今日は、今年初の三味線のお稽古でした。
年末年始は家での稽古をさぼっていたので、最初はちゃんと弾けなくて焦りました。やはり毎日の積み重ねが大切ですね。
ということで、今度は「多摩川」を教えていだきます。
この曲は明治41年(1908)に作られた曲で、それほど古い長唄ではありません。
多摩川の山間から流れる川の様子を歌っています。
(本調子)
それ帝都二百余万の民草が 潤う水のみなもとは
遠く丹波の山間に発り 青苔衣を負ひて
巌の肩にかかり 白雲帯に似て 山の腰をめぐる
昼も日原の影暗く 轟然として荒まじき・・・・
(漢字が難しくて出てきません)
この曲は大好きな曲ですが、最初の方は大薩摩といって難しい演奏なので、少し後ろの方の「晒の合方」という部分を習うことにしました。
私は多摩川の近くに住んでいますが、実はその晒しの近辺なのです。
わりと穏やかで、そして楽しい曲調です。自分のテーマ音楽(?)になれば良いですね。
また万葉集の以下の歌は有名ですね。
「多摩川にさらすたづくりさらさらに
何そこの児のここだかなしき」
私自身は老化防止のため、暗譜を心がけるようにしています。
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「一日一句」
三味線の 初の響きは 多摩の川
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