2013年2月14日木曜日

日本民芸館

先週のことになりますが、着物仲間のUさんからお誘いがあって、「日本民藝館」▼に行ってみることにしました。


民芸館は駒場東大駅から数分歩いた住宅街にありました。

立派な建物ですね。

梅の花はまだ固い蕾でした。


お向かいにはお蔵がありました。
ドーンと立派です。

 
ここは戦前、思想家の柳宗悦が中心となって開設されました。
初代館長は柳宗悦、二代目は陶芸家の濱田庄司、三代目は宗悦の長男の柳宗理と続いているそうです。

陶磁器、染織物、絵画など独自の視点で集められた作品が17,000点ほど収蔵されています。

この日の展示は、「日本の漆」▼でした。


漆というと高級なイメージがありますが、こちらの漆は実際に使われていたお椀やお盆、道具箱などの実用品が多かったですね。
時代も室町時代、桃山時代、江戸時代のもの、そして琉球王朝のものやアイヌのものも置いてありました。


こんなにいろいろな種類がありました。
螺鈿細工のある美しいものから、シンプルなものまでいろいろ。

 
漆は日本、中国、韓国、東南アジアに分布する漆の木からとれる樹液で、天然の塗料として古くから用いられたそうです。
とくに江戸時代になると、漆に金粉や銀粉を用いた蒔絵が発達しました。
 
今回の展示には、素朴で温かい感じの品が多かったですね。

民芸館ならではの選択なのでしょう。

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展示会の後は小腹がすいたので、近くのカフェに入って、こんな大きなシナモン・トーストを半分ずついただきました。

そうそう、Uさんの帯は、前に中村さんの展示会で買った北欧風の柄の帯です。
シックでそれでいて遊び心のある帯ですね。


私が締めていた帯は、この日の展示品と色がそっくりでした。


黒にオレンジ。
柄も似ていますね。

うたどんさんからの頂き物の帯です。

白っぽい着物に合わせて締めてみたのですが、作品と帯が同じ風合いになって、期せずして嬉しくなりました。





2 件のコメント:

maryhitsuji さんのコメント...

同じものを見ても、人によって目の付け所が違って新鮮に感じたり、良くまとまったコメントに感心したりもします。
私の帯は写真で見ると地味な印象になるのですね、帯揚げも今回は綺麗に仕上がっているのが確認できて嬉しいです。(Uより)

としちゃん さんのコメント...

maryhitsujiさん

そうそう、帯揚げがとてもきれいですね。
私はいつも真ん中がぴょこんと出てしまうのですが。
民藝館は独特の視点で収集したような品がありましたね。
お誘いいただきましてありがとうございました。