その時は東京国立博物館の方が、「辻が花」についての研究のお話をしてくださいました。
そして、今回はその辻が花を現代によみがえらせた久保田一竹美術館▼に、市のバスで見学してきました。
市役所の駐車場を朝9時に出発して、中央高速道路を通り、河口湖に向かいました。
途中、バスの車内から富士山が良く見えました。
久保田一竹美術館には、11頃に到着しました。
一竹美術館は河口湖の畔にあり、入り口はインドから運んできたという重厚な門でできていました。レリーフがとても素敵でした。
この門をくぐると、中は別世界でした。
美術館の全景は、スペインのガウディが作った建物のような感じでした。
辻が花が展示されている場所は、形はピラミッドのようでしたが、中に入ると太い木をたくさん使っていて、自然に囲まれているようで、とても趣きのあるところでした。
パンフレットの表紙には、一竹さんの特徴的なお花の絞りが使われていました。
ここから中に入ります。
写真がOKなのは、ここまで。
中に入ると、太い木を積み重ねた空間に、見事な絞り染めの着物が展示されていました。
生涯をかけて作ったという 富士山の絵の絞りには圧倒されました。
また宇宙を表した着物もありました。
何枚も重ねてあり、とても重そうで、実際に着る人はいないのでは、と思うほどでした。
着物というより、まさに芸術品でした。
内部は撮影禁止でした。
せめてお土産用の絵葉書でも販売してくれたら、と思いました。
建物の外へ出ると、見事なお庭が広がっていました。
竹林や紅葉、滝、苔むした岩などがうまく調和されていて、この風景を見るだけでも一見の価値がありそうです。
自然と芸術が一体化されているようでした。
滝から川が流れていました。
一竹さんがお母様を偲んで作ったという慈母普賢菩薩もありました。
菩薩は、苔むした洞窟の中に佇んでいました。
これもインドの仏師に彫ってもらった作品だそうです。
こちらは一竹さんのお墓でしょうか。
ホトトギスの花が可憐に咲いていました。
「蜻蛉玉ギャラリー」というところに行くと、富士山はもっとはっきりと見えるそうです。
来月になったら、お庭の紅葉が美しいことでしょう。
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この日の装い。
吉祥寺の着物屋さんで買ったリサイクル大島紬です。
帯はBerry工房さんのレース帯。
せっかく着物の美術館なのに、お客さんは私以外に着物姿の参加者がいなかったのは、残念でしたね。
(この項、続きます)
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