国分寺市内にある新田巡りの2回目です。
今回は市の北東部にある本多新田に向かいました。
出発はJR中央線の国分寺駅。
国分寺駅の南側にある殿ヶ谷戸庭園には何回か行きましたが、駅の北側に降りたのは初めて。
駅前は広場になっていました。
そこから商店街を北へ少し歩くと、本多地域に着きました。周囲をキョロキョロしていたら、すぐに祥應寺が見つかりました。とても広くて、立派なお寺でした。
このお寺は、享保2年(1717)に、国分寺村の名主である本多三左衛門の子、多儀右衛門と仲右衛門いう兄弟が、廃寺となっていたお寺を再興させたものだそうです。そして享保11年に、ここに引っ越して、寺社奉行に許可を得た、と書かれていました。
その後、享保12年(1726)、野中新田の一部を譲り受けて、「本多新田」ができました。その際に、村人の菩提所としてお寺は現在の場所に移されたそうです。
参考:祥應寺 https://www.syououji.jp/
道路の脇には庚申塔がありました。
中に入ってみると、オシャレな建物があり、そこは「KAIPAN」▼という寺カフェでした。
美味しそうなメニューがあり、朝7時から営業しているようでしたが、まだ空腹ではなかったので、中に入るのはまたにしました。
そしてそのすぐ隣には八幡神社がありました。こちらもとても立派な社殿でした。新田にはお寺と神社がセットになっていることが分かりました。現代の私たちの感覚からすると、ちょっと違和感があるのですが、江戸時代にはそれが普通だったのでしょうね。
この神社は本多新田が開発されたことで、1734年、村の鎮守として創建されました。村の人たちはここでお祭りなどをしたのでしょうね。
境内をあちこち撮影しました。
とても小さな祠がありました。これは稲荷神社の神様のようでした。中には白い狐さんがいました。
その後、近くにある民俗資料室というところまで歩いてみました。普通の住宅街の中にありました。
ここは事前予約制の場所だったので、残念ながら入館できませんでした。入口の窓からは地図なども見えて面白そうだったのですが。
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