うちのご近所の神社では、毎月第二日曜日に「てんこもり」という名前の骨董市が開かれています。
和食器、洋食器、何に使うのか分からない不思議な品物が所狭しと神社の境内で売られています。
買わなくても見ているだけで楽しい市なのですが、私の狙いはもちろん着物。
今年最後の骨董市だというので、売り手のほうも気合が入っていて、「うん、今日はいいモノを持ってきたよー」とおじさんが声をかけてくれました。
ワンコインの着物も置いてありましたけれど、シミがついていたり、裏地がきれいでなかったりしたので、今回はもう少しプラスしてもいいかなと思って探してみました。
こういう買い物って、本当に出逢いなんですよね。探していたモノがなくても、意外と素敵なモノに出逢えることがあるのです。
今日もそんなパターンでした。
私が探していたのは、無地っぽいおとなし目の着物だったのですが、「あっ、これがいい」と思ったのはまるで正反対の大胆な柄の着物でした。
竹の絵のようです。
こんな大柄のもの、洋服では絶対に着られないですよね。
お店のおじさんは「これは銘仙で、昔のだから袖の形も違うけれど、裏もきれいだよ」と言うので裏を見たらお雛様もびっくりの真っ赤な緋色の裏地が付いていました。
黒地のようですけれど、真っ黒ではなく、見方によって紫に見えたり、焦げ茶に見えたり・・・・。
丈が145センチくらいしかなかったので、ちょっと短いのですけれど、気に入りました。
さっそく家に戻り、着替えてみたら、すごく着易いの。しゃきっとしているのに、しんなりしているのです。
わぁ、買ってよかったわ!
でも帯はどうしましょう?
赤では子どもっぽいし、黄色では帯だけ浮いてしまうし・・・・。
というので、京都の女医さんからいただいた黒にピンクやグレイが混じった幾何学模様の帯を締めてみましたが、どうかしら?
なんだか昭和の香りがしてきたでしょ。
というので、この着物を着て、大正から昭和の香りのするある方のおうちまでお出かけしてきました。
さて、どこでしょうね?
答えはまたね。
2 件のコメント:
買い物上手に感心します(笑)
大胆な柄が小柄なとしちゃんによく似合うのね♪
帯もすてきじゃない!
銘仙て着やすいのかしら?
先日祇園で昔の着物ばかり売ってるところがありのぞいてみたけど面白い。
しかし結構な値段がついてました(苦笑)
さとさん、誉めていただいてありがとうございます。着物と帯の組み合わせって自信がないんですよね。でも誰かの本で、着物よりも帯を高級なものにしたほうがいいと書いてあったので、安もの着物にはこの帯でもいいかなと思いました。
祇園の着物だとそれは高いでしょうね。でも昔のは本当にサイズが小さくて、今の若い人は絶対に合わないと思うわ。私は古着を着られるので小さくて良かったと思いますよ。
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