葛飾区にある「山本亭」はそう、あのフーテンの寅さんで有名な柴又にあるのです。
ということで今日は映画で有名な寅さんの実家のある柴又のご案内。
京成電車を柴又の駅を降りると、駅前では寅さんが立って迎えてくれます。
駅からはすぐに帝釈天に行く参道があるのですが、多くの人で賑わっていました。みんなお参りに行くのですね。
参道の両側には、昔から続く川魚料理の料亭とか漬物やさんとか仏具やさんとかいろいろあってすごい活気です。
参道の中ほどには寅さんの映画の舞台にもなったお団子屋の「とらや」がありました。草団子などを売っていました。撮影もここでしたそうです。
道端には商店街の人が育てたのかきれいな菊の植木鉢がたくさん並んでいたので写真を撮りたかったのですけれど、あまりに人混みがすごくて写す余裕もありませんでした。
柴又帝釈天に着きました。ここは日蓮宗のお寺だそうで、お経も賑やかです。
このお寺は江戸時代に建てられたもので、「庚申参り」というので江戸時代から有名だそうで、病気治療や不老不死に効くとか。
庶民的なお寺さんなのでしょうね。
鐘つき堂。いちょうの黄色が青空に映えてとてもきれいでした。
ここからちょっと歩くと歌謡曲でも有名な江戸川の「矢切りの渡し」が見えます。
葛飾区と千葉県の松戸を挟んでいるのですね。
この船は歌のイメージからは少し大きすぎるわね。
柴又に行くには、京成電車で「高砂」まで行き、そこからひと駅だけ乗り換えます。
我が家からはちょっと遠くて、成田空港にまで行くような雰囲気でした。
こうやってみると東京も広くて、一口で「ここが東京だ」とは言えませんね。
東京にはいろいろな顔があるのですね。
2010年11月29日月曜日
菊の帯を締めて
さて、菊の花の絵が描かれている素敵な帯を締めて出かけたところは、「山本亭」というところ。
こちらがその入場券です。
和服姿のお嬢様が椅子に座っているところ。可愛いでしょ。
実は、ある着物好きな人のブログに、山本亭で手描き友禅の展覧会を見学されたことが書いてあり、それで私も興味を持って出かけてみました。
山本亭は葛飾区柴又にあります。
お隣は千葉県や埼玉県という東京では東北の位置ですね。
外観はこんなおうちです。
これはホームページから拝借しましたが、この写真を見て菊が咲いているので、菊の帯にしようと思ったのでした。
ここはカメラの部品工場の社長さんだった山本栄之助さんという人がかつて住んでいたおうちで、今は葛飾区が管理しているところでした。関東大震災後に建てられた大正ロマンと昭和レトロの雰囲気のあるおうちでした。
和洋折衷の建築で、和室が6部屋あり、とても広々としています。
すっきりとしたたたずまいのおうちですね。
こちらの玄関にはなんと人力車が置いてありました。お嬢様がお出かけのときは、この人力車でお出かけしたのかしらね?
ここにも菊が飾られていました。
応接間には大理石のマントルピースやステンドグラスがありました。
このソファの感じ、いいですよね。
「ハイカラさんが通る」の漫画を思い出しました。
お庭もとてもすてきで真っ赤に紅葉した紅葉や、菊が咲いていました。
池もあり、また離れにはお茶室もありました。
お庭を眺めながらお抹茶もいただけます。
この日はお琴の演奏会もありました。
そうそう、柴又というと、「フーテンの寅さん」で有名ですよね。
そこのすぐ近くです。
明日は柴又帝釈天のほうをご案内しましょう。
こちらがその入場券です。
和服姿のお嬢様が椅子に座っているところ。可愛いでしょ。
実は、ある着物好きな人のブログに、山本亭で手描き友禅の展覧会を見学されたことが書いてあり、それで私も興味を持って出かけてみました。
山本亭は葛飾区柴又にあります。
お隣は千葉県や埼玉県という東京では東北の位置ですね。
外観はこんなおうちです。
これはホームページから拝借しましたが、この写真を見て菊が咲いているので、菊の帯にしようと思ったのでした。
ここはカメラの部品工場の社長さんだった山本栄之助さんという人がかつて住んでいたおうちで、今は葛飾区が管理しているところでした。関東大震災後に建てられた大正ロマンと昭和レトロの雰囲気のあるおうちでした。
和洋折衷の建築で、和室が6部屋あり、とても広々としています。
すっきりとしたたたずまいのおうちですね。
こちらの玄関にはなんと人力車が置いてありました。お嬢様がお出かけのときは、この人力車でお出かけしたのかしらね?
ここにも菊が飾られていました。
応接間には大理石のマントルピースやステンドグラスがありました。
このソファの感じ、いいですよね。
「ハイカラさんが通る」の漫画を思い出しました。
お庭もとてもすてきで真っ赤に紅葉した紅葉や、菊が咲いていました。
池もあり、また離れにはお茶室もありました。
お庭を眺めながらお抹茶もいただけます。
この日はお琴の演奏会もありました。
そうそう、柴又というと、「フーテンの寅さん」で有名ですよね。
そこのすぐ近くです。
明日は柴又帝釈天のほうをご案内しましょう。
2010年11月28日日曜日
菊にちなんで
今日は菊の花が咲いているところに行く予定でした。
それで菊にちなんで、女医さんからいただいた菊の柄の帯を締めてみました。
黒地に白い菊と赤い葉っぱの大胆な柄です。
後ろのお太鼓になるところはこんな感じ。素敵でしょ。
前はこういう柄になっています。
こういう素敵な絵が描いてある帯って、帯締めをどこにしたらいいか迷ってしまいます。真ん中に締めると花が見えないのよね。
何色の帯締めがいいのか分からないので、芸がないのですけれど、いつもの京都の問屋さんで買った臙脂の帯締めにしてしまいました。辛子色の帯締めがいいのかしら?
着物は秋らしい柄のリサイクル着物。
サイズがすごく小さくて私向きなのですけれど、ちょっとおはしょりが短すぎましたね。
半襟も秋っぽくアイボリーにしました。
菊の花はもっと胴の正面に来るようにしたほうがいいのかしら?
着物の柄がレトロっぽくて気に入りました。
お出かけ先も昭和レトロの雰囲気たっぷりのところでした。
さてこの着物を着て行ったところは・・・。
それで菊にちなんで、女医さんからいただいた菊の柄の帯を締めてみました。
黒地に白い菊と赤い葉っぱの大胆な柄です。
後ろのお太鼓になるところはこんな感じ。素敵でしょ。
前はこういう柄になっています。
こういう素敵な絵が描いてある帯って、帯締めをどこにしたらいいか迷ってしまいます。真ん中に締めると花が見えないのよね。
何色の帯締めがいいのか分からないので、芸がないのですけれど、いつもの京都の問屋さんで買った臙脂の帯締めにしてしまいました。辛子色の帯締めがいいのかしら?
着物は秋らしい柄のリサイクル着物。
サイズがすごく小さくて私向きなのですけれど、ちょっとおはしょりが短すぎましたね。
半襟も秋っぽくアイボリーにしました。
菊の花はもっと胴の正面に来るようにしたほうがいいのかしら?
着物の柄がレトロっぽくて気に入りました。
お出かけ先も昭和レトロの雰囲気たっぷりのところでした。
さてこの着物を着て行ったところは・・・。
2010年11月27日土曜日
コメントの表示について (お詫び)
「おもむくままに・・・」をご覧いただいている皆様へ
つたない文章とさえない写真で綴っているこのブログですが、最近、皆様からのコメントが載らなかったり、知らぬ間に消されていたりして、心証を悪くされていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
皆様からのコメントは、私のメールには届いていましたので、代理で投稿させていただいておりました。
何も設定を触っていないのにどうしてかしら?と思っていましたが、どうも皆様からのコメントが「スパム」となっていたようです。それで「スパムの解除」をしましたので、これからはコメントが反映されるとは思うのですが、またご迷惑をおかけするかもしれません。
このコメント欄はいつの間にか英語表記になっていたりと、時々悪さをするようです。
どうぞ、それにめげずにこのブログとお付き合いしていただければ幸いでございます。
グーグルに変わってお詫び申し上げます。
写真は先日植えた、クロッカスです。可愛いクロッカスが咲くといいな。
来年の春が楽しみです。
つたない文章とさえない写真で綴っているこのブログですが、最近、皆様からのコメントが載らなかったり、知らぬ間に消されていたりして、心証を悪くされていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
皆様からのコメントは、私のメールには届いていましたので、代理で投稿させていただいておりました。
何も設定を触っていないのにどうしてかしら?と思っていましたが、どうも皆様からのコメントが「スパム」となっていたようです。それで「スパムの解除」をしましたので、これからはコメントが反映されるとは思うのですが、またご迷惑をおかけするかもしれません。
このコメント欄はいつの間にか英語表記になっていたりと、時々悪さをするようです。
どうぞ、それにめげずにこのブログとお付き合いしていただければ幸いでございます。
グーグルに変わってお詫び申し上げます。
写真は先日植えた、クロッカスです。可愛いクロッカスが咲くといいな。
来年の春が楽しみです。
2010年11月26日金曜日
みちのくネバネバ丼
職場での最近のお昼は、前夜の残り物をお弁当箱に詰めて、レンジでチンというパターンが多かったのですけれど、今日は残り物がなかったため、久しぶりに生協の食堂でいただきました。
「みちのくネバネバ丼」です。
携帯で撮ったのでぼけぼけですね。
刻み納豆やおくら、刻み漬物などをご飯の上に載せて、温泉卵と大量の削り節でトッピングした丼です。それにみそ汁をつけました。
レシートを見たら合計で584キロカロリー、398円でした。
卵を見せるとこんな感じ。
あまりおいしそうに写っていませんけれど、でもおいしかったですよ。
このレシピは全国の大学生協のメニューにも載っていました。
こちらのページをどうぞ → こちら
生協の案内によると、これは山形の郷土料理だそうです。
こちらは生協のHPから借用した写真ですけれど、きれいに盛り付けてあるわ。
そういえば、夏に東北に行ったときに似たような漬物をいただきました。
ネバネバ丼で元気になりましたよ。
「みちのくネバネバ丼」です。
携帯で撮ったのでぼけぼけですね。
刻み納豆やおくら、刻み漬物などをご飯の上に載せて、温泉卵と大量の削り節でトッピングした丼です。それにみそ汁をつけました。
レシートを見たら合計で584キロカロリー、398円でした。
卵を見せるとこんな感じ。
あまりおいしそうに写っていませんけれど、でもおいしかったですよ。
このレシピは全国の大学生協のメニューにも載っていました。
こちらのページをどうぞ → こちら
生協の案内によると、これは山形の郷土料理だそうです。
こちらは生協のHPから借用した写真ですけれど、きれいに盛り付けてあるわ。
そういえば、夏に東北に行ったときに似たような漬物をいただきました。
ネバネバ丼で元気になりましたよ。
2010年11月25日木曜日
冬仕度
私が着物を着るようになったのは、今年の3月からなので、真冬の用意はしたことがなかったのです。
それでこれから冬に向かうので、少しは防寒対策をしたほうがいいかなと思いました。
でもいわゆる道行(みちゆき)という、襟のところが四角くあいた上着はあまり好きでないのです。なんだかおばさんぽいでしょ。いえいえ、十分おばさんなので仕方はないのですけれど。
それで何か寒い時に着るものはないかと思っていました。
たまたま近くのスーパーの洋服売り場でマントを見つけました。
これは袖がなくて、中で自由に手が動くようになっています。これなら着物を着ていてもいいでしょ?
ポケットもついているし、洋服のときでも着られると思い、即、購入してしまいました。
こちらは何でしょう?
人形町の問屋さんのバーゲンで買いました。300円。
実は腕にはめるロング手袋。指先がないので、お金などの取り出しにも便利そう。レースがついていてちょっとお洒落っぽいの。
着物を着ると袖のあたりが寒いと聞いたので、買ってみました。
これを着物の中にしていれば、暖かいかもね。
それにしても指がしわしわだわ~。
それでこれから冬に向かうので、少しは防寒対策をしたほうがいいかなと思いました。
でもいわゆる道行(みちゆき)という、襟のところが四角くあいた上着はあまり好きでないのです。なんだかおばさんぽいでしょ。いえいえ、十分おばさんなので仕方はないのですけれど。
それで何か寒い時に着るものはないかと思っていました。
たまたま近くのスーパーの洋服売り場でマントを見つけました。
これは袖がなくて、中で自由に手が動くようになっています。これなら着物を着ていてもいいでしょ?
ポケットもついているし、洋服のときでも着られると思い、即、購入してしまいました。
こちらは何でしょう?
人形町の問屋さんのバーゲンで買いました。300円。
実は腕にはめるロング手袋。指先がないので、お金などの取り出しにも便利そう。レースがついていてちょっとお洒落っぽいの。
着物を着ると袖のあたりが寒いと聞いたので、買ってみました。
これを着物の中にしていれば、暖かいかもね。
それにしても指がしわしわだわ~。
2010年11月24日水曜日
六義園の紅葉
先日、文京区にある六義園(りくぎえん)という庭園に紅葉狩りに行ってきました。
ここは大昔、まだ私が二十歳そこらの可愛らしかった頃(?)に行ったことがある所なのですが、もうほとんど記憶に残っていませんでした。静かなところで、池がきれいなお庭だったということくらいしか覚えていませんでした。情けないな~。
当時はここへ行くには山手線の駒込駅を利用するしかなかったのですが、今では南北線という地下鉄も走っていて、駒込もちょっとお洒落な街に変身していました。
六義園というのは徳川時代、綱吉将軍の側用人の柳沢吉保が造った庭園だそうで、なんとも素晴らしいお庭でしたよ。
吉保というと悪人のイメージが強いのですけれど、趣味は良かったのですね。
園内には池あり、小山あり、峠あり、橋がかかり、花が咲き、お茶室ありで、豪勢なものです。
ここは、その後、あの岩崎弥太郎の別邸となり、その後、東京市に寄付されたそうです。
下の写真の吹上茶屋から眺める紅葉の風景は最高でしたよ。ここで和菓子とお抹茶をいただきました。
池の中に浮かぶ蓬莱島。アーチ形になっています。
私にしては珍しく水鳥を写してみました。
こんな感じで穏やかな日差しを浴びて、鳥たちはゆったりと泳いでいました。
こちらは内庭大門近くにあるしだれ桜。春にはきれいに咲いて楽しませてくれるのでしょうね。
大きくて立派でした。
12月5日までは紅葉のライトアップがあるそうですので、ちょっと厚着をして、夜にお出かけするのもいいかも。
六義園はあまりにも整ったきれいなお庭なので、ちょっといたずらしてみました。
ここは一年中楽しめる庭園で、これからはさざんかの季節だそうです。
庶民でも江戸の大名のお庭が楽しめるのは、都民としては嬉しいことですね。
この日の装いは紅葉に敬意を表して、地味な着物に真っ赤な名古屋帯を締めてみました。
この帯は、某リサイクル和服屋さんの創業祭大バーゲンのときに見つけたもので、ワンコインでした。
ちょいと帯揚げが出過ぎていますけどね。
こちらはソウルでも活躍した総絞りの羽織で、これも別のお店で見つけたワンコイン着物。
あまりに安くて、ウソみたいでしょ?
ここは大昔、まだ私が二十歳そこらの可愛らしかった頃(?)に行ったことがある所なのですが、もうほとんど記憶に残っていませんでした。静かなところで、池がきれいなお庭だったということくらいしか覚えていませんでした。情けないな~。
当時はここへ行くには山手線の駒込駅を利用するしかなかったのですが、今では南北線という地下鉄も走っていて、駒込もちょっとお洒落な街に変身していました。
六義園というのは徳川時代、綱吉将軍の側用人の柳沢吉保が造った庭園だそうで、なんとも素晴らしいお庭でしたよ。
吉保というと悪人のイメージが強いのですけれど、趣味は良かったのですね。
園内には池あり、小山あり、峠あり、橋がかかり、花が咲き、お茶室ありで、豪勢なものです。
ここは、その後、あの岩崎弥太郎の別邸となり、その後、東京市に寄付されたそうです。
下の写真の吹上茶屋から眺める紅葉の風景は最高でしたよ。ここで和菓子とお抹茶をいただきました。
池の中に浮かぶ蓬莱島。アーチ形になっています。
私にしては珍しく水鳥を写してみました。
こんな感じで穏やかな日差しを浴びて、鳥たちはゆったりと泳いでいました。
こちらは内庭大門近くにあるしだれ桜。春にはきれいに咲いて楽しませてくれるのでしょうね。
大きくて立派でした。
12月5日までは紅葉のライトアップがあるそうですので、ちょっと厚着をして、夜にお出かけするのもいいかも。
六義園はあまりにも整ったきれいなお庭なので、ちょっといたずらしてみました。
ここは一年中楽しめる庭園で、これからはさざんかの季節だそうです。
庶民でも江戸の大名のお庭が楽しめるのは、都民としては嬉しいことですね。
この日の装いは紅葉に敬意を表して、地味な着物に真っ赤な名古屋帯を締めてみました。
この帯は、某リサイクル和服屋さんの創業祭大バーゲンのときに見つけたもので、ワンコインでした。
ちょいと帯揚げが出過ぎていますけどね。
こちらはソウルでも活躍した総絞りの羽織で、これも別のお店で見つけたワンコイン着物。
あまりに安くて、ウソみたいでしょ?
2010年11月23日火曜日
人形町そぞろ歩き
先日、中央区の人形町まで出かけた時、公園で見かけたお花です。ここは高齢者住宅の隣にある公園なので、そこの人たちが育てているのかもしれないわ。
【さざんか】
「さざんか」という響きが可愛らしいと思うの。椿もいいけれど、さざんかもいいわね。
【小 菊】
トントンが真っ黄色の菊を載せていたけれど、白と黄色の菊も可愛いでしょ。
こちらは「人形町」のゆかりの時計台。「は組」の火消し衆がいましたよ。
なんでも人形町というのは、江戸時代に人形芝居が行われて(浄瑠璃みたいなものかしら?)いた頃、人形遣いの人がこのへんに多く住んでいたのがその町の名前の由来だとか。
私にとっては「人形焼き」のイメージが強いのだけどね。
このあたりにはすき焼きの今半とか有名なお店も多いのだけれど、実際に歩いてみると、京都関連のものもたくさんあるのでびっくり。漬物やさんや粕漬け屋さん、湯葉屋さんなど京都で見かけるお店もありました。
こちらは京都の大学ですよね。どうして人形町にあるのか不思議。
あら、「酒悦」のお店がありました。
大昔、この会社でアルバイトをしたことがあるので、つい懐かしくなり、写真を撮ってしまいました。「酒悦」は一度は倒産してしまったはずなんですけれど、まだお店があるのは嬉しいわ。
人形町は他にも古いお店や楽しいお店がいっぱいありますよ。
【さざんか】
「さざんか」という響きが可愛らしいと思うの。椿もいいけれど、さざんかもいいわね。
【小 菊】
トントンが真っ黄色の菊を載せていたけれど、白と黄色の菊も可愛いでしょ。
こちらは「人形町」のゆかりの時計台。「は組」の火消し衆がいましたよ。
なんでも人形町というのは、江戸時代に人形芝居が行われて(浄瑠璃みたいなものかしら?)いた頃、人形遣いの人がこのへんに多く住んでいたのがその町の名前の由来だとか。
私にとっては「人形焼き」のイメージが強いのだけどね。
このあたりにはすき焼きの今半とか有名なお店も多いのだけれど、実際に歩いてみると、京都関連のものもたくさんあるのでびっくり。漬物やさんや粕漬け屋さん、湯葉屋さんなど京都で見かけるお店もありました。
こちらは京都の大学ですよね。どうして人形町にあるのか不思議。
あら、「酒悦」のお店がありました。
大昔、この会社でアルバイトをしたことがあるので、つい懐かしくなり、写真を撮ってしまいました。「酒悦」は一度は倒産してしまったはずなんですけれど、まだお店があるのは嬉しいわ。
人形町は他にも古いお店や楽しいお店がいっぱいありますよ。
2010年11月22日月曜日
呉服屋さんのお勉強会@人形町
先日に引き続き、また日本橋の呉服屋さんのお勉強会に行ってきました。
今回は出席者が3名と少なかったので、勉強会というよりも、個人教授というか、普段は恐れ多くて触れないような貴重な布を自由に手に取り、触らせてもらいうという時間を過ごしました。
場所は人形町の駅から5分ほど歩いたところの中央区堀留町区民館というところの和室でした。
まずは前回に引き続き、着物のサイズの測り方から。
私のちょっとした疑問にも呉服屋さんはとても丁寧に答えてくれました。
畳の部屋に、所狭しといろいろな布を広げています。
こちらは男物の布地の説明をしているところです。
男の人の着物には身八口がない、というような身振りですね。
後ろの緋毛氈の上には、帯用の布が置いてあります。
そしていろいろな布を一枚一枚、説明してくれます。
布を見極めるには、こんなふうにしてマイクロスコープで見るのです。そうすると、縦糸、横糸の織り方や撚り方が分かるのです。
布地を拡大してみるとこんなふうに織り方が良く見えます。
これはちりめんですけれど、ちりめんにも「ひとこし」というのと「ふたこし」というのがあり、その違いも丁寧に教えてもらいました。
いろんな紋のことも教えてもらいました。
お公家さんの紋、武士の紋、お寺さんの紋などを「紋帖」という分厚い本から探し出しました。お寺にも紋があるというのは知りませんでしたね。
すごく凝った紋もあるし、シンプルな紋もあるし、見ていて飽きないですね。
こちらは楽しいお遊びのまねごと。光琳の絵柄のうちから、好きな絵を描いて誂えるという究極の贅沢を味わってみました。
この本から選びます。
梅や撫子、かきつばたなどのお花や、宝づくしとか松などのおめでたい柄、波や雲などの自然風景を直径数センチの紙に描きます。その丸い紙を着物の好きな場所に置き、そしてその場所のその絵を描いたり、刺繍をするそうです。自分だけのオリジナルの着物ができるのですね。
これは波と舟かしら。
いかにも琳派らしい鶴や鹿や獅子などの絵柄もありましたよ。
可愛い小花も。
こうやって着物に絵の描かれた紙を置いていきます。
今回の参加者は着物に凝りだして6年、というおしゃれな男性がいたので、男の人の着物のこともいろいろと教えてもらいました。
話を聞いているうちに、10年ほど前に亡くなった父の着物のことを思い出してしまいました。
父は会社から帰るといつも母の手縫いの着物に着替えてリラックスしていました。
好きな囲碁に通う時も和服姿だったし、お正月はちょっと改まった着物を着ていたし、寒い時はトンビというオーバーのようなものを着ていたことなども思い出しました。
着物というのはいろいろな思い出と結びついていますね。
他にも博多織りにはクラスがあって、ラベルの色で見分けるとか、上等な金糸の織り方とそうでない金糸の織り方とかいろいろ教えていただきました。
私にとっては着物のことを学ぶというだけでなく、源氏物語のお姫様が着ていた衣装も思い出すことができるし、平家の娘たちや江戸の奥方の衣装を思い浮かべたり、長唄も関係してくるし、琳派の絵のことにもつながっていたりして、自分の好きな世界が深まっていくのは、とても楽しいひと時です。
それにこの呉服屋さんは絶対にここでは販売をしない、というので安心して参加することができるのはいいですね。
そんなふうにしていたら時間のたつのも忘れてしまい、人形町の駅に着いた時にはもう真っ暗になってしまいました。
今回は出席者が3名と少なかったので、勉強会というよりも、個人教授というか、普段は恐れ多くて触れないような貴重な布を自由に手に取り、触らせてもらいうという時間を過ごしました。
場所は人形町の駅から5分ほど歩いたところの中央区堀留町区民館というところの和室でした。
まずは前回に引き続き、着物のサイズの測り方から。
私のちょっとした疑問にも呉服屋さんはとても丁寧に答えてくれました。
畳の部屋に、所狭しといろいろな布を広げています。
こちらは男物の布地の説明をしているところです。
男の人の着物には身八口がない、というような身振りですね。
後ろの緋毛氈の上には、帯用の布が置いてあります。
そしていろいろな布を一枚一枚、説明してくれます。
布を見極めるには、こんなふうにしてマイクロスコープで見るのです。そうすると、縦糸、横糸の織り方や撚り方が分かるのです。
布地を拡大してみるとこんなふうに織り方が良く見えます。
これはちりめんですけれど、ちりめんにも「ひとこし」というのと「ふたこし」というのがあり、その違いも丁寧に教えてもらいました。
いろんな紋のことも教えてもらいました。
お公家さんの紋、武士の紋、お寺さんの紋などを「紋帖」という分厚い本から探し出しました。お寺にも紋があるというのは知りませんでしたね。
すごく凝った紋もあるし、シンプルな紋もあるし、見ていて飽きないですね。
こちらは楽しいお遊びのまねごと。光琳の絵柄のうちから、好きな絵を描いて誂えるという究極の贅沢を味わってみました。
この本から選びます。
梅や撫子、かきつばたなどのお花や、宝づくしとか松などのおめでたい柄、波や雲などの自然風景を直径数センチの紙に描きます。その丸い紙を着物の好きな場所に置き、そしてその場所のその絵を描いたり、刺繍をするそうです。自分だけのオリジナルの着物ができるのですね。
これは波と舟かしら。
いかにも琳派らしい鶴や鹿や獅子などの絵柄もありましたよ。
可愛い小花も。
こうやって着物に絵の描かれた紙を置いていきます。
今回の参加者は着物に凝りだして6年、というおしゃれな男性がいたので、男の人の着物のこともいろいろと教えてもらいました。
話を聞いているうちに、10年ほど前に亡くなった父の着物のことを思い出してしまいました。
父は会社から帰るといつも母の手縫いの着物に着替えてリラックスしていました。
好きな囲碁に通う時も和服姿だったし、お正月はちょっと改まった着物を着ていたし、寒い時はトンビというオーバーのようなものを着ていたことなども思い出しました。
着物というのはいろいろな思い出と結びついていますね。
他にも博多織りにはクラスがあって、ラベルの色で見分けるとか、上等な金糸の織り方とそうでない金糸の織り方とかいろいろ教えていただきました。
私にとっては着物のことを学ぶというだけでなく、源氏物語のお姫様が着ていた衣装も思い出すことができるし、平家の娘たちや江戸の奥方の衣装を思い浮かべたり、長唄も関係してくるし、琳派の絵のことにもつながっていたりして、自分の好きな世界が深まっていくのは、とても楽しいひと時です。
それにこの呉服屋さんは絶対にここでは販売をしない、というので安心して参加することができるのはいいですね。
そんなふうにしていたら時間のたつのも忘れてしまい、人形町の駅に着いた時にはもう真っ暗になってしまいました。
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