この料理教室は単発で行われていて、またお値段もリーズナブル、設備も整っているので、これまでにも何回も行っています。
講義の中では東京ガスの製品のPRもあるのですが、毎日お世話になっている会社なので、特に押しつけがましく感じることもなく、楽しく学ばせてもらっています。
今回は和食が世界遺産に登録されたことを記念して、「小豆」を料理するというテーマでした。
メニューは、あん作り、抹茶入りどら焼きと、豆乳入りお汁粉でした。
私は今は小豆が大好きですが、子供のころはあのブツブツ感が苦手で、お赤飯などでもいつも豆は残していたものです。それでもいつの間にか、豆が好きになってしまいました。
今回の料理教室では、小豆の選び方、洗い方、煮方、味付けの仕方などを学び、おいしいアンコを作ることができました。
たくさんできたので、お持ち帰りの分もありました。
私が自分で焼いたどら焼き。
いびつです!
こちらは先生のデモンストレーション用のできあがり。
さすがにきれいに丸く焼けていますね。
この料理教室は、近くに住むベテラン主婦やヤンママが参加することが多いのですが、どういうわけか、私たちのグループには19歳の女の子も参加していました。
心理学を学んでいるという大学生でしたが、若々しいこと。
そういえば、私も今から40数年前のこと、まだ花の女子大生だったころのことです。
当時、大学の近くに東京ガス料理教室があり、私もそこに参加していたことがありました。
それというのも、私は卒業と同時に結婚することになっていて、まぁ、花嫁修業のような感じでした。
その当時は、まだあまり有名になっていなかった周富徳さんや陳先生、土井先生など、NHKの料理番組に出演されていた講師が数多くいらっしゃったことを覚えています。
そして一番の思い出は、十朱幸代さんとお会いしたことです。
当時、十朱さんは東京ガスのコマーシャルに出ていて、「お米が立っています」というキャッチフレーズで人気がありました。
十朱さんはNHKの番組「バス通り裏」で人気が出た女優さんでした。
はっきりしたことは覚えていないのですが、日本橋三越かどこかのデパートで東京ガスのデモンストレーションがあるというので、料理教室に通っていた私は、助手のアルバイトをすることになったのです。
ちらしを配るとか、片付けをするとかいうバイトだったと思うのですが、何も覚えていません。
ただ覚えているのは、十朱さんがとてもお美しく、こんなにきれいな人がいるものかと思ったことは、今でも鮮明に記憶に残っています。
当時の女優さんは今のように素顔をさらすことはあまりなかったと思うのですが、とにかくきれいな方だったという印象でした。
そんな東京ガス料理教室の懐かしい思い出をかみしめて、甘いお汁粉をいただいたのでした。
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