拠点は「ギャラリーゆう」▼という古い一戸建てのおうちです。
ここでお茶とお菓子をいただきながら、月に一回程度、ゆるゆるとした時間を皆様方と共有していますが、今回はお楽しみの「着物交換会」が開かれました。
参加者は25名ということでした。
私は自分にはちょっと大きめの着物や、使わなくなった半巾帯、帯締め、色の似合わない未使用の半襟、草履などを持参して参加しました。
会費を払い、こちらの飲み物とお菓子をいただきました。
2時になって交換会が開始されました。
絹着物のコーナー、ウールや木綿着物のコーナー、帯のコーナー、小物のコーナーなどと分けてありました。
その数、リサイクル着物屋さんも顔負けのほど、たくさん集まっていました。
ここには着物のベテランさんから、超初心者でまだ何も着物を持っていない、という方もいらっしゃいました。
それぞれが「この着物にはこの帯がいいわよ」とか「この素材は何かしら」などと気楽に相談できてよかったですね。
みなさん、熱心に選んでいらっしゃるところです。
私は目を付けていた銘仙を羽織ってみることにしました。
この着物を提供された方はすらりとした方なので、私の寸法に合うかと思いましたが、どんぴしゃでした。
「いちどこういう着物を着てみたかったのだけど、2回ほど着たので、もう着ないと思うの」ということで提供されたのでした。
ありがたく頂戴いたしました。
みなさん、自由に選べるとあって、大はしゃぎ。
特に関西からわざわざいらっしゃった方は、大きな荷物をお帰りになりましたが、とても満足そうでした。
私が持参した品も、知らないうちにどなたかにお嫁にいったようで、良かったわ。
私の一番の儲けものは、何といっても超高級そうな大島紬の反物でした。
これは洗い張りに出したもので、これから仕立てを待っているという状態のものでした。
小柄な方が提供されたそうで、私にはきっと良い寸法だと思いました。
とても素敵なものをいただけて、嬉しかったわ。
最後になって、残り物を片付けているときに、黒と赤の絣の着物が残っていて、どなたも引き取り手がないので試着してみたら、ぴったりでしたので、それも頂戴することにしました。
まだしつけが付いたままでしたよ。
押入れを空にしようと思って参加したのですが、それ以上に頂いてしまうことになりました。
でもとても楽しいひと時でした。
お世話していただいた部長のMさん、会場の「ギャラリーゆう」さん、本当にありがとうございました。
******
この日の装い。
きもの倶楽部に出かけるときは、いつもはできないような気楽なスタイルをしています。
この時は京都の弘法さんで買った帯締めを目立たせたくて、他の部分はシンプルにしてみました。
いただきものの結城紬と、MODERN KIMONOさんの茶系のタイシルクの帯です。
割と暖かい日でしたので、コートは着ないで、レトロな長羽織にしました。
これは世田谷ボロ市で300円で入手したもの。
黒い毛糸のモヘアの帽子をかぶっています。
会場では、このブログを読んで下さるという方にもお声掛けいただき、ちょっと恥ずかしくなったのでした。
2 件のコメント:
まぁ、超高級そうな大島紬ですか。やりましたね!袖を通すのが楽しみですね。
「着物交換会」とは、気の利いたというか、合理的な催しですね。取り合いになったりとかはしないの?
こういう機会があると、また着物が増えますね。
マサさん、大島紬は特別提供品だったそうです。でも他の人はあまり興味を持たなかったのか、私が頂いてきました。
交換会といっても、誰かと希望がダブってしまうとか、じゃんけんで決めたとかいうことはなかったですよ。
不思議とぴったり似合う人がいて、すんなりとその方のところへお嫁入りしたのでした。
これは良いシステムだと思いましたね。
コメントを投稿