2023年1月19日木曜日

【次太夫堀・六郷用水・ニケ領用水 4】宿河原の堰「せせらぎ館」

先日、南武線の宿河原駅から二ヶ領用水に沿って歩いた話を書きましたが、今日のブログはその続きです。

下の地図でいうと、宿河原の駅から出て、南へ行き、そして宿河原橋を右折して用水沿いに歩き、南武線の鉄橋下をくぐり、多摩川方面に向けて歩いたところです。

ここは川崎市多摩区になります。


向こうに見える橋(たぶん新船島橋)の下から、多摩川が覗いて見えました。


こちらは「舟島人道橋」ですが、人道ということは人が歩くための小さな橋で、車は通れません。


そこを渡ると、二ヶ領用水はいよいよ多摩川に繋がりました。


近くに、この日の目的地である「二ヶ領せせらぎ館」の看板が見えてきました。


ここは、国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所というところが管理しています。
このような建物です。


多摩川エコミュージアムプランというのがあり、多摩川の情報発信をしているところです。

中に入ると大きなパネルがいくつも壁に架かっていて、二ヶ領用水が分かりやすく説明されていました。


1階は展示室、2階は会議室になっていて、団体の利用ができるそうです。

ここは主に小中学生向けの学習の場なのかもしれません。多角的に二ヶ領用水や多摩川を研究するところです。


川原の石の研究や、魚などの生物の研究もありました。

色々な資料があったので、いただいてきました。

この日はとてもよく晴れていて、水と空の色がきれいでした。


河原では保育園の子供達が遊んでいました。


ちょっとコワイ顔ですいません。


こういう建物はなんと呼ぶのかしら?
中に入ってみたいものですね。


調布の堰よりも水量は少ないようです。
ちなみにこちらの堰の正式名は「二ヶ領用水宿河原堰」です。調布の堰は「二ヶ領用水上河原堰」だそうです。


ここは昭和49年の狛江水害を機に、改築されたそうです。

向こう側には、小田急線が走っていました。ロマンスカーが見えたり、普通の電車が見えたりと楽しい風景でした。


ほんとうに美しい空でした。


近くに船島稲荷神社という古めかしい神社があったので、行ってみました。またの名称を「くつかけ稲荷」とも言うそうです。


かつて多摩川の中に船島という中の島があり、そこを守っていた神社のようでした。


「正一位稲荷大明神」。位の高い神社なのですね。


こちらの鳥居は明治25年に建てられたそうです。


ということ二ヶ領のせせらぎ館を後にして、登戸駅までのんびりと向かいました。


水は私たちの生活にとってはとても重要です。
ときには洪水の脅威がありますが、それを克服するために人々は知恵を絞ってきました。
身近に豊富な水があるのは、幸せなことですね。

宿河原まで連れて行ってくれた、江戸時代の小泉次太夫さんに感謝したいですね。
二ヶ領用水の旅、まだまだ続きそうです。

*******

「一日一句」
冬天に 水と親しむ せせらぎ館

0 件のコメント: