佐藤操さんという方の個展です。
とても素敵な様子だったので、私もちょっとお邪魔してみました。
会場は銀座のギャラリー向日葵▼でした。
入り口にバイオリンのポスターがありましたが、これは刺繍されたものです。
「響く想い」というタイトルがついていました。
会場の様子です。
右のテーブルにバイオリンが見えますが、これはご主人の愛用品です。
佐藤さんは、このバイオリンを見ながら刺繍をされたそうです。
ご主人は、この会場でバイオリンコンサートを開かれたそうです。
佐藤さんの作品は、季節感があふれていて、また色遣いが素敵でした。
お雛様や兜などの日本的な作品から、外国の風景など、さまざまな作品が展示されていました。
特にカットワーク刺繍というのでしょうか、細い網のようなもので絵柄と繋がっている作品が素晴らしかったですね。
作り方をお尋ねしたところ、これは小さなハサミで布を切り取るのだそうです。
とても神経を使う作業ですね。
こちらのようなハチの巣形は、とくに難しいので上級者向けだそうです。
デザインはどのようにして決めるのですかとお聞きすると、たとえばクリスマスローズを作ろうと思ったら、まずはクリスマスローズの鉢を買ってきて、じっと眺めてからデザインをするとのことでした。観察力が必要なのですね。
こちらは二部式の帯に薔薇の花を刺繍したもの。
今回は佐藤さんだけの個展でしたが、来年は生徒さんたちの作品も並べる予定だとか。
バラエティー豊かな作品展になるでしょうね。
実は、私はこう見えても、私は中学や高校の頃は刺繍大好き少女で、ブラウスの胸元にはいつも自分で刺繍をしていたくらいです。
とはいえ、最近はまるでご無沙汰していますが。
また針と糸を持ってみたい気分になりました。
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この日の装い。
雨模様でしたので、東レシルック着物にしました。
これは着物を着るようになって、最初に仕立ててもらったものですが、私には寸法が大きすぎて着にくい着物です。
当時はマイサイズがよく分からなかったので、呉服屋さんの言われるままに作ってしまいましたが、なんとも惜しいですね。
帯はゆめこもんさんのご主人に案内された鎌倉の織物展▼で購入したものですが、これはマイサイズに短く仕立ててもらったので、締めやすい帯です。
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