私は年齢の割には、伝統的で特別な価値がある重厚な着物でも、新しい素材で新しい感覚の着物でも、どちらがより優れているかと決めつけることよりも、自分に合うものなら着てみたいと思っているほうだと思います。
先日、新宿に行った時、たまたま伊勢丹の呉服売り場に現代感覚の着物コーナーがあるという情報を得ていたので、ちょっと寄ってみました。
こちらはMarMu▼というブランドの着物ですが、スカーフのような生地を使った着物でした。
チラシの写真をご覧になると分かると思いますが、前身ごろのおくみから裾に向かってL字型に模様が入っています。
袖口にも同じような模様が入っています。
ものは試しと、私もちょっと着物の上に、羽織らせてもらいました。
サイズが全然合っていないので、ブクブクですが。
袖が長いので、肩で留めてもらいました。
袖口が、ちょっと新撰組の羽織みたい?
明るいグレーですが、色つやがとてもきれいでした。
素材はポリエステルです。
かなり気に入ったのですが、ところが既製品だとそれほど高くはないのに、仕立てていだだくとなると、化繊の割には予想していたよりもお値段が高くて、ちょっと断念しました。
(標準サイズなら良かったのにね!)
こちらのブランドには、このような楽譜がプリントされた着物もありました。
発想がとてもユニークですね。
でも着てみると、それほど奇抜ではないそうです。
古典的な技法や文様も尊重しますが、似合うか似合わないかは別としても、新しいタイプの着物にも心を動かされますね。
こちらでは帯揚げや半襟も扱っているので、着物はちょいと派手で無理でも、小物は使ってみたいですね。
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この日の装い。
白地に緑の模様の入った木綿のちりめんです。
私はテトラポットに似ていると思っていましたが、正式には「毘沙門亀甲くずし」と呼ばれる文様だそうです。
こういう白地に模様のある着物は、私にはちょっと冒険なのですが、気分を変えるにはよいですね。
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