三味線のお稽古で「岸の柳」という名前の長唄がようやく一曲終わりました。
この曲を初めて教えていただいたのは、5月1日だったので、なんともう7ヶ月も同じ曲を習っていたわけです。長唄というだけあって、通して弾くと15分くらいの長さがあるのかしら。その曲を少しずつ少しずつお稽古してきました。
お稽古の終わりの雑談の時、先生が「今はテープに吹き込んで覚えるけれど、昔はテープがなかったので、その時に必死になって覚えたものよ。お稽古の帰り道には歌いながら歩いていたのよ」とおっしゃいました。
私はテープではなくて、ICレコーダーに入れているのですけれど、録音しておけば、後でも聞けるので便利なのですけれど、その代わり、なかなかすぐには覚えられません。
長唄を発表するときには、楽譜は見ないのが正式なので、昔のようなやり方の方が暗譜はできたでしょうね。
いろいろな機械が発達して便利になればなるほど、人間は怠惰になっていくものですね。
「岸の柳」は、これからまた数回はおさらいをします。
最近あちこちのブログでよく見かけるヤツデの花。
なんだか雪の結晶のようね。
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