麻の襦袢

私が買う着物は、たいてい１枚３，０００円とか、２枚で５，０００円とかいう格安リサイクル和服ばかりです。それでもサイズが合い、絵柄が気に入ればいいかなと思って割り切って着ているの。お茶席や正式な場所に着ていくわけではないんですものね。

とはいえ、その下に着る襦袢は中古というわけにもいかず、もっぱら通販で安いのを買って着ています。

夏はそれほど着物は着ることもないので、襦袢もポリエステルの絽風の襦袢でいいかと思い、安い二部式（スーツのように上下に分かれている形）のを買いました。
そして、やはりポリエステルの絽風の夏着物と合わせて着たら、化繊同士のせいか、下の襦袢が着物からはみ出してきてしまい、座ると着物の前がはだけるし、袖の下から出てくるし、すごく恥ずかしい思いをしたの。

おまけに見ごろが晒の木綿だから、暑くて暑くて、これではたまらんと思ったのだけど、それでもやはり着物は着たいのよね。とくに、８月には三味線の発表会を見に行くので、その時には絽風の着物を着たいと思っているの。

それで、いろんな着物関係の本を読破した結果、どの本にも「夏は麻の襦袢が一番」と書いてあったのよ。
麻なら汗も吸ってくれるし、涼しいらしいの。

ということで、清水の舞台から飛び降りる思いで、麻の二部式襦袢を買いました。
１５，０００円でした。着物が数枚買える値段だわ。


まだ着ていないのですけれど、涼しくて、そして上に着た着物がずるずるとしないのなら、安い買いものかな？

それにしても着物の趣味に走ると、ものは増えるし、おかねは減るし、大変なことが多いわね～。