その道をもう少し歩いて、「志村ふくみ展」▼を見学しました。
(展示会場は撮影禁止でしたので、写真は絵葉書やチラシを載せました。)
志村ふくみさんはいわずとしれた人間国宝。
草木染のオーソリティーです。
ファンもたくさんいらっしゃり、遠くから足を運んだ方も多くいらっしゃいました。
今回は、志村さんの作品を本にされた方が主催されていたようです。
玉ねぎや桜などで染色したいろいろな色がありましたが、私がきれいだと思ったのは、「あかね」でした。
あかねは「茜」と書きますが、本来は「赤い根っこ」という意味だとスタッフの方から教えてもらいました。
端切れで作ったパッチワークも飾ってありました。
うまく組み合わせていて、素敵でした。
2階では機織りの体験もできましたが、行列していたので諦めました。
その後で、お隣に「東三季」▼という呉服屋さんがあったので、ふらりと寄ってみました。
一戸建てのしっとりとしたおうちをお店として使用しているところでした。
来年の干支の羊の風呂敷や、グラデーションが美しい反物などを見せていただきました。
とても素敵な織の帯を見つけてしまいました。
箔が織り込まれているようで、見る角度によって色が違って見えます。
どんな着物にもマッチしそうなシンプルな帯でした。
安いものではなかったのですが、志村ふくみさんの作品のお値段を見た後なので、それよりはお買い得と思い、注文してしまいました。
クリスマス前にはできあがるそうで、楽しみです。
ちなみにこちらは、この日締めていた帯です。
京都の「シカゴ」▼という、洋服と和服の両方のリサイクル品を扱っているお店で1000円で買ったもの。
まだ着物のことはあまり分からない時に買ったのですが、お腹にも背中にも苦手な鶴がいます。
具象模様は季節を選ぶのであまり好きではないのですが、色が気に入って締めている帯です。
お買い物の後は、おいしいお抹茶をいただきました。
お菓子は懐かしい金平糖。
スタッフの方のお話によると、ここでは和裁講座やお茶のお教室も開かれているそうです。
2 件のコメント:
志村ふくみは何十年も前から好きな作家です。残念、もう終わっているのね。
それを見た後なら、どんな帯でも買える気が
するんじゃない? 感覚がマヒしそうで怖いです。和服って。
カンカンは織をしていたから、志村ふくみさんにも興味があるでしょうね。
全国からファンが来ていましたよ。
私は高くても安くても自分で納得したものを買うようにしています。
いくら高くても、自分の趣味と違えば、装う気にはなれませんものね。
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