2019年4月30日火曜日

連休2日目は多摩川歩き

10連休の2日目の記録です。

地元に「182チャンネル」▼というローカル冊子があります。
無料で配布されている冊子です。

今回の街歩き特集は、我が家から近いところからスタートして、神奈川県(川崎市)まで多摩川沿いを歩くという内容でした。


その地図に従って、歩いてみました。
片道が約1時間ちょっと、往復で約12,000歩でした。

快晴のもと、まずは近くの自転車屋兼カフェを横目にしてスタートしました。


飛行機雲がとてもきれいでした。


多摩川の河原では、子供たちが少年野球の試合をしていました。
遠くに、うっすらと真っ白な富士山が見えました。
気持ち良いですね。


多摩川原橋。
ここを歩いて渡ります。
この橋を渡ると、稲城市になります。


地図をたよりに、のどかな住宅街を歩きました。
途中で、創業45年という老舗の和菓子屋さんで、柏餅を調達。
あんこがおいしかったですよ。


道はそれほどややこしくはありませんでした。
いろいろな家を眺めながら歩くのは楽しいですね。
このあたりは、稲城の梨が有名なところです。

つつじに止まっていたアゲハチョウに出会いました。


蜜はおいしかったかな。


この辺りを過ぎると、川崎市です。

お隣の駅の近くに着きました。
おいしそうなパン屋さんがあったので、入ってみました。


ここは子供からお年寄りまで人気のあるパン屋さんだそうです。
カレーパンが有名ということで、一つチョイス。
もう一つは、大納言入りのフレンチトースト。


なんと店内でパンを食べる人のために、コーヒーは無料サービスという太っ腹なパン屋さんでした。
パンの種類がとても多くて、お土産にハーブ入りのチーズパンを購入。


電車で帰ろうかと思いましたが、パンでお腹がいっぱいになったので、腹ごなしのために、また河原を歩いて、多摩川の橋に戻りました。


橋の上から見た風景です。
右手をずっといくと二子玉川を通って、羽田の方まで続きます。
左にずっといくと、多摩川の上流に行きます。


この日は気温もちょうどよく、お天気も快晴で、テクテクと気持ちの良いお散歩ができました。

2019年4月29日月曜日

連休初日は「井戸端着物マーケット」

さて世間では10連休という方もいらっしゃるようですが、その初日には、着物に関係するところをあちこちはしごしました。

メインは、目白の「ゆうど」▼という古民家で開催されていた「井戸端着物マーケット」▼でした。
毎年、ゴールデンウィークのころに開催されるイベントです。


こちらには毎回参加していますが、今年は「きもの倶楽部」▼の「遠足」として参加してきました。

ちなみに2年前の2017年には、こんな赤いチェックの着物で参加しましたよ。


さて、2019年、「ゆうど」の前で。
今回は黒の道行を上に着ましたが、寒かったですね。


出店されているのは、以下のメンバーです。
どこも愛用のお店ばかり。

兵児帯や帯締めを愛用 「funny coco」さん。
伊勢木綿(上の写真)や西陣帯を愛用 「梅屋」さん。
麻の半襟を愛用 「新之助上布」さん。
バッグや小物を愛用 「富士商会」のペタコさん。
帯留を愛用 「七宝焼きkimito」さん。
いつもすてきな着物を提供されている「初屋」さん。

連休初日のせいか、お客様がとても多かったですね。


みなさん、とても個性的で素敵な着物姿でした。
こちらはアンティークの着物と帯が素敵な方の後姿です。


品物をあれこれ見ていたら、あら、外は雨!
傘もないのでどうしましょうと思っていたら、ペタコさんが素敵な晴雨兼用の折りたたみ傘を見せて下さいました。


刺繍やビーズがとてもお洒落で、おまけに軽いので、ちょうど良いと思って購入しました。


こういう出会いってあるのですね。
でも帰るころには雨は止んでいましたが。

そして「ゆうど」の後のお約束の「志むら」▼へ。
ここは何といってもかき氷が有名なのです。
この日は15℃もないようなひんやりとした日でしたが、かき氷に挑戦。


なんだかカレーのようにも見えますね。
横から見ると、絶壁がすごいでしょ。


「きもの倶楽部」の部長さんも、ヨモギ入りのかき氷を注文されていましたよ。
白玉がおいしそうでした。


他の方は、あんみつとかホットケーキとかを召し上がっていました。


それぞれ気に入ったものを見つけたり、悩んだりした人もいましたが、とりあえず目白駅からJRに乗って帰宅しました。


ご一緒していただいたみなさま、ありがとうございました。

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この日の装い。

着物も帯も1000円か2000円の安物ですが、帯留はkimitoさんのもの。
七宝焼きです。


小粒でもぴりりと光りますね。


やはり何か一点、良いものを身に付けていると、安心できます。


2019年4月28日日曜日

片道1570円のプチ旅行 4 うなぎ

私の好きな料理といえば、鰻です。

都心では高くてなかなか手が出ませんが、三島は水がきれいなため、鰻がおいしいと評判なので、期待して出かけました。

町中には多くの鰻屋さんがありましたが、私が行ったのは、三嶋大社の正面の鳥居の真ん前にある「すみの坊 大社前店」▼というお店でした。
「すみの坊」はチェーン店で、市内に3か所あるようです。


メニューには、鰻以外のいろいろな種類がありましたが、選んだのはもちろん鰻。
値段もさまざまでしたが、2000円の鰻丼にしました。
タレが甘くておいしくて、私は普通はご飯は残ってしまうのですが、これはご飯もすべて完食しました。


カウンターにはカラフルなお花が飾ってありました。
一人で入っても、カウンターがあるのは良いですね。
お隣に座っていた女性の二人組は、昼からジョッキビールを飲んでいて、美味しそうでした。


店頭ではお持ち帰りの弁当も販売していて、人気がありましたよ。

「うなぎたい焼き」というのもありましたが、食べそこないました。

(この項、続きます)

2019年4月27日土曜日

「元号からみる日本の歴史」@明治大学リバティアカデミー

平成の時代も、残すところあと数日となりました。

ところで私が住んでいる調布市は、明治大学と協定を結んでいます。
先日、市報に「明治大学リバティアカデミー」▼公開講座のお知らせが載っていたので、面白そうなので申し込んでみました。
リバティアカデミーは有料の講座もありますが、今回は無料で、1000人位の参加者があったと思います。

御茶ノ水駅を下車▼して、明治大学まで。


高層ビルとなっていて、昔懐かしい明治大学の面影はまるでありませんでした。


会場のアカデミーホールです。
天井が高くて、とても立派なホールでした。
私学にはお金があるのだな、と思いましたね。


おのぼりさんのように、きょろきょろしてしまいました。

今回のセミナー「元号からみる日本の歴史」は、ちょうど新年号か決定されたばかりの直後に開かれたタイムリーな内容でした。
私自身は西暦派なので、あまり元号で数えることはありませんが、元号の学問的なアプローチに興味がありました。

3人の先生が登場されました。
それぞれの先生たちが、専門の時代における元号の捉え方などについてお話されました。

まずは、古代史が専門の吉村武彦名誉教授。
「元号」というのは、明治から使われた用語だそうで、古代では「年号」と言われていたということでした。
新しい元号となる「令和」は万葉集からの出典ということになっていますが、「文選」の中にある「帰田賦」という説もあるということ。
現在は、元号は二文字だという決まりもあるようですが、8世紀ごろには四文字の元号もあったそうです。たとえば天平感宝とか、天平勝宝などです。
また読み方も漢語と呉語が混じっているという指摘があり、「令」を漢語の「れい」と読むと「和」は「な」が合うのではないか、呉語の「りょう」なら「わ」である、という説も説明されていました。
私自身も「れいな」か「りょうわ」のほうが落ち着きがあると思っていましたので、なるほどと思いましたが、まぁ決まったものは決まりですから何とも言えませんが。
吉村先生は、多くの資料をもとに解説されました。
古文書は読むだけで大変なことだと感じました。

お二人目は、室町時代から戦国時代が専門の清水克行先生のお話でした。
鎌倉時代では平均すると3~4年に一度は、改元があったそうです。
また年の途中で改元をするときは、その次の年は「元二年」と呼ばれたとか。
これは今回の令和の改元と当てはまりますね。
また南北朝の頃は、南朝と北朝では元号が異なったそうで、それも面白いと思いました。

そして現代史・軍事史が専門の山田朗先生。
幕末から明治維新の頃の年号について説明がありました。
このころは孝明天皇ですが、なんと在位21年の間に、6回の改元があり、7つの年号が使用されたそうです。
目まぐるしく変わったのですね。
これは朝廷と幕府の力関係によるものだということです。
また明治の次は「光文」の予定でしたが、新聞に漏れたために、誤報とされて、「大正」になったということでした。
またアジア各国の元号についても解説されました。

元号というのは、○○時代というように、イメージが涌きやすく、また同時代人としての意識も沸くものです。
しかし、時代には連続性があるので、それを元号によって断絶してしまう傾向もある、というお話でした。

意外な事実もありました。

古代では、「祥瑞(しょうずい)」があると、元号を変えていたそうです。
祥瑞は良いことという意味です。
それに反して、鎌倉時代になると「悪いこと」があると、元号を変えたそうです。

私たちの現在の常識では、一人の天皇に対して、一つの元号となっていますが、そうでもない時代もありました。
時代は法律や経済によって価値観は変わるし、流れていくものですね。

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この日の装い。

前日にワンコインで見つけた▼黄色の格子の紬。
「町娘」ならぬ「町ばあさん」です。


この日の会場には、私の他にもう一人着物姿の方がいらっしゃいました。
青みがかったグレーの大島紬の着物に、焦げ茶色のような落ち着いた帯を締めていらっしゃいました。
とても素敵だったので、しみじみと眺めさせていただきましたよ。

2019年4月26日金曜日

目まぐるしい日

昨日はちょいと目まぐるしい一日でした。

朝はいつものように5時に目を覚まし、朝ごはんの後は掃除、洗濯、夕食の準備をして、
自転車でスポーツクラブへ。
「グループセンタジー」というヨガのようなピラティスのようなレッスンを受けました。
それほど飛んだり跳ねたりはしなくとも、ジワーッと汗が出る種目です。
主に背筋や腹筋を鍛える運動でした。

シャワーを浴びて、小雨の中を一度家に戻り、昼ご飯を食べて、汗をかいたスポーツウエアの洗濯。
それから夕方から外出するときの着物と帯などを用意しました。
そして少し時間があったので、三味線のお稽古。


午後は、近所の高齢者のおうちにお邪魔して、ホームヘルプ。
このときは、ダサい格好をしています。
動きやすいズボンにTシャツにエプロン姿です。
ホームヘルプは現在は4軒のおうちにお邪魔していますが、この日はとても広いおうち(3階建てで地下室もあり)の方なのですが、そこのおばあさまは足を痛めて、なかなか掃除ができないというので、2週間に一度出かけて、おうちをきれいにしています。
広いおうちなので、お掃除もダイエットになりますよ。

ホームヘルプは、それ以外に、いろいろな世間話などを聞くのもお役目ですね。
やはり愚痴が多いので、解決できそうなことは担当者に伝えます。
ちょっと役に立ちそうな100円均一グッズのお話をしたり、インターネットで本が買えるという話をしたり、そんなおしゃべりをするのも、仕事のうちです。


そしてまた自転車で吹っ飛んで自宅に戻り、着物に着替えて、駒場にある東大教養学部へ。
新入生歓迎の立看が目につきました。


こちらのシンポジウムに参加したのです。
人間国宝でもある狂言方と、東大スポーツ先端科学研究拠点のシンポジウムです。
タイトルは「狂言師・山本東次郎氏から学ぶ技芸・スポーツ科学研究の未来」。


シンポジウムの内容は、またの機会にご紹介したいと思いますが、人間国宝である83歳の山本東次郎さんの身体の動きは素晴らしかったです。
もちろんお声にも張りがあり、鍛えぬいた身体という感じを受けました。

こちらはいただいたチラシです。
(今回の装束とは異なりますが、こういお顔の方です)


実は私は今から15年程前は、某大学院の人間情報学講座という研究室に居候をしていて(研究者ではありませんが)、今回の東大の先生たちの研究と似たような研究をしている先生や学生と時間を共にしていました。
それで門前の小僧というか、私自身は理科系人間ではないのですが、人間の身体(視覚とか筋力とか人間の持っているさまざまの力)を実験により数値化して、論文にするという人達に混じって仕事をしていたので、今回のような研究発表はとても懐かしく感じたのでした。

そこで思うのは、家事にしても、スポーツにしても、着物にしても、中心になるのは人間の身体だということです。
いくら高価な着物(私は持っていないので、僻むのではありまえんが)を着ても、身体に芯がなかったり、贅肉が多かったり、背筋がピンとしていないと、きれいに見えないと思います。
いろいろな方法で、身体を鍛えておきたいと思っています。

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この日の夕方の装い。

ある方からいただいたポリエステルの反物を、マイサイズに仕立てていただいたものです。
雨コートにしたら、とも言われましたが、単衣着物にしました。
というのも、私は雨コートは趣味ではないし、チビなのでズドーンとした雨コートは似合わないのです。


帯はBerry工房さんの白のレース帯。
どんな着物にもフィットしてくれます。


半襟は、「ふだんきもの杏」さんで求めた端切れです。

2019年4月25日木曜日

片道1570円のプチ旅行 3 三嶋大社

三島市にある神社「みしまたいしゃ」は「三嶋大社」と書きます。
「三嶋」のほうが先に名付けられたのだと思いますが、市の名前は「三島」です。

三島駅前にはこういう案内図がありました。


駅から、どの道を通って行けば良いのかちょっと迷ったので、駅前交番で訪ねたところ、「そことそこの間の道」というので、そのようにして歩いて行ったら、どうも違う道だったようで、神社の裏門に着いてしまいました。

それでぐるりと回って入りましたが、神社の境内には、左右にこういうのが立っていました。
門松のような形でしたが、初めて見ました。
何と呼ぶのでしょうね。


竹にきれいに穴が空いていて、細工がしてありました。

こちらが本殿。
かなり立派です。


三嶋大社は、伊豆に流された源頼朝が源氏再興を祈願したところというので有名です。
そのおかげで山木判官を打ち、旗揚げに成功したので、その後は多くの武将がお参りする神社となったということです。

こちらは「控室」という建物の中に飾ってあった像。
釣り竿と鯛を持っているのは、恵比寿様ということですが、商売繁盛の神様のようですよ。
なんだかご利益がありそうだったので、ちょっと写させてもらいました。


「神池」の周りには、色とりどりの花が咲いていてとてもきれいでした。


桜もつつじも、どちらも楽しめました。


正門から続く道です。
本来はこちらを通っていかないと、いけなかったのだわ。


新緑の三嶋大社は清々しくて、良い気分になりました。
翌日も朝から出かけたのですが、初日は、ちょっとだけお参りをして、次の目的地に行きました。

(この項、続きます)

2019年4月24日水曜日

片道1570円のプチ旅行 2 装い

旅行のお伴は、いつも「ふだんきもの杏」▼さんのリバーシブル帯です。
これは表と裏がまったく違う素材で作られていて、表情が違うので、これだけで2日の装いに変化が付けられるというスグレもの。
今までの旅行も、きものは違えども、帯はほとんどこればかり。
旅行の定番帯です。

雨女の私は、濡れても良いように、デニム着物に合わせました。
これは細いストライプ入りのデニム着物です。
「きもの都粋」▼の誂え品。
普通のMサイズが合わない私には、木綿でもマイサイズで誂えてくれるお店が大切なのです。


 後はこんな感じ。
この帯は、派手な絞りの羽織をほどいて、作り直したというものです。
ちょっとお花の位置が下になってしまいましたが、諸事情により、なかなか締めるのにコツがいるのです。


そして乗り物の中は、エアコンが効いていて寒すぎるので、黒の透けた羽織を着て出かけました。
下の写真ですが、裏の赤いところを見せようとしたら、なんだか白いものが写っていますね。
不思議!
実際は裏は全部、赤いのですが。


背中や裾には、紅葉の刺繍が見えるので、初秋用かもしれませんが、まぁ、いいか。


電車の中では、羽織を着てちょうど良いくらいでしたが、熱海に着いた時点で、暑くて脱いでしまいました。
後でニュースを見たら、気温が25度以上の夏日だったそうで、暑いのも無理はありませんね。
この羽織はクルクルと巻いても、ちっともしわにならないので、便利です。
名古屋の大須骨董市で300円で手に入れたものにしては、働いてくれます。

翌日は、帯の裏面にしました。
こちらはウールのチェックです。


今回は帯揚げも帯締めも、持参しなかったので、前日と同じです。


今回は安いホテルにしたら、鏡が小さいのしかなくて、着付けに難儀しました。
裾の線が決まらないと、ちょっと不安ですよね。