように表現した舞台でした。
主人公の吉田松陰は宝塚出身の大浦みずきさん。
元花組のトップスター。
さすがでしたよ。
歌も抜群に上手だし、身体の動きに切れがあるのよ。
体脂肪なんて10%を切るんじゃないか、と思えるくらいスリムなの。
女の子があこがれるのも分かるわ!
私の知人は伊藤博文役をしていました。
小柄な身体をフル回転して、とにかくパワフルに舞台を駆け回っていました。
すごいな~。
殺陣も本格的で、ずいぶん練習をしたんだろうなと思います。
そうなんだよね、伊藤博文だって、総理大臣になる前は、こんなふうにちゃんばらをしていたのかも。
彼女のおかげかもしれませんが、私の座席は舞台のかぶりつき。
ほんの1メートルくらい前のところで、総髪の男たちががんがんやっているのよ。
汗もばっちり見えるし・・・・。
この時代のことって、歴史の教科書では
「吉田松陰=松下村塾」とか「尊皇攘夷」とか
「ペリー=黒船」とか
「高杉晋作=奇兵隊」とか
単語として覚えることが多いでしょ。
それで日本史の点数は上がるのだけど、でも歴史ってそういうものじゃないのよね。
だいいち、吉田松陰ってもっとおじさんだと思っていたら、29歳で亡くなっているのよ!
若かったんだね~。
今になっては「近代日本史」としてまとめてしまわれるのだけど、本当はそこには愛もあるだろうし、努力もあるだろうし、運もあるだろうし、でたらめもあったかもしれない。
でも何年かたってしまうと、それが「歴史」となると、覚えるだけの面白くもない内容になってしまうのよね。でも本当はそこには私たちと同じように笑ったり怒ったり悩んだりした人間がいたのよね。
こういう面白い舞台をもっと若いときに見ていたら、と思いましたね。
それにしても3時間以上の長丁場、あんなにたくさんのセリフを覚え、身体で表現する役者さんって、ホントにすごいなと思います。
楽しいひとときを与えてくれたみなさん、ありがとう。
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3 件のコメント:
毎日夕方の、だいたい決まった時間に犬の散歩に行っているから、少しずつ日が長くなってきているのが、実感できます。
私も、暑いのより、冬のピリッとした寒さのほうが好きかな。肉の薄いわりには(笑)
旅行、展覧会、能科学の勉強、観劇……行動力旺盛ですよね。人との出会いも含め、いろんなことに触れ楽しんでいる気がします。刺激されますね。
今朝のノルディックウォーキングでね。としちゃんのお話が出たのです。東京からお店に来て下さったのね、良かったねって。
そうとってもパワフルでスッゴク素敵な人!
って私が紹介したらさとさんよりパワフルなの~って(笑)
もう何歩も何歩も前を行ってます、としちゃん。
すごくいい刺激をいっぱい頂いてます!
このブログにお邪魔できて嬉しいわ。お花の名前と一緒で中々頭の中に残ってくれないんだけどね。(笑)
マサさんは毎日、犬の散歩をするのね。だからスマートなのかしら?
「いろんなことに触れ楽しんでいる」というと聞こえは良いけれど、いきあたりばったりというか、芯が通っていないというか、いつまでたってもぐらぐらしているんです。
さとさんみたいにパワフルじゃないですよ。
第一、私はスキーは子供のときにしただけで、今じゃ、怖くて滑れませんもの。スピードについていけないと思いますよ。
けっこう怖がりなんです。この年になって、ジェットコースターとか、お金を出してまで、怖い思いはしたくないの。
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