2018年7月28日土曜日

「観音マンダラ 花と星座」展@国立

ローカル新聞で、東京の中央線にある国立市で、「観音マンダラ 花と星座」展が開催中という記事を見かけたので、出かけてきました。


この素晴らしいマンダラは、前田常作さんという画家が、国立市にある何養寺の天井に描いたものです。
前田さんは、武蔵野美大の学長もされた方ですが、マンダラ画家として有名な方だそうです。私はその方面には疎いのですが、数々の受賞もされている方です。


このマンダラは、南養寺にある大悲殿観音堂という古い建物の天井画が、古くなって真っ黒になってしまったので、地元の「国立の自然と文化を守る会」の人たちが、国立市民でもある前田さんに新しい新しいマンダラを描いていただくようにお願いして、2年間かけて出来上がったものだそうです。

全部で64枚のうち、今回はその一部が展示されていました。

中央線の国立駅から少し歩いたところにある「ギャラリー明窓浄机館」(めいそうじょうきかん)▼というところで開催されました。
こちらは、以前は株式会社サトウという建材会社の事務所だったところで、現在は地域の住民の方のために、ギャラリーとして利用されています。
私がお邪魔した日は、月に1回開催される集会が催されていて、みなさんでコーラスを楽しんでいました。


こちらが、制作中当時の、前田さんお写真です。
南養寺のマンダラを完成した後、2007年にお亡くなりになられたそうです。


南養寺の天井画はふだんは拝観できないのですが、今回、特別にリトグラフがこのようにギャラリーで公開されていました。


マンダラは縦8×横8の正方形でした。


その中の一部ですが、私の気に入ったのをカメラに収めてきました。

まずはお花の部です。

牡丹。


朝顔。


蓮。


次は星座の部です。

私の星座であるカニ座。


こちらはつれあいの星座である魚座。


これは可愛いふたご座。


そして干支の部です。

右は丑年、左は寅年。


上の干支は、こちらの「観音マンダラ」という名鑑から写させていだだきました。


どれもすべて手書きですが、とても精密で緻密で、見ていて感心するばかりでした。

ちなみに、マンダラとはサンスクリット語で、「mandala:マンダラ」から由来した言葉だそうです。
マンダは「本質」という意味で、ラは「有する」という意味で、つまり「本質を有する」という意味のようです。

といっても抽象的で、凡人にはよく分かりませんが、丸の中に描かれたカラフルな絵を見ていると、なんとなくそれだけで良い気分に浸れることができました。

美しいものを拝見することができて、良かったです。
ただし、白い壁のギャラリーで、目の高さで見るのも良いですが、やはりお寺の天井でも見せていただけたらいいな、とも思いました。

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この日の装い。

丸いマンダラ模様に会いに行くので、丸い模様の着物と帯にしました。

着物は、叔母の遺品の透けている夏着物。
模様が、マンダラのように整列していますね。


帯はシルバーの○が並んでいる夏帯。
3年程前に、骨董市のおばさんから「これは一枚あると便利だよ」とすすめられて買ったモノ。


ただし、お太鼓の○の出し方がとても難しくて、けっこう手こずります。

両方ともブルー系統にしましたが、自分が思う以上に周囲の人は涼しそうだと思って下さり、マンションの方や通り過ぎる方からも「涼しそうで素敵ですね」と言われました。
お世辞とは思いますが、涼しそうと思っていただけるだけで、良いですね。

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