2016年10月6日木曜日

日本橋三越から新橋へ

その日は、ちょうど「日本伝統工芸展」▼の最終日だと気づいて、慌てて日本橋三越まで出かけました。


お目当ては染織の部。
美しい着物をじっくりと眺めてきました。
さすがにきちんと伝統の技術を受け継いだ素晴らしい作品ばかりでした。

ただし、私の感想としては、自分が着る、着ないは別として、鑑賞用にはやはりきれいな友禅染の訪問着がいいなと思いました。
久留米絣や紬の作品もたくさんありましたが、眺めるだけならやはりきれいな色の着物がいいですね。

それとできたら手法(?)別に分けて展示していただきたい、とも思いました。
友禅なら友禅ばかり、久留米絣なら久留米絣だけが並べてある方が、素人には比較しやすいのです。
それは無理な注文かしら?


他には箱や花器などの工芸品に圧倒されました。
巨大なお皿や、何を入れるのか分からない箱などの陶芸品、漆の作品、竹などを使った作品、お人形さんもあり、作家さんたちの意気込みが伝わってくるようでした。

その後、新橋まで用事があったのですが、地下鉄で行くのももったいないので、三越、日本橋から京橋、銀座を通ってずっと歩いて行きました。
こちらは日本橋です。


途中、雨にも濡られましたが、それほど大雨ではなかったので、ゆっくりと歩いて行きました。

途中、リクルートのビルでこんな展覧会を見ました。
「158人の漱石」▼というイベントで、漱石没後100年を記念して、158人のイラストレーターが思い思いの漱石を描いたものです。


「夏目漱石」ばかりがずらりと並んでしました。
お札で有名なお馴染みの漱石の顔を描いたもの、漱石の作品をテーマにしたものなど、さまざまでしたが、どれもユニークで面白かったですよ。

(10月6日終了)

さて、新橋の目的地は「銀座ぽわる」▼さん。
先日も出かけたばかり▼でしたが、その時見つけた帯が気に入ったので、また出かけたのです。

そして再確認の上、黄色にいろいろな色の格子が描かれた木綿の名古屋帯をいただいてきました。
芯が入っていないので、楽ちんそう。

私の着物は頂きものが多く、昭和の着物なので、帯くらいは新しい感覚のものを締めたいと思っていたので、ちょうどぴったりでした。

帰宅後、着ていた着物はそのままに、買ったばかりの帯を締めてみました。


ふむふむ、いろいろな着物に合いそうです。
水色、赤紫、濃紺の着物にも合わせて遊んでみました。


着物の色が、コバルトブルーの線とぴったりですね。


こちらは、えんじ色とリンクしています。


これは藍色に黄色の模様なので、ばっちり。

色々な色が入っている帯は、組合せに便利かもしれませんね。
良いものが手に入って、ウキウキしてしまいました。

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この日の装い。

うたどんさんのお母様からのいただき物の大島です。
焦げ茶色というシブイ着物なので、ろっこやさんのモダンな帯を締めました。


帯留は、先生に手伝っていただきながら、なんとか自分で作ったビーズ編みです。

帯締めは上田城のお土産の真田紐▼

伝統工芸展にあるような作品ももちろん素敵ですが、私には普段使いの気楽な着物や帯の方が合っているようですね。



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