源氏物語の話はようやく「胡蝶」の巻になりました。
これは光源氏が35歳くらいのときのお話です。
3月20日ごろの六条院が、話の舞台となっています。
光源氏はそこの「春の町」で優雅な宴を開きました。池には竜頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)を浮かべ、多くの上達部(かんだちめ)や親王を招きました。
こちらに竜頭鷁首が描かれています。これはニ雙一対で、一雙のへさきには竜の頭、他のへさきには水鳥の頭が彫刻してある唐風の船です。
手前が竜の頭、後ろは鳥の頭の船です。
舵取りをする童たちも唐子風に装って踊っていますね。
貴族たちの優雅な大パーティが催されました。
この宴会は中宮(元の斎王の女御)を招待するために開かれました。位の高い方は気軽に外出もできないので、このような機会を作ったのですね。おつきの女房たちもワクワクしてやってきました。
この中宮は「秋好む中宮」と言われるように、秋が好き、それに対して源氏の正妻格である紫の上は春が好き。
春と秋の対比がうまく描かれています。
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この日は急に寒くなり、雨も降っていたので、私は洋服で出かけましたが、Kさんは素敵な着物姿で参加されました。ポリの小紋だそうですが、悪天候のときにはポリが便利で良いですね。
とてもよくお似合いでした。
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「一日一句」
どちら好き? 今年は春秋 なかったね
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