姪に私の着物を着せてあげたのだけれど、いかんせん、サイズがあまりに違いすぎるので、胸ははだけてしまうし、裾も乱れてしまう。
姪がどうしても自分の着物を欲しそうなので、新宿にあるリサイクル着物屋さんに連れて行きました。
お店の人に、「この子のサイズに合うようなもので、安いのを探していただけるかしら」と頼みました。
Lサイズの着物をあれこれ選んでくれましたが、どうもイマイチでした。
するとそこの女主人が、
「外人さんが着るのなら、いいこと思いついたわ!」と言って出してくれたのが、なんと黒の留袖でした。
ちょうどこんな感じの留袖でした。
裾にはオレンジ色の見事な模様が入っています。紋付なのだけれど、そんなこと気になりません。だって3000円だったのですから。
「外人さんが着るときには、襟をがばっと広げて、その下にネックレスをジャラジャラするといいのよ」というアドバイスももらいました。
帯はピンクっぽい金の帯にして、それを大きな蝶結びにして、帯締めも横に垂らしてみました。
足元はハイヒールでも構わないとか。なるほどね。
大柄な姪によく似合いました。よいお土産になりましたね。
「これを着ていけば、パーティで一番になるわよ」とお店の人も、嬉しそうにしていました。
一緒についてきた妹も他の二人の姪も、「すごくきれい」の連発でした。
こうやって日本の着物が海外に渡るのも楽しいものだわ。
こちらはその時に私が買った1000円のウール着物。
黒にオレンジのクロスステッチの模様がついています。
私の三味線の先生がこれに似た着物を着ていて、とても素敵なので真似してみました。
帯は京都の女医さんからいただいたもの。帯締めもオレンジでまとめてみました。
姪のパーティー着物、そして私の普段着。
どちらも気に入りました。
4 件のコメント:
ほぉ~、黒留袖ですか。
私の中では、「黒留袖は親族の結婚式に着るもの」という固定観念があるので、ちょっとビックリですが、なるほど、海外のパーティーにはピッタリーかも。
ゴージャスで、シックにして華やか。周りの目を惹きつけることでしょう~。
としちゃんの着物も、さりげなくお洒落です。ウールの着物は、温かいでしょ。
マサさん、そうなの、「この黒い着物はファミリーのウェディング・セレモニーのときに着るものなのよ」と教えましたが、それ以上にぴかぴかの裾模様が気に入ったようで興奮していましたね。
うちの娘は着物には見向きもしませんが、海外の娘が着てくれるので嬉しいわ。
ウールは暖かくていいですね。今日は普通の小紋を着ましたが、足元がスースーしましたよ。
黒留袖をそういう風に着こなせるのはやはり外人さんですね。
浴衣で襟を大きくあけた人を祇園祭で見かけたけど古い京都では通用しませんんね。
ミスユニバースの衣装も確か話題になりましたよね、結局裾を長くしたのかな?
京都では厳しいけど海外のパーティーなどでは面白いでしょうね。
としちゃんの着物と帯、凄くあってるね。
さとさん、最初は花模様の着物などを選んでいただいたのですけれど、姪の体形の方が目立ってしまってしっくりこなかったのです。でも黒留袖だとばっちりでした。堂々としていてパーティーにはぴったりだと思いました。
私のウールもいいでしょ。とても暖かくて楽ちんですよ。ホントは私が黒留袖を着なきゃいけないんですけどね。
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