2025年4月29日火曜日

岐阜県瑞穂市へ

だいぶ前のことになってしまいましたが、春休みの間、プレミアム・カレッジ2年目に向けて、川崎平右衛門さんの足取りを追ってあちこち出かけてきました。

4月に入ってもずっと寒い日が続いていましたが、ちょうど暖かい日に岐阜県まで遠征してきました。


私が訪問した瑞穂(みずほ)市というところは、岐阜県の中でも西の方に位置しています。
今から22年前の2003年に、旧穂積(ほづみ)町と旧巣南(すなん)町が合併して誕生したそうです。

東海道線が通っているので、名古屋から大垣行きの東海道線に乗り、岐阜からちょっと西へ行ったところです。

駅名は「穂積」ですが、市の名前は瑞穂市です。ちょいとややこしい。

こちらの教育委員会の方と事前にメールで相談していましたが、図書館でお会いできることになりました。きれいな図書館でした。


「図書館」というバス停の目の前。


「楽修館」という別名がありました。
広々としてオシャレな図書館でした。

教育委員会の方にはとても親切に対応していただき、感動しました。

「郷土歴史研究指導員」という肩書きの方でしたが、かつては学校の先生や校長をされていたということで、教えるのがお好きなのでしょう。たくさんの資料を用意してくださいました。

また図書館のスタッフの方もとても親切で、私が行きたい場所への行き方などを教えてくださいました。

まず出かけたのは「川崎神社」です。


住宅街の中にあり、あまり目立たない神社でした.作られた年代は不明です。


昭和61年という文字が刻まれていました。

その次は、西へ向かって歩き、五六川(ごろくがわ)という川の手前にあるトンネルをくぐったところにある「神明神社」まで行ってみました。このあたりは野田新田と呼ばれているところです。

「五六川」というのは、日本橋から56番目の橋がかかっていたから、といういわれがあると伺いましたが、珍しい名前ですね。


こちらが野田新田の神明神社です。新田村というところに、寛永9年(1632)前後に、建てられたそうです。





このあたりは、誰も人がいなくて、ちょっと不安になりましたが、五六川のほとりに桜がきれいに咲いていました。

神社に行った後は、再び図書館へ戻り、地元の資料を読んでみました。

瑞穂市にはホテルがないので、宿泊のため、岐阜まで戻りました。

岐阜駅前広場には金ぴかの織田信長像が立っていました。


この日は、16,000歩以上、歩いたようでした。

(この項、続きます)


2025年4月24日木曜日

最近のスマホ 編集マジック

今年の4月3日にスマホを新しく替えました。

というのは、大学で使用しているメールアドレスは一年ごとに変わるシステムになっていて、去年の資料やメールは、スマホやパソコンでは見られなくなっているのです。

それで必要な資料などはバックアップしたので、この際、スマホも新しい機種に替えることにしました。

いろいろなアプリも引き継いで、少し落ち着いたので、ちょっと写真の画像をいじって遊んでみました。

今までは画像編集アプリのお世話になっていたものも、スマホに付随しているものから簡単に変更できるのです。これって当たり前なのでしょうか?

たとえばこちらの大学の桜の写真ですが、邪魔な人物を消すこともできました。


人物が一人もいなくなってしまいました。

またこちらは夫がモロッコで写した写真ですが、試しに左の木のようなものを消してみます。

するとこのとおり。

悪い事にでも、いくらでも使えそうで、怖いといえば怖いですね。

AIが操作しているそうです。

またジェミニという簡単お手伝いや、パソコンのcopilotもちょっとした相談相手には便利ですね。

人間はますます楽になっていくのか、あるいはお馬鹿さんになるのか、お利口さんになるのか、私が生きている間、どのように変化していくのでしょうか。


2025年4月20日日曜日

新学期 始まりました

春休みも終わり、大学生活2年目が始まり、一週間が経ちました。

これまで55人くらいの学生が在籍していたそうですが、2年に進級したのは33名。1年で終えた人は、それぞれ自分の世界に飛び立っていったことでしょう。

1年目の時は、何も分からず、知り合いもいませんでしたが、2年目になるとやはり安心感も出てきますね。久しぶりに逢えた人たちと再会できて、楽しくなりました。

2年目初日の授業は「多摩ニュータウン物語」「多摩・島しょ地域の自然」「都市を育み、活かす技術」の3科目でした。

「多摩ニュータウン」は今から50年前に開発されて、さまざまな変化を遂げてきました。そしてそこに住みながら調査をしてきた教授の講義でした。私と同世代の先生でしたので、あれこれ懐かしい話題がありました。

「多摩・島しょの自然」は、小笠原諸島の植物学が専門の先生の講義。

どの科目もフィールドワークが予定されています。神代植物公園にも行く予定。

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この日の装い。

暖かく晴れるが強風だという天気予報に従い、単衣の紬にしました。これがどういうことか、周囲の人には大好評でした。これまで比較的地味で目立たない着物を着ていたのですが、こういう洋服っぽい着物が良いのかしら?


半襟もつけていないし、足下はズックでした。






2025年4月11日金曜日

「源氏物語を楽しむ会 81回」2025年4月 報告

先日の「源氏物語を楽しむ会」はみなさん、お着物姿で参加しました。


ということで、会の前半は着物談義となりました。

Uさんは、紅花で染めた美しい黄色の紬でした。薄紫の帯が春の雰囲気を増していました。

Kさんは、ベージュ系の帯の着付けに頑張ったそうです。ニュアンスのある帯締めも良いですね。藍色のお着物に春らしさを加えていました。

着物を着ていると、帯の締め具合が気になります。私だけかと思っていましたが、みなさん、同様でした。帯の見た目は同じなのですが、硬くて締めにくい帯、柔らかすぎて手こずる帯など、あれこれ問題があり、みんな苦労しているのですね。

そんなおしゃべりが続きましたが、この日の源氏物語は「行幸」から。

ある年の12月、冷泉帝(本当の父親は光源氏)は鷹狩りのため大原野にお出ましになりました。多くの家臣たちも参加して、長い行列が続きました。その衣装の美しいこと。帝は赤いお召し物でした。色鮮やかな場面です。

玉鬘も車の中からその様子を見物。帝の美しさに呆然とするのでした。赤のお衣装が美しく、ボーッとしてしまったようです。また父親だという内大臣は男盛りといったように思ったようでした。

行列の中には、背中に「やなぐい」を背負った人もいました。「やなぐい」ですが、こんな感じでしょうか。

またそこには色黒で、毛深い右大将もいましたが、彼女は「なんかいやだわ~」と思ったようです。

その翌日、源氏は玉鬘に「昨日はどうだった?」と帝の様子をお便りで尋ねてみました。玉鬘は美しい帝のおそばで勤めるのもすてきだけど、帝には二人も奥様がいるし、あれこれたいへんそうだわと思ったようです。

そして源氏は玉鬘に「裳着の儀式」(女性の儀式で、現代の成人式のような儀式)をさせようと思ったのでした。

今回は尾崎左永子さんの訳本を参考にしました。この方、歌人としても著名な方で、97歳で現役のようです。素晴らしい。


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この日の装い。

ピンクとグレーの大島紬。これは珍しくお誂え品。ただし着物を着始めてすぐに誂えたので、まだよく分からず、胸の抱き幅が広くて、身体にフィットしていません。

帯はだいぶ前に着物交換会でいただいてきたもの。重宝しています。

このところ式典のための着物が多くあり、白襟ばかりでしたが、この日は黒地にピンクや紫のお花の刺繍入の半襟にしました。

こちらの羽織、京都のリサイクル着物屋さんで、たしか1000円だったかな?

春向きなので、着てみました。





2025年4月7日月曜日

入学式@国際フォーラム

昨日、大学の入学式がありました。私はすでに昨年、入学しているのですが、今年度は所属が本科→専攻科へと変わるので、出席してきました。

式は午後からスタートしたので、その前に新しいゼミの教授やゼミ生と一緒に、国際フォーラムの中にあるベトナム料理でランチをすることになりました。

教授の専門はアジアの気象学なので、ベトナム料理にも詳しく、あれこれとオススメ料理を教えてくれました。

私が選んだのは、生春巻き、揚げ春巻きと、フォーのセット料理。

その後はベトナムのジャスミンティーで、おしゃべりが弾みました。

式の前には今はやりの跳んだりはねたりする体操、チアガールたちのアクロバットダンス?があり、楽しめました。



舞台上でニコニコとして、楽しそう!

もっと凄い場面もありましたが、写真がスピードに追いつけませんでした。

その後の式は国歌演奏、学長式辞と続き、小池百合子都知事が祝辞を述べました。昨年のスーツはちょっと場違い(お母様の着物をリメイクしたもので、素敵だったけど)でしたが、今年はゴージャスな水色のスーツで堂々として、お似合いでした。ところが足下を見ると、黒のぺたんこシューズ。うーん、せっかくならヒールにしてもらいたかったな。

その後も都議会議長やら理事長やらあれこれ来賓の挨拶が続き、そのたびに私たちは椅子から立ち上がったので、疲れました。

それでも学生たちのオーケストラによるベートーヴェンの演奏や、校歌、応援団のエールがあり、元気を貰いました。

それにしても入学した学生数2000人、その父兄も多くて超満員、会場から退出する時は大変でした。

東京駅まで歩いて帰りました。


こちらは、翌日の構内の桜。
地元の住民も歩いています。

今年は、桜が長持ちしていますね。

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この日の装い。

バイセルの70%割引で購入した極小水玉模様の江戸小紋風着物。

前日、この帯が見つからなくて、慌てました。

入学式は雨が降らないで、助かりました。


2025年4月2日水曜日

2025年3月に着た着物

2025年3月に着た着物のまとめです。

このところ、平右衛門さんを追っかけて歩き回ることも多く、その時は歩きやすい服でしたので、着物はそれほど多くはなく、8回の着用でした。

また、3月は太りすぎてしまいました。

おまけに前髪がなかなか伸びず、髪型が気に入らないのですが、もう少し伸びるまで我慢ですね。


覚え書きです。

1.3月1日 着物交換会

黒字に白の模様の小紋+グレー地に黒の水玉フリル帯


2.3月11日 源氏物語を楽しむ会

藍色にピンクとグレーの縦縞模様の木綿着物+藍色に白い花模様の帯


3.3月17日 教授の退官記念講演

紫の絞り模様小紋+黒地に水玉模様帯


4.3月21日 修了式

黄色の扇面模様の付下げ+シルバーの袋帯


5.3月22日 お芝居鑑賞

黒の縦縞模様ポリ着物+切りばめ模様帯


6.3月25日 食事会

抹茶色の小紋+緑に金の模様帯


7.3月26日 玉川上水の花見散歩

ピンクの三河木綿+黒の幾何学模様帯


8.3月28日 大学へ

撫子模様のポリ着物+紫色の帯


いったん暖かくなったのに、また肌寒い日が続いています。雨も多いし、何を着たら良いのか悩みますね。

2025年4月1日火曜日

春休み

3月はいろいろな式に参加したり、会合が重なったり、急にお通夜があったりと、普段とは違う生活が続きました。

そんな毎日でしたが、現実に引き戻されると、来年度の大学の手続きをする用事がありました。

久しぶりに学校に出かけてきました。

最寄り駅からは美しい風景が見えました。

思わず写真を撮りましたが、黄色は菜の花、ピンクは早咲きの桜でしょうか。


構内には薄ピンクの桜が少しだけ咲いていました。

大学を出た後は、ショッピングモールにあるサーティーワンで、季節限定の大納言入り抹茶アイスをいただいきました。


一人でのんびりと過ごしてきました。

今日からは4月。新しい年度です。何が始まるでしょうか。

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この日の装い。

私の定番、撫子模様のポリ着物です。

いつもは黄色か、緑色の帯を合わせるのですが、この日は気分を変えて、紫色の帯にしてみました。