ホームヘルプのお相手は、80代のおばあさまが多く、私は調理や掃除の手伝いをしていますが、それ以上、さまざまなお年寄りの知恵や経験を学ばせていただくことがよくあります。
昨日のおばあさまは、週に3回も水泳を楽しんでいらっしゃる方でした。
それもクロール、バタフライ、平泳ぎ、背泳の4種目を泳いでいるそうです。
スイミングクラブ仲間がいらっしゃり、20年以上、仲良くお付き合いされているそうです。
そして何より素晴らしいと感心したのは、寝室に置いてあったあるものを見たとき。
ベッドのそばに、ボストンバッグが置いてありました。
その中には、パジャマや肌着、洗面道具などが入っているそうです。
万が一、倒れて入院した時、息子さんではパジャマや下着のありかは分からないだろう、ということで事前に用意してあるそうです。男性にはこのようなことは頼みにくいですものね。
そして、その置き場所を、スイミング仲間の人たちに伝えてあるのだそうです。
おまけに、年に2回はバッグの中身を点検して、冬には冬用のパジャマ、夏には夏用のパジャマに入れ替えるのだとか。
パジャマは前開きのものにして、着脱しやすい形のものにしているそうです。
素晴らしい心がけですね。
このようにちゃんと準備しておけば、万が一、入院したときや、災害で避難したときにも役に立ちますね。
誰でも年をとるのは当たり前のことですが、それまでは運動をして体力をつけて、お友達とのつながりを作り、そして入院セットを用意する、そういうことは見習いたいものです。
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