ある日、夫から急に、「9月25日が休みになった」という話がありました。
その日は月曜日なので、それなら日曜日とつなげて、どこかに行こうということになりました。
ところがあまり急な話だったし、特に行きたいところもなかったので、ネットで「クラブツーリズム」のスケジュールを調べて、「ミステリーツアー」というのに申し込むことにしました。
このツアーは、行先も宿泊地も不明で、分かっているのは「とある温泉に泊り」「とある城下町に行く」ということだけしか知らされていませんでした。
新宿を出発して、バスは快晴の関越道を走って行きました。
こちらのバスで行きました。
今回の参加者は、どういうわけかおじさんばかりのグループや、どこかのクラス会のような男女混合グループが多かったですね。
どこに行くのか分かりませんでしたが、ランチタイムに止まったのは、横川です。
ここは「峠の釜めし」で有名なところです。
ところが、お弁当は釜めしではなく、蒸し鶏と錦糸卵のお弁当が渡されてがっかり。
それでもお腹が空いていたので、いただきましたが。
その後、上田に到着。
「今年1月にオープンしたところ」に連れて行ってくれるということでしたが、それはNHKの大河ドラマ館のことでした。
ここは、町中が真田丸ブームに沸いていました。
至るところに六文銭の紋がついていました。
来年の1月15日まで開催されるそうです。
私は歴史小説や時代小説を読むのは好きなのですが、どうも大河ドラマには興味が湧きません。
ということでテレビの真田丸は見ていないのですが、地元ではそんなことを言ってはいけないような雰囲気でした。
館内は写真撮影禁止でしたが、唯一、この兜の場所だけが撮影OK。
「赤備え」というのだとか。
私も一緒に写してもらいましたが、顔が真っ赤に!
私はこちらの「真田紐」をお土産にしました。
もちろん、帯締めにするためです。
真田紐が真田丸と関係があるというのは知りませんでした。
2メートルで400円もしなかったので、お得なお土産でした。
お土産は、赤い鎧兜が目玉のようです。
下の写真はお土産屋さんで写したものですが、売り物のようで、値段も付いていましたよ。
誰が買うのでしょうね?
大河ドラマ館は適当に見て、その後は上田城址の方へ向かいました。
上田城は真田昌幸により天正11年(1583年)に築かれた城です。
関ヶ原の合戦の時、西軍についた真田氏は、このお城にこもって戦ったのだとか。
石垣が見事でした。
お城の本丸跡にある真田神社▼へ。
ここは、真田氏、仙石氏、松平氏という歴代の上田城主をお祀りしてある神社です。
お城と神社が混在しています。
なぜお城の中に神社があるかという疑問ですが、それは明治維新の廃藩置県により、上田藩も廃されます。
上田城は民間へ払い下げとなり、そして城跡は、急速に桑園・麦畑などに姿を変えていったのです。
そのような情勢の中で、旧上田藩士や旧領内有志により、旧藩主松平氏への報恩のため、上田城跡に神社を建立したいとの声が起こりました。
そこで城址の南半分の地が境内用地として寄附され、松平神社ができたのでした。
その後、本丸の残りの地も、上田城址公園として本丸全域が整備されることになったのです。
そして今では初代藩主の名前をとって、真田神社と呼ばれるようになりました。
真田神社にお参りする人たち。
神社の裏にある、真田家の井戸。
西櫓にて。
ここからは上田の町が良く見渡せました。
ものすごい良いお天気になり、雨傘が日傘となりました。
こちらで顔出しもしたかったのですが、行列ができていて、諦めました。
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この日の装い。
夫は私が着物で旅行するのを好まないのですが、バスは冷房がきついので、私はやはり着物にしました。あまり目立たない着物にしました。
気温が30度くらいになるという予報もあったので、旅行の定番の遠州木綿です。
帯は、たんすやさんのワゴンで1000円だったもの。
帯芯もなく、使いやすいものです。
(この項、続きます)
2 件のコメント:
としちゃん、ここには私も先月農協のバスツアーで母と行きました。
大河ドラマ館はドラマの宣伝のようで、内容的にはイマイチでしたよね。
お土産はいっぱい売っていて、母がやたらと買いたがるので止めるのに必死でした。みなさん、誰にあんなにお土産を買うのでしょうね。
上田は駅付近でも寂しい感じがしました。ドラマ館が終了したら、観光客も減るのでしょか。
マサさん、そうでしたね。
実はこの大河ドラマ館に入った時、どこかで見たことがあると思いましたが
それはマサさんのブログだったのですね!
来年の1月15日まで、稼ぎまくるのでしょうね。
それにしてもみんなお土産をどっさり買うし、お菓子もモリモリ食べるし
すごい意欲ですよね。負けそうです。
私はここで真田紐を買っただけでしたよ。
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