着物に手を通さなくなってから、だいぶ経ちました。
最後に着たのは、3月23日ですから、ちょうど今からひと月前ですね。
こんなに長い間、着物を着なかったことは、これまでありませんでした。
コロナのような非常時でも、いつもと同様に着物という方もいらっしゃいます。
それは素敵なことです。
でも私は、どうも着物に手を通す気持ちになれませんでした。
私は家の中では着物を着ないので、着物はお出かけのときだけでした。
ですから、「不要不急の外出しない」というお触れが出てからは、外出を取りやめたので、必然的に着物を着る機会がなくなってしまいました。
最近では、外出は「歩いて行ける範囲」のところしか行きません。
それもスーパーなどは行かず、近所の八百屋さんか、多摩川の土手くらいです。
人と会うのを徹底的に避けるようにしています。
最後に着物でお出かけしたのは、映画「三島由紀夫 vs 東大全共闘」を見た▼日でした。
映画を見た後は、お隣の日比谷シャンテにある着物屋さん「都粋」がリニューアルオープンしたというので、駆けつけました。
こちらのお店は、それまではビルの地下1階にあったのですが、リニューアルして2階に移り、スペースも広く、そして新しくなりました。
こちらは、1階のショーウィンドーです。
出かけたのは、以前、こちらで購入した帯の着姿を、選んでいただいたお店の人に見ていただきたかったからです。
その時の様子を、「都粋」のブログ▼で、ご紹介していただきました。
ありがとうございました。
こちらの写真は、お店のブログから拝借しました。
そして、この日、コロナに打ち勝つためには、不要不急の生活をするためにも、最低一か月は着物を着ないで過ごそうと決めたのです。
着物にはちょうど良い桜の季節も、新緑の季節も、毎日、タートルネックのシャツとジーンズで過ごしてきました。
色もグレーや深緑の服ばかりでした。
着物は着なければ、それでどうということはありません。
でも、また新たな気持ちになって、着物を着てみるかもしれません。
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この日の装い。
いただきものの藍色の紬着物。
茶色の地に、海賊船のような帆掛け船の絵がお太鼓に描かれた帯です。
見えないところにも、地球の陸地や、海図などが描かれています。
とてもユニークで楽しい帯なのです。
半襟、帯締め、帯留も、「都粋」さんのイベントでお安く購入したものでした。
2 件のコメント:
着物姿がとても素敵です。コーディネートもばっちりですね。
船の帯、私も欲しいのがあって、あとから池田に聞いたら売れてしまったらしくて
残念に思ったことがありました。船って何か船出とかそういう感じでいいですよね。
早くきものが着れる日が来ないとまた着方を忘れそうです。
コメントがうまく反映されなくて、ごめんなさい。
もう一度、見直してみますね。
お褒めいただき、ありがとうございます。
この船の帯は、全然買う予定もなくて、ふらっと立ち寄った時、
「着付けの練習台になって下さい」と言われて、はいどうぞ、ということで
着せていただいた帯が気に入って購入してしまったものなのです。
日本地図や、世界地図も描いてあるのよ。
おうち着物でもやってみようかな、と思っているところです。
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