今日は新橋演舞場にお出かけしてきました。
いつもはここで歌舞伎を見るのですが、今月はなんと藤山直美と前川清のお芝居だったんです。
こういう商業劇というのは見たことがないので、どうしようかと思っていたんですけれど、まぁ招待券があるので行ってみました。
劇場はやはりいつもの歌舞伎の雰囲気と違いましたね。着物着用率がすごく低くて、私以外には一人くらいしかいませんでした。大型観光バスでやってくるおばちゃんたちが多くて、華やかというよりも賑やかでしたね。
二部構成になっていて最初はお芝居。
戦後すぐの大阪が舞台で、藤山直美は落ち目の歌手・椿リン子役。前川清は男やもめのサエナイおっさん役。この二人が最後はハッピーエンドになるのですけれど、人情喜劇というのかしら、ほろりとさせたり笑わせたり、さすが藤山寛美の娘でうまいわ。
私が注目していたのはお芝居よりも、登場する女性たちの着物の衣装。銘仙や派手な色の帯や割烹着姿などでした。着物を着て、ミュージカルのようにダンスをするんですよ。直美さんもあの体形ですけれど、着物姿はとても素敵な着こなしでした。椿の柄の帯など、参考になりますね。
後半は前川清の歌謡ショーといった感じで、真っ白なスーツやラメ入りのスーツを着て何曲も歌っていました。
すごいなと思ったのは客席のおばちゃんたち。前川清と握手をするために舞台に近寄り、握手をするために行列しているの。あれには驚いたわ。氷川きよしのような若い男性ならいざ知らず、前川清はもうかなりおじいさんの部類に入るのでしょうけれど、おばちゃんたちは必死でしたね。
藤山直美はぬいぐるみの衣装を着たり、ドレスに着替えたりとお客さんを楽しませてくれました。
さて今日の装い。
夕方から雨が降るとの予想だったので、濡れてもいいようにウールにしちゃいました。
歌舞伎を見るならもう少しお洒落したかったのだけれど、喜劇ならいいか、と。
ブルーの半襟(手ぬぐいです)を使いたかったので、帯もブルーにしました。
半襟は菊の柄で、12月では遅いのだけれど、気に入っているのです。
こちらはワンコインの羽織。
同じマンションの人に「あら、すてきな羽織ね」と声をかけられちゃったのですけれど、まさかワンコインだとも言えずに、はぁ、とお返事しておきました。
そうそう、こんなふうに着物の写真を撮っているのは、その時の着物や帯の組み合わせを忘れないようにするためなんです。
今日は喜劇観賞だったのであまり気負わないで手抜きで着てしまったので、なんだか一日落ち着きませんでした。やはり気を入れないとだめね。
4 件のコメント:
こんにちは
「清&直美」の看板を見て びっくり。
大阪の松竹座にも掲げてあり、来年予定のブログ(SityDesign心斎橋)に登場するんですよ。 ジイはいつもの様に 外からさらりと写すだけですけどね。^^
来週は 寒さがきびしくなりそうなので、お体には気をつけてくださいね。♪
まぁ、来年のブログのスケジュールまで決まっているんですか! 用意がいいですね。
清さんと直美さんは全国あちこちで興業してきたそうですが、大阪は本場ですものね。
舞台が戦後の大阪のガード下だったのですが、ハッセルさんならどこが舞台になっているのか分かったかもしれませんね。
大阪の劇は初めて見ましたが元気がいいですね。
楽しくて元気が出そうなお芝居ですね。
ちなみに昔から私前川清ファンでーす~
(歌ですよ)
実際ディナーショーで聞きましたがマイクをドーンと離して歌ってたのよね。
ビックリしました(笑)
お笑いショーに行ってみたいな。
ストレス解消するでしょうねぇ~
さとさん、私も前川清の歌は好きでしたね。今回も「東京砂漠」とか「そして神戸」(でしたっけ?)とか昔のヒット曲をたくさん歌っていましたよ。でもすごく痩せて貧相になりました。それでお芝居の方の男やもめの役がぴったりでした。
あの人と藤圭子が夫婦だったなんてこと、今の若い子は知らないでしょうね。
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