2025年6月16日月曜日

「平右衛門フェスタ 2025」参加

6月6日は、258年前に亡くなった川崎平右衛門という人の命日でした。

この人は江戸時代の人物ですが、今年の私の論文テーマの方です。

平右衛門さんは今の府中市押立の豊かな農家で生まれたのですが、その後、新田開発で活躍して苗字帯刀を得て、また治水工事や石見銀山に赴き、最後は代官にまでなったという人です。

平右衛門さんは岐阜県の瑞穂市には11年間滞在したのですが、そこでは彼の死後、彼を慕っていた人たちが、ずっと命日に供養していました。

その行事は8年前からは都内でも続き、「平右衛門顕彰会」というグループの方の活躍により、ここ最近は府中市、小金井市市等で持ち回りで行われていました。

今年は岐阜県瑞穂市で開催されることを知り、私も日帰りでしたが参加してきました。

瑞穂市は今年の4月に続いて2回目の訪問でしたが、市内には宿泊地がないので、日帰りにしました。名古屋からは東海道線に乗り換えて30分なので便利なところです。川を渡り、水田を眺めているうちに穂積駅に到着。

会場はこちらの市の施設で行われました。とても立派なホールでした。

会場の様子。大きなスクリーンがドーンとありました。


まずは瑞穂市長の挨拶。
その後、府中市大國魂神社の宮司さんのお話がありました。

そして講演が続きました。
まず元中部大学教授の方の講演。スライドをたくさん使って分かりやすかったです。


その次の講演は、川崎平右衛門研究会長でもある大石学先生。江戸愛がほとばしってくる講演でした。


休憩の後はパネルディスカッションとなりました。


壇上にパネリストが並びました。
JAぎふ、朝日大学の先生、協同組合(?)、若い母親グループの方などがそれぞれの立場で発言していました。
現在の「令和の米問題」とも関係が深い話になると思っていたのですが、どうもかみ合わないようで、ちょっともったいない感じでした。若い母親グループの方が、一番積極的で、行動力があると感じました。

たまたまお隣に座っていたおばあさまは、今から25年ほど前、「戦え!へーえもん」という市民ミュージカルに参加したと楽しそうに話されていました。平右衛門さんはこの土地の方にとても親しまれているのだと感じました。

その後、急いで会場を後にしました。
中部新聞のネット記事によると、70人ほどの参加者があったそうです。

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この日の装い。
命日ということであまり華やかにならないように、青のセオアルファ。


帯は着物お譲り会でいただいたアイボリーの無地。


こういうときには無地の帯が便利ですね。


2025年6月14日土曜日

神代植物公園のフィールドワーク

 先週、大学の授業の一環で、東京都立神代植物公園のフィールドワークに行ってきました。

ここは子供の頃から何回となく出かけているところですが、今回は専門家のガイド付でしたので、いろいろと新しい発見もありました。

まずは植物多様性センターに行きました。


セミナールームで座学をしました。
「多様性」とは何かを教えていただきました。

その後、庭に出て、島の植物について学びました。

まずは伊豆諸島の海岸を模した場所を歩きました。

伊豆七島は調布から約100キロ離れているそうです。火山の山で、気候も植物も異なります。



岩の隙間に咲いている植物たち。


岩の隙間で頑張っていました。百合のような花も咲いていました。


この場所に生えている葉っぱは、裏側が真っ白でした。


これは?
名前が可愛いので、写してみました。


南の島の植物の特徴を学びました。

○葉っぱにトゲがなくなる

○形が大きくなる

○花の色が変化する

などがあるという説明でした。

こちらはアザミですが、都内のアザミに比べてとても大きくて、トゲもなくなっていました。天敵がいないので、トゲがなくなるようです。


手に持っているのは本土のアザミ、手前が島のアザミですが、柔らかな葉っぱになっていました。

こちらのススキ(?)も、本土のは手が切れるほど硬いのですが、島で生えているのは柔らかくて、ふっくらとしていました。


紫陽花の葉はかなり大きかったですね。

手のひらと比べると、大きさが分かります。


植物多様性センターの庭では、雨が降っていたのですが、スタッフの方は、傘も差さずに丁寧に解説して下さいました。

その後は神代植物公園へ。

私はシニアの団体料金なので、200円で入園できました。

入口に展示されていた花菖蒲?

こちらは有名なショクダイオオコンニャク。

世界一大きくて臭い植物だそうです。


マスコミやネットでも紹介されていますね。

小笠原ゾーンへ。

ここでは主に小笠原諸島の植物について学びました。というのも担当教授の専門が、小笠原の植物なので、丁寧に教えていただきました。



こちらは小笠原のハイビスカスです。とても背が高かったです。

咲き始めは黄色で、ピンクになると枯れておしまいになるのだとか。


こちらは小笠原の絶滅種だそうです。


普通の植物のようにも見えましたが。

温室の前で集合写真です。

お勉強はここまで。

そして最後はゼミの仲間と一緒におそば屋さんへ。

「嶋田屋」さんで、池の景色を眺めながらいただきました。

他の人は豪華な天ぷらつきのおそばを召し上がっていましたが、私はシンプルなとろろ蕎麦にしました。

食後はみんなでバスで調布まで戻りましたが、そこでお別れして私は図書館へ。









2025年6月8日日曜日

2025年5月の着物

2025年の6月もだいぶ過ぎてしまいましたが、先月5月に着た着物の覚え書きです。

9回、着用していたようです。

1は絹の袷ですが、2~8はどれも洗える着物。9は木綿です。


1. 5月3日 黒薄手着物 + 白の無地帯 (買い物)

2.5月10日 青ポリ大島風着物 + 赤の無地帯 (ゼミOB会)

3.5月11日 セオアルファ青色着物 + アジアン帯 (西荻着物イベント)

4.5月12日 青ポリ着物+黄色お月見帯 (大学ゼミ)

5.5月15日 青ポリ着物+花織帯 (市内散策)

6.5月19日 白黒セオアルファ+黒のざっくり帯 (大学ゼミ)

7.5月24日 青ポリ+朱色ざっくり帯 (伊豆七島イベント)

8.5月25日 青ポリ+アジアン帯 (親戚の集まり)

9.5月26日 黄色縞三河木綿着物+青系のざっくり帯 (大学の友人とランチ)


青系統の着物が多いですね。

青は、私には落ち着く色です。



2025年6月7日土曜日

「多摩ニュータウン物語」フィールドワーク 3

 「多摩ニュータウン物語」の3回目のフィールドワークは、京王堀之内駅からスタートしました。

ここの駅前には、ガウディの彫刻のようなものが建っています。


この彫刻は、階段を昇ったところにありますが、その広場から駅を眺めると、こんな風景になります。


ここからニュータウンの方へ向かって歩きました。
途中、傾斜型のエレベーターがありました。まっすぐ上に行くのではなくて、坂道に沿って斜めに上がるのです。乗車はしませんでしたが、なんとも不思議なエレベーターでした。

今回のフィールドワークも、この地域を開発して、設計した先生が解説してくださったので、いろいろな事情が分かりました。

こちらの橋の下は道路です。


オシャレな建物が見えてきました。
この建物はセミ・オーダーで、ある程度、内部は好きなように設計できたそうです。
下の八角形の建物は集会場でした。


ここから少し歩き、九兵衛坂公園というところを通りました。
昔、九兵衛さんという人がいたのでしょうね。


この周辺には都営住宅や公団、民間マンションなどが入り組んで建っていましたが、どれも統一性があってきれいな街でした。

そこからは、以前、自分だけで歩いた道になり、懐かしくなりました。
2022年5月のことだったようです。

水が流れ、木々も美しいせせらぎの道でした。


水の流れをうまく利用しています。


別所公園。近くには別所中学がありました。
このあたり、日差しが強く、暑くて歩くのが疲れました。


日枝神社。
この神社は以前はもっと高い場所にあったそうですが、住民の希望もあり、下の方へ移したそうです。


また水のあるところを歩きました。


森のような道でした。ここは涼しくて歩きやすかったです。
カルガモもいましたね。


さて終点は見附橋。四谷にあった橋を移動したものです。
カーネギー製のもので、橋の天井の裏側には、会社の名前もうっすらと見えました。


昔の橋と、後で作った部分もあるそうですが、レトロ感があふれていました。


池もあります。


ここで記念撮影。


最後は「長池ネイチャーセンター」という図書館のようなところで解散となりました。

他の人たちは南大沢まで歩きしたが、私はバスで京王堀之内まで戻りました。

ここの駅前には、なんとお菓子で有名なシャトレーゼのお店がありました。シャトレーゼは2024年1月に妹と一緒に石和のシャトレーゼホテルに泊ったので、懐かしいところです。


広い店内には、ケーキや和菓子、おせんべいなどがたくさん広がっていて、目移りしそうでしたが、こちらのチョコレートケーキを購入しました。



掘ノ内駅から一緒に帰ったのは、同じ市内に住んでいる方で、いろいろと地元の話をしながら戻りました。

この日のコースはこんな感じでしたが、あまり正確ではありません。