1回目▼に引き続き、今回も長すぎる帯を短くしてきました。
今回は、2本持参しました。
1本目は、手先は全体の長さはちょうど良いのに、たれの部分がものすごく長くて、使いにくい名古屋帯でした。
私はたれの方を短くするのかと思っていたのですが、先生は帯をご覧になり、
「これは手先に近いほうを綴じ合わせてみましょう」という提案をされました。
「そして、その後に手先を内側に縫い込めばよいでしょう」ということでした。
この写真の、上部をまず綴じ合わせることにしました。
教えていただいたように、手先のたれに近い部分を数センチ縫い合わせました。
この時は2枚の布を、それぞれ内側から糸を入れて、外側に出す、という縫い方で綴じました。
その後で、手先をちょいとほどいて、内側に入れこみ、そこは千鳥掛けにすることになりました。
千鳥掛けはイマイチのできでしたが、他人に見せるところではないので、まぁいいか。
ほんのちょっとの手間で、帯が短くなりました。
その時、先生から「お腹の前の模様から背中のたれの模様までは、90センチから100センチがちょうどよい」とのポイントを教えていただきました。
そうすると、お腹と背中の両方にちょうどよい模様が出るとのことです。
2本目は、緑色の袋帯のお直しをしました。
これは去年の暮れに川越で買ってまだ使用していない帯▼ですが、たれと手先の先の方に無地(深緑色)の布がついていたのですが、それを見せない方がおしゃれになる、とお店の方からアドバイスをいただいた帯でした。
それで長い帯を裏返して、無地の部分を見えなくするような作業をしました。
中から手を入れると、ヘビのようにくにゃくにゃしていますね。
これもそれほど時間がかからずに終了しました。
先生の手ほどきにより、全部が模様になった袋帯です。
早く締めてみたいわ。
この日の参加者は、知人から譲られたという50万円くらいの高級な大島紬を仕立て直している方、袷着物の裄だしと袖の長さを長く直している方がいらっしゃいました。
みんなでおしゃべりしながら和やかに過ごしました。
ちなみにこちらの五箇やさんのHP▼に、私の姿も恥ずかしながら登場しています。
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お教室の皆さんのお姿をちょっとご紹介。
まずは先生です。
お母様から譲られたという紬と、シックな帯でした。
お嬢様の卒業式用に袷を直していた方のお姿。
刺繍が見事なレトロな帯でした。
飛び入りでいらっしゃったおばあちゃまのお姿。
黄八丈の着物と、昔の細帯に黒の布を付け足した素敵な帯。
半襟もとても可愛らしく、きれいな白髪とマッチしていました。
本当に皆様、それぞれに自分なりのおしゃれを楽しんでいらっしゃいました。
お仕着せではないところが素敵でした。
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この日の装い。
とても暖かい日で、3月並みの気温だというので、伊勢木綿の着物にしました。
お腹の部分がとても長くてごわごわしていたのですが、着物リメイクの弥弥さん▼に直していただいたので、とても着やすくなりました。
帯はシクラメン?
実はこの帯はお腹の模様とお太鼓の模様が近すぎて、柄出しがうまくいかない帯です。
それでお太鼓のお花がきれいに出ません。
二部式に作り直そうかと、考え中。
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