2016年12月3日土曜日

「Tamani X’mas Market」 昔を思い出す

先日、市内でハンドメイドのアクセサリーや雑貨小物などを作っている若いお母さんたちのクリスマス展示会「Tamani X’mas Market」▼に行ってきました。

会場は閑静な住宅街の中の一軒家でした。
ここでパン教室を開いているhoney drop▼さんのおうちを解放してのイベントでした。
私は初めての訪問でしたが、玄関にきれいなクリスマスの飾りがしてあったので、すぐにわかりました。


幼児や小学生、中学生のお子さんを持つ若い母親グループのつながりで開かれたクリスマス向けの展示会でしたが、「たまに」するので、「Tamani」というネーミングをつけたそうです。

皮のアクセサリー、レース編み、カルトナージュ箱作り、陶磁器、イラスト入りの絵葉書、身体によい発酵食品など、それぞれお得意の作品がお部屋に素敵に飾られていました。


みなさん、手づくりパンをいただきながら、和気あいあいと楽しんでいらっしゃいました。
私もパンとコーヒーをいただきながら、作品を作られた方とお話させていただきました。

若いお母さんたちの集まりということで、なんと生まれたての赤ちゃん(生後1か月)も登場。
みんなで順番に抱っこをしていました。
私は見ず知らずのおばあさんだったので、さすがに横からそっと見ていただけですが、赤ちゃんという存在はみんなを明るく、和やかにさせるものですね。

そして、こんな可愛いお土産までいただいてきました。


今の若いお母さんたちのアイディアとパワーはすごいものだと、おばあさんは感心していました。

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そういう姿を見ていたら、かつて私も30歳前後のころは、いろいろな手づくりなどを教えていただいていたことを思い出しました。

当時はアフリカに住んでいたのですが、電気や治安の環境の悪い中、日本からの駐在員の奥様達が集まって、さまざまな交流をしていました。

どなたも才能のある優秀な方ばかりで、お料理が上手な方、歌が上手な方、デコパージュや押し花を教えていただいた方、和菓子を教えていた方、トランプゲームがお上手な方、みなさん、いろいろな特技を持った方ばかりでした。

その頃のものは、今はもうほとんど手元に残っていませんが、こんな手毬も教えていただいたこともありました。
こちらは私が作っていたのです。




今では自分で作ったとは思えませんね。

本当にいろいろなことを教えていただきました。

今では考えられないほど通信事情や交通事情が悪い中、よくできたものだと思います。
テレビも電話も使えませんでしたし、もちろんインターネットを利用しての交流などありませんでしたので、すべて口コミ、印刷物も手描きという状況でした。
日本の戦前くらいを考えていただければよいかもしれません。

また先生役の方から教えていただくことはあっても、販売までしてみるとか、レッスン料を受け取るということはまるで考えられず、あくまで奥様の趣味の範囲という考え行われていました。

材料などはすべて日本から持ってきたわけですが、誰もそれに対して対価を払うということはなかったようで、お互いさまという気持ちだったと思います。

その国の通貨は、日本では価値のないお金でしたが、当時は、日本人女性はお金のことには関わらなかった、という状況だったと思います。

それに比べると、現代の母親たちは、販売能力やいろいろなノウハウを学び、自主独立の精神に溢れていると感じます。

もちろん海外に住んでいる日本人女性と、現代の日本に住む母親とはまるで状況が違います。
それでも同じ母親という立場でありながら、昔はとまるで違うと思います。

今の若い人たちは、自分の能力を発揮しているので、ほんとうにすごいと思いました。

こちらは本格的手作りフォカッチャ。
家に持ち帰ってワインといただきましたが、とてもおいしかったですよ。



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この日の装い。

朝の天気が良くなかったことと、駅から遠いので自転車に乗るため、パンツスタイルにしました。


黒いワンピースは、祖母が着ていた縮緬を弥弥さんにリメイクしていただいたもの▼です。

私は着物のイメージが強いのか、ちょっと意外に思われたようですが、着物で自転車に乗るほどの着物マニアではありませんよ。




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