新宿駅西口には電鉄系のデパートが2つあります。
一つは京王電鉄が経営している京王デパート。
もう一つは小田急電鉄が経営している小田急デパートです。
先日、雑用をこなすために、2つのデパートに行ってきました。
初めは小田急デパート。
ここでリサイクル着物展があったのですが、今回は着物や帯には目をつむり、草履の修理をしてもらいに出かけました。
こちらの「草履の鼻緒すげ」イベントです。
昔なら、草履屋さんはご近所のあちこちにありましたが、今ではほとんど見かけることもなく、修理をするときは買ったものなら買った店、そうでない時には浅草まで行くことが多いのですが、今回小田急デパートに問い合わせたところ、修理だけでもOKというので、鼻緒が緩くなった草履を持参しました。
この前、他のデパートでも尋ねたのですが、そこは「買ったものでないとダメ」と言われてしまいましたので、だめもとで尋ねたのですが、こちらのイベントでは他店で買った草履でもやって下さるというお返事で嬉しかったですね。
鼻緒をきつくしていただいて、履きやすくなりました。
足のサイズを伝えただけで、びしっと決まるのはさすがですね。
手間賃は540円でした。
今回の職人さんはいつもは東口にある伊勢丹にいらっしゃるそうなので、今度、直していただくときには伊勢丹まで行くことにしましょう。
鼻緒は自分で直せればそれが一番良いのでしょうが、ぶきっちょの私には難しそうです。
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その後は、京王デパートにポイントカードの再発行をしてもらいに行きました。
カードを無くしてしまったのでちょっと恥ずかしかったのですが、親切な店員さんに対応していただき、助かりました。
ところで、私が手続きをしていたその時、隣のカウンターの椅子に座った70歳くらいのおばさんの怖かったこと!
どうも、彼女が順番待ちをしていたのに、係りの人がはっきりした声で呼びかけなかったとかで、カンカンになって店員さんを怒鳴り散らしていました。
「このデパートではいったいどんな教育をいているんだ!」
「もっと大声で言わないと、聞こえないじゃないか!」
「まったく客をなんと思っているんだか!」
と、さんざん言いたい放題でした。
あまりにすごい剣幕なので、私まで怒られているようになってしまいました。
対応したのは、とても若い女の子で、震えているようでした。
きっとこのおばさんが帰ったら、裏で泣き出してしまうような青い顔になっていました。
老人の癇癪持ちが増えているようですが、どうして、あそこまで人を罵倒することができるのでしょうね。
本人こそ、もたもたしていて、お財布からお金を出す時にも長時間かかって、カードやら何やらまき散らして、周りに迷惑をかけていました。
そういうことは棚に上げておいて、店員さんばかりを責めるのは見苦しかったですね。
(こちらの写真は「ゆんフリー写真素材集」▼からいただきました。)
ああいうおばさんにはなりたくないと、つくづく思ったのでした。
新宿のデパートで、現代の世相を垣間見たようでした。
2 件のコメント:
かつて調布銀座に履き物屋さんがありましたよね。一度、鼻緒を直してもらったことがあります。母も利用していたようですが、いつの間にかなくなってしまいましたね。
呉服屋さんも、串焼き屋になってしまいました。
おじいさんが店員にキレているのは見かけたことがありますが、おばあさんはあまりないですよね。
でも、そうでもないのかなぁ~。みっともないですよね。
私は、品のいいおばあさんを目指します(笑)
マサさん、そうなの、地元のお店がどんどんチェーン店になっていきますね。悲しいことです。
小鳥屋さんの隣にある小さな呉服屋さんも、そのうち消えてしまいそうですね。
私も横暴なおじいさんには時々お目にかかりますが、このおばあさん、すごかったわ。
ある人に言わせると認知症の始まりではないかと。
周りが見えていない人は困りますね。
マサさんは、優しいから大丈夫よ。
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