2023年1月9日月曜日

語りとチェンバロの集い@成城学園

昨日は、成城学園で開かれた、チェンバロと朗読の集いに参加しました。

「〜七草のとき〜語りとチェンバロで楽しむ名作古典文学」でした。


「一宮庵(いっくあん)」という一軒家の隠れ家風料理屋さんで開かれました。

この集いに参加したのは、昨年、一欅庵での参加以来、2回目でした。

今回は「源氏物語を楽しむ会」のメンバーのKさんとご一緒しました。

白梅の小紋姿のKさん。着物だけのお姿を撮り忘れて残念。

お部屋に入ると、どーんと大きなチェンバロが目に入りました。とても美しい花が描かれています。

お部屋はお正月らしい雰囲気で飾られていました。

まずはお昼のお弁当をいただきました。

女将さんから、冷酒のサービスもあり、和やかな雰囲気が生まれ、おいしくいただきました。

その後、参加者の自己紹介タイムがありました。20人ほどのメンバーでしたので、それぞれこの会とのつながりなどをお話されました。いろいろな活動をされている方が多く、それぞれの趣味なども分かり、よい趣向だと思いました。

まずはSaraさんの朗読による「竹取物語」。

5人の貴族による求婚ストーリーの部分は、高校の古典の時間で学んだ話でしたので、懐かしく思いながら聞いていました。お話に合わせて、チェンバロの音が響きました。

その後は明楽みゆきさんのチェンバロタイム。


楽器の歴史や詳しい構造などをお話ししていただき、名曲を披露されました。彼女の《チェンバロ愛》がひしひしと伝わってきて、とても素敵な時間となりました。


本当にお名前の通り、明るくて楽しくて、素敵な音楽家です。振り袖を作り直した独特なお衣装も、とてもお似合いでした。

そして佐々木亜希子さんの「源氏物語」の朗読です。あの長い源氏物を、ギュッと凝縮した書き下ろしで語って下さいました。


佐々木さんは映画の弁士として活躍されていらっしゃいますが、この日は古典の世界に誘ってくださいました。

今回の朗読は、紫の上の生涯を中心にわかりやすく構成されていました。他にも数多くの女性が登場して、華やかな宮廷の世界が広がりました。

そしてチェンバロの効果もとても素晴らしく、優雅な平安時代の人々の息吹が伝わってくるようでした。

最後に出演者と参加者、主催者が全員集合して記念撮影をしました。

楽しい時間を共有できて、よいお正月となりました。

*******

この日の装い。

銀座ぽわるさんの袋に入っていた淡い小豆色の訪問着です。裾にはおめでたい模様が描かれています。

実は帯揚げの色にはとても悩みましたが、源氏物語にちなんで、紫色に落ち着きました。


帯もぽわるさんの袋帯。金色ですが、水色なども混じっていて、それほどけばけばしくなくて、使い勝手が良さそうです。

*******

「一日一句」

朗読と チェンバロの音で 年明くる


3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

一宮庵女将 齋藤文恵(二代目宗厚)

匿名 さんのコメント...

ご来庵いただきましてありがとうございます。
とても素敵なお着物姿で花を添えていただきました!

としちゃん さんのコメント...

一宮庵 女将さま
コメントいただき、ありがとうございました。
昨日はおせわになりました。冷酒がとてもおいしく、みなさんの雰囲気もなごみましたね!