世の中にはいろいろなジャンルの雑誌があります。
着物の世界にも何種類か雑誌があるのですが、「七緒」▼という雑誌は、着物ファンにはおなじみの雑誌です。
主に30代から40代くらいの女性を対象にしているのかしら?
お嬢さんを卒業して、ちょっとゆとりのある世代の方向けの編集感覚の雑誌です。
(私は、あいにくとその年代は通り過ぎてしまいましたが)
昔、親に作ってもらった着物があるとか、ちょっと着物でも着てみたいけれど、どうやって着てよいかよく分からない、という人向きに、有名な着付け師さんとか、旅館の女将さんなどの着物名人が、手とり足とり教えてくれたりしています。
また日本各地を着物で旅して、そこの名産品を紹介するとか、和風な料理の紹介とかもあります。
着物は、どちらかというとすっきりした感覚の、でもあまり突っ張らない感じのものを紹介していることが多いようです。
私も5年前に着物を着始めた時には、この雑誌にはたいそうお世話になりました。
自己流で着ていたので、おはしょりがモコモコするけどどうしたらよいかとか、短い帯はどうやって結べばよいとか、イラスト入りで紹介してくれているので、何回も読み返したものでした。
この本は季刊(年4回発行)なので、春になればちょっとこぎれいな小紋、夏には浴衣、秋は紬、そしてお正月シーズン向け着物などと、あれこれ手を変え品を変えて、特集を組んでいます。
でもムック本なのでかさばるし、着付けは自分で適当にできるようになったので、先日、まとめてドサッとブックオフで処分してしまいました。
1冊50円にしかなりませんでしたが。
それで、もうこの手の着物本は買うのはやめようと思っていたのです。
ところが今回の号(創刊10周年号だそうです)は、また手が出てしまいました。
というのは、私が素敵だと思う着物の方がたくさん登場されていたからです。
まずは着付けの先生でありアンティーク着物がとてもお似合いの「おべべとにゃんこ」▼の佐川由希さん。
いつもかっこいい着物姿をブログにアップしている「きもの肉」▼のツヤ子さん。
そして札幌で「oteshio」▼という着物関連のギャラリーを経営していらっしゃる上野敦子さん。
みなさん、直接お目にかかったことがあり、お着物ももちろん、お人柄も素敵で楽しい方ばかりです。
着物を着ることがなかったら、きっとお会いすることもなかった方たちです。
ちょっと大げさかもしれませんが、着物を着ることによって、世界が広がった、と言ってもいいかもしれません。
ということで、今回の「七緒」は大事に保管しておくことにしました。
4 件のコメント:
私もこの本、本屋さんで探しものを
していたとき、立ち読みしてしまいました。
着物をまるで洋服のように肩をはらずに
着ているのがすてきでした。
私もそんな風に着れるようになりたいな。【無理そうだけど・・・)
カンカン、うちにまだ何冊かバックナンバーがあるので、そのうち、お渡ししますよ。
そうそう、肩をはらずに、というところ、いいかもね。
どんなことにも通用するかもしれないわね。
ありがとう。
処分する前にはよろしくね。
その本の中で大学の先生が板について
いましたね。授業も和服で。
でも下着をつけないというのは抵抗がありますね。
三砂さんという津田塾の先生かしら?
あの方の「きものはからだにとてもよい」という本も読みましたよ。
でもあの方、私たちより10歳くらい年下なんですよ。ちょっと老けて見えませんか?
下着の問題はビミョーですが、習慣でしょうね。明治生まれの祖母などは、いわゆるパンツは気持ちが悪いと言って、履いていませんでしたね。
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