昨日は、日本舞踊の花柳流の舞踊会を鑑賞してきました。
二世と三世お家元、花柳寿輔さんのそれぞれ50回忌、13回忌の追善舞踊会でした。
会場は歌舞伎座でした。
華やかなお召物を着たお客様がたくさん集まりました。
実は、地元の日本舞踊連盟のお稽古でお世話になった花柳黒紫先生が出演されたのです。
それで踊りをご一緒していたMさん、Eさんから私もお誘いを受けて、鑑賞させていただきました。
黒紫先生は、長唄「俄獅子」をとてもかっこよく踊られました。
いつものクールビューティーな様子とはまるで変わって、色っぽい芸者さん姿でした。
先生の踊りの後は、楽屋にお邪魔させていただきました。
まずは入り口の神棚にご挨拶。
お稲荷さんなので、本物の油揚げがお供えしてありましたよ。
記念撮影しているところを、写させていただきました。
獅子頭を持って、決まっていますね。
みんなで記念撮影。
私の顔の黒さと、まん丸顔はなんとかならないものでしょうか!
こちらは先生の楽屋の入り口です。
素敵な夏着物のEさんと一緒に。
先生は長い曲を踊られた後でお疲れになったと思いますが、とても気さくにポーズをとって下さいました。
ありがとうございます。
その後も、荻江、清元、大和楽などの踊りがありましたが、「鷺娘」は素敵でした。
やはり三味線で習った曲は、見ていても楽しいですね。
出演者のみなさまは、とても長い曲を踊られていらっしゃいました。
どれほどお稽古を積まれたことだろうと、感動しました。
最後には、特別出演として、玉三郎さんの踊り「夢殿」がありました。
現在のお家元(26歳だそうです)と、おじいさまとの3人での踊りでした。
玉三郎さんは女形姿ではなく、袴姿でしたが、素敵な舞を見せていただきました。
*******
歌舞伎座まで行ってきましたが、またまたシルバーパスを利用して移動しました。
これまではメトロ日比谷線の東銀座駅を利用していたのですが、実は東銀座は都営浅草線も通っていることに気づきました。
それでまずは都営新宿線に乗って、馬喰横山まで。
この駅は都営東日本橋と繋がっています。
同じ都営地下鉄なのに、いったん、改札を出て、延々と歩かされましたが。
私は都民として半世紀以上生活していますが、都営浅草線に乗ったのは初めてでした。
けっこう混雑していましたね。
この路線は西馬込から押上(スカイツリー)まで通っているので、いろいろと利用できそうです。
*****
この日の装い。
派手な青色の絽の小紋。
買ったのは去年でしたが、今回初めて袖を通しました。
帯は「ゆめこもん」▼さんで買ったモノ。
衣紋と、お太鼓の形がおかしくなったので、後で直しました。
踊りの会にいらっしゃった方は、みなさま、素敵な夏の訪問着で、紋付きの方も多かったですね。
そして袋帯の方も多くいらっしゃいました。
目の保養をさせていただきました。
2019年7月31日水曜日
2019年7月30日火曜日
「坐漁の人」
「坐漁の人」は、清水を舞台にした諸田玲子さんの短編小説集です。
清水というと、サッカーの清水エスパルスの町として知られていると思います。
私にとっては、ちびまるこちゃんの故郷というほうが分かりやすいですね。
2003年に静岡市と合併されて、今は清水市という地名はなく、静岡市清水区という住居表示になっています。
私の好きな作家・諸田玲子さんはその清水出身の方なので、清水には思い入れが深いのでしょう。
この「坐漁の人」はその清水にゆかりのある人物を取り上げた、短編時代小説集です。
三代将軍家光の時代に、江戸幕府転覆を企てた由比正雪、
幕末から明治にかけての任侠・清水次郎長の奥方のお蝶さん、
そして清水に「坐漁荘」という別荘を持っていた元老・西園寺公望などが、それぞれの主人公として登場します。
つまり江戸、明治、昭和までという時代は変わっても、舞台は共通して清水周辺のものばかりです。
どれも文章が素敵。
切なくて、それでいてピリッとしていて、そして色っぽい。
そんな諸田さんの魅力が凝結したような短編集でした。
清水は、子供がまだ小さい頃、三保の松原や日本平観光のついでに行ったことがありますが、もう一度、出かけてみたいところです。
清水というと、サッカーの清水エスパルスの町として知られていると思います。
私にとっては、ちびまるこちゃんの故郷というほうが分かりやすいですね。
2003年に静岡市と合併されて、今は清水市という地名はなく、静岡市清水区という住居表示になっています。
私の好きな作家・諸田玲子さんはその清水出身の方なので、清水には思い入れが深いのでしょう。
この「坐漁の人」はその清水にゆかりのある人物を取り上げた、短編時代小説集です。
三代将軍家光の時代に、江戸幕府転覆を企てた由比正雪、
幕末から明治にかけての任侠・清水次郎長の奥方のお蝶さん、
そして清水に「坐漁荘」という別荘を持っていた元老・西園寺公望などが、それぞれの主人公として登場します。
つまり江戸、明治、昭和までという時代は変わっても、舞台は共通して清水周辺のものばかりです。
どれも文章が素敵。
切なくて、それでいてピリッとしていて、そして色っぽい。
そんな諸田さんの魅力が凝結したような短編集でした。
清水は、子供がまだ小さい頃、三保の松原や日本平観光のついでに行ったことがありますが、もう一度、出かけてみたいところです。
2019年7月29日月曜日
シルバーパスで帯結び練習室へ
地元の着物友だちが、着付けの「練習室」を開催することになりました。
会場は、普段は自転車で行く範囲内にあります。
でも、着物姿ですし、うちのすぐ近くの停留所から路線バスが走っているので、シルバーパスを使って行ってみました。
このバスは不思議なバスで、時間帯によってルートが違うのです。
行先には「午前廻り」「午後廻り」と二種類あって、よく分からなかったのですが、今回実際に乗ってみて、その廻り方が分かりました。
バスの乗り方は、ほんとに知らないと難しいですね。
さて、「練習室」はこちらです。
練習室の主は「時代屋」さん。
友だちの名前をとって「時代屋」というのですが、「時代屋」といえば夏目雅子の映画「時代屋の女房」が思い出されますね。
あれは村松友視の原作で、たしか大井町が舞台となっていた骨董品屋のお話だったと思います。
話がそれましたが、「時代屋」さんのブログはこちら▼。
車椅子に乗った人に着物を着せたり、骨格による似合う着物を勉強されたりと、一味違う着付けを目指していらっしゃいます。
私は着物はまぁだいたい着られるし、普段は名古屋帯なのでお太鼓結びはまぁ慣れているほうかもしれません。
ところが半巾帯は苦手なのです。
その理由として、きちんと締まらない、後ろに回す時にグズグズになる、
という二つのことがあるからです。
今まで、何回か、半巾帯の締め方を習いましたが、どうも身に付きませんでした。
今回はそれを征服しようと思って、「練習室」に行ってみました。
こちらの「まゆみちゃん」がお出迎えしてくれました。
赤い帯に、白のステッチが効いていますね。
文庫結びです。
2人でおしゃべりをしながら、あれこれトライしてみました。
時代屋さんの貝ノ口。
時代屋さんのカルタ結び。
着物は、私がブログ友達のUさんから譲っていただいたもの。
私にはちょっと全体的に大きいので、時代屋さんに着ていただきました。
ちなみにこの時は、半襟なしでしたが、ちゃんと襟をつければもっとお似合いだと思います。
私の貝ノ口。
私のリボン返し。
(姿勢が悪い!)
兵児帯を使っています。
近寄るとあらが見えますが・・・・
仲良く並んでツーショット。
そうそう、私が半巾帯を苦手な理由も、今回のお稽古でよく分かりました。
帯がきちんと締まるようにするためには、ひとつコツがあったのです。
文章ではうまく説明できませんが、なるほど、と思うやり方でした。
また前にぐるりと回す時は、「お腹をひっこめて」すると良いということも分かりました。
マンツーマンの練習室、とても有意義でした。
自分が苦手なところ、あやふやなところを的確に指摘していただき、納得しました。
大人がモノを覚えるときは、理詰めで説明してくれたほうが、良いですね。
教えていただいたことは、忘れないようにしましょう。
ありがとうございました。
終わった後も、またシルバーパスを使って路線バスで帰宅しました。
*******
この日の装い。
藍色の浴衣は、上野公園の路上フリマで見つけたもの。
とてもサイズが小さい(私にはちょうど良い)ためか、千円で購入しました。
藍色と白のぼかしの麻帯は、インターネットで見つけたもの。
柄がないので、お太鼓を作る時も気軽に締められます。
半襟が出過ぎていたので、中へ押し込んでいた時にシャッターが下りてしまいました。
会場は、普段は自転車で行く範囲内にあります。
でも、着物姿ですし、うちのすぐ近くの停留所から路線バスが走っているので、シルバーパスを使って行ってみました。
このバスは不思議なバスで、時間帯によってルートが違うのです。
行先には「午前廻り」「午後廻り」と二種類あって、よく分からなかったのですが、今回実際に乗ってみて、その廻り方が分かりました。
バスの乗り方は、ほんとに知らないと難しいですね。
さて、「練習室」はこちらです。
練習室の主は「時代屋」さん。
友だちの名前をとって「時代屋」というのですが、「時代屋」といえば夏目雅子の映画「時代屋の女房」が思い出されますね。
あれは村松友視の原作で、たしか大井町が舞台となっていた骨董品屋のお話だったと思います。
話がそれましたが、「時代屋」さんのブログはこちら▼。
車椅子に乗った人に着物を着せたり、骨格による似合う着物を勉強されたりと、一味違う着付けを目指していらっしゃいます。
私は着物はまぁだいたい着られるし、普段は名古屋帯なのでお太鼓結びはまぁ慣れているほうかもしれません。
ところが半巾帯は苦手なのです。
その理由として、きちんと締まらない、後ろに回す時にグズグズになる、
という二つのことがあるからです。
今まで、何回か、半巾帯の締め方を習いましたが、どうも身に付きませんでした。
今回はそれを征服しようと思って、「練習室」に行ってみました。
こちらの「まゆみちゃん」がお出迎えしてくれました。
赤い帯に、白のステッチが効いていますね。
文庫結びです。
2人でおしゃべりをしながら、あれこれトライしてみました。
時代屋さんの貝ノ口。
時代屋さんのカルタ結び。
こちらは後ろが見えませんが、長い半巾でのリボン返しです。
着物は、私がブログ友達のUさんから譲っていただいたもの。
私にはちょっと全体的に大きいので、時代屋さんに着ていただきました。
ちなみにこの時は、半襟なしでしたが、ちゃんと襟をつければもっとお似合いだと思います。
私の貝ノ口。
(姿勢が悪い!)
兵児帯を使っています。
近寄るとあらが見えますが・・・・
仲良く並んでツーショット。
そうそう、私が半巾帯を苦手な理由も、今回のお稽古でよく分かりました。
帯がきちんと締まるようにするためには、ひとつコツがあったのです。
文章ではうまく説明できませんが、なるほど、と思うやり方でした。
また前にぐるりと回す時は、「お腹をひっこめて」すると良いということも分かりました。
マンツーマンの練習室、とても有意義でした。
自分が苦手なところ、あやふやなところを的確に指摘していただき、納得しました。
大人がモノを覚えるときは、理詰めで説明してくれたほうが、良いですね。
教えていただいたことは、忘れないようにしましょう。
ありがとうございました。
終わった後も、またシルバーパスを使って路線バスで帰宅しました。
*******
この日の装い。
藍色の浴衣は、上野公園の路上フリマで見つけたもの。
とてもサイズが小さい(私にはちょうど良い)ためか、千円で購入しました。
藍色と白のぼかしの麻帯は、インターネットで見つけたもの。
柄がないので、お太鼓を作る時も気軽に締められます。
半襟が出過ぎていたので、中へ押し込んでいた時にシャッターが下りてしまいました。
2019年7月28日日曜日
今度は手ごわいかも?
去年の秋に初めて受けてみた「江戸文化歴史検定」▼ですが、今年は10月下旬に試験があるそうです。
去年は半分冷やかしで、ほとんど準備もせずに3級を受けてみましたが、時代小説や歌舞伎などが好きならば、だいたい分かるような問題でした。
ところが2級となるとちょっと手ごわそうです。
こちらのテキストから、問題の多くが出題されるそうです。
そしてスペシャル問題は、「江戸百景めぐり」という名所旧跡の問題です。
今から少し勉強しようと思いますが、でも落ちたら恥ずかしいですね~。
去年は半分冷やかしで、ほとんど準備もせずに3級を受けてみましたが、時代小説や歌舞伎などが好きならば、だいたい分かるような問題でした。
ところが2級となるとちょっと手ごわそうです。
こちらのテキストから、問題の多くが出題されるそうです。
そしてスペシャル問題は、「江戸百景めぐり」という名所旧跡の問題です。
今から少し勉強しようと思いますが、でも落ちたら恥ずかしいですね~。
2019年7月27日土曜日
シルバーパスのおかげで東京見物?
先日、シルバーパスを使ったおかげで、思いがけずニコライ堂も通ることができました。
なかなか素敵な建物でしたよ。
弥生美術館・夢二美術館に行った時▼のことですが、美術館の場所は千代田線の根津駅下車がおススメなのですが、我が家からだと千代田線に乗るのは不便なのです。
それで、もう少し便利で、そしてシルバーパスを使える経路を考えてみました。
美術館のアクセスページを見ていたら、「JR御茶ノ水から都バスで東大構内行きの終点から2分」というのを発見。
なるほど、都バスが利用できるのですね。
それならもう一工夫して、JR御茶ノ水までもシルバーパスを使って行ってみようと考えました。
JR御茶ノ水駅はたしか千代田線の新御茶ノ水駅の近くで、そして新御茶ノ水は都営地下鉄の小川町駅と繋がっている、という記憶を頼りに出かけました。
これなら都営地下鉄と都バスの二つを利用することになり、交通費の大幅カットが見込めたのです。
ところがどっこい、運賃は安上がりでしたが、乗り換えが非常に不便で、駅と駅が繋がっていないのです。
特に小川町と新御茶ノ水は、私が出口を間違えたのかもしれませんが、いったん地上に出て、延々と450メートルも歩く羽目になりました。
ということで、遠回りをしたおかげで、ニコライ堂まで見物できました。
ちなみにニコライ堂というのは通称だそうで、正式には「日本ハリストス教会東京復活大聖堂」▼と言うのだそうですよ。
さて、こちらはメトロ千代田線の新御茶ノ水駅です。
開業は1969年(昭和44年)ということで、私が大学生の頃にできた駅です。
もう50年前のことになるのですね。
この駅と、JR御茶ノ水駅は聖橋で向かい合わせになっていますが、それでも都バスに乗るためには、また御茶ノ水口までかなり歩かないとなりませんでした。
やれやれ。
御茶ノ水口まで来ました。
ここからまだメトロ丸の内線の御茶ノ水駅まで歩かないと、都バスには辿り着けません。
思うに、都営の地下鉄やバスは、JRやメトロとはほとんど繋がっていないのではないでしょうか。
新宿駅の大江戸線にしてもかなり歩かされるし。
これは東京都の陰謀?なのしょうか。
シルバーパスのサイトを見ると、
「一般社団法人東京バス協会では、東京都の高齢者の社会参加を助長し、高齢者の福祉の向上を図るため」の制度だそうですが、これを利用して健脚になってもらいたい、という理由があるのかもしれません。
と文句を言っても仕方ありません。
メトロ丸の内線御茶ノ水駅近くで、都バス「東大構内行き」にはうまく飛び乗ることができましたが、中途半端な時間だったため、それほど混雑はしていませんでした。
バスの中から、御茶ノ水駅周辺の変貌を眺めながら東京大学の構内へ到着。
乗客は、東大の学生よりも東大病院に用事がある人の方が多かったようです。
ところで、私は大昔、東京大学の中で働いていましたが、その時はJR御茶ノ水の聖橋から「駒込駅行き」のバスに乗って通っていました。
そんなことを思い出しながら、終点で降りました。
なんだか学バスに乗ったようで、楽しかったです。
終点から構内を弥生門まで歩きました。
外にでると、もう目の前に美術館が見えました。
帰りもこのルートを利用しました。
バスの発車までちょっと時間があったので、東大生協の本屋さんで時間をつぶしました。
こちらが帰りのバスの案内です。
都バスは東大から「上野駅行き」というルートも走っていました。
東大と上野は意外と近いのですよ。
と、こんなふうにしてシルバーパスを使って移動してみました。
いやいや足と頭を使いますね。
次はどこのルートを利用しようかな。
「シルバーパスの旅」シリーズでも作ろうかしら。
******
この日の装い。
小雨交じりの湿った日でしたので、最後のセオアルファにしました。
多少の雨なら濡れても平気なので、梅雨時には重宝します。
市松模様の着物は、竹久夢二も好んでいたようです。
バッグは余り布で作っていただきました。
帯は、自由が丘のリサイクル着物屋さんで安く購入したモノ。
すっきりしたデザインで安いものを探していた時で見つけた帯です。
なかなか素敵な建物でしたよ。
それで、もう少し便利で、そしてシルバーパスを使える経路を考えてみました。
美術館のアクセスページを見ていたら、「JR御茶ノ水から都バスで東大構内行きの終点から2分」というのを発見。
なるほど、都バスが利用できるのですね。
それならもう一工夫して、JR御茶ノ水までもシルバーパスを使って行ってみようと考えました。
JR御茶ノ水駅はたしか千代田線の新御茶ノ水駅の近くで、そして新御茶ノ水は都営地下鉄の小川町駅と繋がっている、という記憶を頼りに出かけました。
これなら都営地下鉄と都バスの二つを利用することになり、交通費の大幅カットが見込めたのです。
ところがどっこい、運賃は安上がりでしたが、乗り換えが非常に不便で、駅と駅が繋がっていないのです。
特に小川町と新御茶ノ水は、私が出口を間違えたのかもしれませんが、いったん地上に出て、延々と450メートルも歩く羽目になりました。
(これは帰りに写したもの)
ということで、遠回りをしたおかげで、ニコライ堂まで見物できました。
ちなみにニコライ堂というのは通称だそうで、正式には「日本ハリストス教会東京復活大聖堂」▼と言うのだそうですよ。
さて、こちらはメトロ千代田線の新御茶ノ水駅です。
開業は1969年(昭和44年)ということで、私が大学生の頃にできた駅です。
もう50年前のことになるのですね。
この駅と、JR御茶ノ水駅は聖橋で向かい合わせになっていますが、それでも都バスに乗るためには、また御茶ノ水口までかなり歩かないとなりませんでした。
やれやれ。
御茶ノ水口まで来ました。
ここからまだメトロ丸の内線の御茶ノ水駅まで歩かないと、都バスには辿り着けません。
思うに、都営の地下鉄やバスは、JRやメトロとはほとんど繋がっていないのではないでしょうか。
新宿駅の大江戸線にしてもかなり歩かされるし。
これは東京都の陰謀?なのしょうか。
シルバーパスのサイトを見ると、
「一般社団法人東京バス協会では、東京都の高齢者の社会参加を助長し、高齢者の福祉の向上を図るため」の制度だそうですが、これを利用して健脚になってもらいたい、という理由があるのかもしれません。
と文句を言っても仕方ありません。
メトロ丸の内線御茶ノ水駅近くで、都バス「東大構内行き」にはうまく飛び乗ることができましたが、中途半端な時間だったため、それほど混雑はしていませんでした。
バスの中から、御茶ノ水駅周辺の変貌を眺めながら東京大学の構内へ到着。
乗客は、東大の学生よりも東大病院に用事がある人の方が多かったようです。
ところで、私は大昔、東京大学の中で働いていましたが、その時はJR御茶ノ水の聖橋から「駒込駅行き」のバスに乗って通っていました。
そんなことを思い出しながら、終点で降りました。
なんだか学バスに乗ったようで、楽しかったです。
終点から構内を弥生門まで歩きました。
外にでると、もう目の前に美術館が見えました。
帰りもこのルートを利用しました。
バスの発車までちょっと時間があったので、東大生協の本屋さんで時間をつぶしました。
こちらが帰りのバスの案内です。
都バスは東大から「上野駅行き」というルートも走っていました。
東大と上野は意外と近いのですよ。
と、こんなふうにしてシルバーパスを使って移動してみました。
いやいや足と頭を使いますね。
次はどこのルートを利用しようかな。
「シルバーパスの旅」シリーズでも作ろうかしら。
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この日の装い。
小雨交じりの湿った日でしたので、最後のセオアルファにしました。
多少の雨なら濡れても平気なので、梅雨時には重宝します。
市松模様の着物は、竹久夢二も好んでいたようです。
バッグは余り布で作っていただきました。
帯は、自由が丘のリサイクル着物屋さんで安く購入したモノ。
すっきりしたデザインで安いものを探していた時で見つけた帯です。
2019年7月26日金曜日
三味線おさらい会 無事終了
昨日は、地元のホールで三味線のおさらい会がありました。
演奏風景の写真はありませんが、会場の様子や裏話などの記録を残しておきます。
第一部は、プロによる演奏会。
「ひなの会」の皆様の演奏「鏡獅子(下)」には圧倒されました。
またお筝の演奏もありましたが、とても優しい雰囲気の創作曲で、いつまでも聞いていたい気持ちになりました。
第二部は、私たち弟子とプロの先生たちの助演によるおさらい会でした。
ホールの入り口には、こんな大きなお知らせが張られていました。
このポスターもプログラムも、どちらもお弟子さんたちのお手柄です。
ロビーには花輪も飾られていました。
受付の花は、やはり弟子のSさんの作品です。
ご自分で白い布を染めて、花びらの形にして、それをアイロンで形作って作るそうです。
とてもきれいでした。
午前中は舞台稽古でした。
初めてお囃子やお筝の演奏も加わって、弾いてみました。
いつも早くなりすぎるので、本番ではもっとゆっくり弾きましょうと、三味線仲間で相談しました。
こちらは子供たちのリハーサル風景です。
控え室のモニターに映し出されていたのを、スマホで写してみました。
本番でも、子供たちはとても立派に弾けて、将来が楽しみです。
休憩の時間には、金屏風の前で写真を写していただきました。
この金屏風も弟子のIさんの力作です。
Iさんは、なんでも器用に作られて、楽譜を乗せる譜面台も評判です。
とても貴重な存在ですが、実は浴衣を持参するのを忘れてしまったという一面もある方です。
Aさんは着付けの先生もされていらっしゃるそうで、控室ではみんなの着付けを丁寧に直していらっしゃいました。
男性の着付けもOKで、粋な浴衣姿になりました。
この三味線の会には、小学生から80代半ばのお年寄りまで参加されているのが特徴です。
小さな子供たちの演奏する姿、そして年配(私もそうですけど)の方の熱心なお稽古を見ていると、とても良い刺激になりますね。
ご指導いただいた先生、お筝のみなさま、ご協力いただいた「ひなの会」の皆様、お囃子の皆様、どうもありがとうございました。
特に先生はずっと舞台で弾きっぱなしで、本当にお疲れ様でございました。
また今回も先生のお嬢様には司会をしていただき、清楚な浴衣がお似合いでした。
ブログ友達のUさんが、私のブログをご覧になって、聴きに来てくださいました。
ありがとうございます。
彼女のブログ▼でも取り上げて下さいました。
私も、これからも三味線を楽しんでいきたいと思います。
******
この日の装い。
今回の舞台衣装は、浴衣でも夏着物でもどちらでも良いということでした。
先生からは「私たちは黒紋付きなので、なるべく明るい色が良い」と言われたので、ご近所のUさんからいただいたミント色の夏着物にしました。
素材は分からないのですが、涼しくて手洗いできるので、便利なのです。
帯は麻の黒い帯。
銀色の刺繍が好きなのですが、その場所がまるで変な場所についているので、締めるには困ったちゃんの帯です。
演奏風景の写真はありませんが、会場の様子や裏話などの記録を残しておきます。
第一部は、プロによる演奏会。
「ひなの会」の皆様の演奏「鏡獅子(下)」には圧倒されました。
またお筝の演奏もありましたが、とても優しい雰囲気の創作曲で、いつまでも聞いていたい気持ちになりました。
第二部は、私たち弟子とプロの先生たちの助演によるおさらい会でした。
ホールの入り口には、こんな大きなお知らせが張られていました。
このポスターもプログラムも、どちらもお弟子さんたちのお手柄です。
ロビーには花輪も飾られていました。
受付の花は、やはり弟子のSさんの作品です。
ご自分で白い布を染めて、花びらの形にして、それをアイロンで形作って作るそうです。
とてもきれいでした。
午前中は舞台稽古でした。
初めてお囃子やお筝の演奏も加わって、弾いてみました。
いつも早くなりすぎるので、本番ではもっとゆっくり弾きましょうと、三味線仲間で相談しました。
こちらは子供たちのリハーサル風景です。
控え室のモニターに映し出されていたのを、スマホで写してみました。
本番でも、子供たちはとても立派に弾けて、将来が楽しみです。
休憩の時間には、金屏風の前で写真を写していただきました。
この金屏風も弟子のIさんの力作です。
Iさんは、なんでも器用に作られて、楽譜を乗せる譜面台も評判です。
とても貴重な存在ですが、実は浴衣を持参するのを忘れてしまったという一面もある方です。
Aさんは着付けの先生もされていらっしゃるそうで、控室ではみんなの着付けを丁寧に直していらっしゃいました。
男性の着付けもOKで、粋な浴衣姿になりました。
この三味線の会には、小学生から80代半ばのお年寄りまで参加されているのが特徴です。
小さな子供たちの演奏する姿、そして年配(私もそうですけど)の方の熱心なお稽古を見ていると、とても良い刺激になりますね。
ご指導いただいた先生、お筝のみなさま、ご協力いただいた「ひなの会」の皆様、お囃子の皆様、どうもありがとうございました。
特に先生はずっと舞台で弾きっぱなしで、本当にお疲れ様でございました。
また今回も先生のお嬢様には司会をしていただき、清楚な浴衣がお似合いでした。
ブログ友達のUさんが、私のブログをご覧になって、聴きに来てくださいました。
ありがとうございます。
彼女のブログ▼でも取り上げて下さいました。
私も、これからも三味線を楽しんでいきたいと思います。
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この日の装い。
今回の舞台衣装は、浴衣でも夏着物でもどちらでも良いということでした。
先生からは「私たちは黒紋付きなので、なるべく明るい色が良い」と言われたので、ご近所のUさんからいただいたミント色の夏着物にしました。
素材は分からないのですが、涼しくて手洗いできるので、便利なのです。
帯は麻の黒い帯。
銀色の刺繍が好きなのですが、その場所がまるで変な場所についているので、締めるには困ったちゃんの帯です。
2019年7月25日木曜日
弥生美術館・竹久夢二美術館
弥生美術館・竹久夢二美術館▼には前々から行ってみたいと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。
先日、小雨の降る日、ようやく行くことができました。
場所は東京大学の弥生門の斜め向かいにあります。
弥生美術館と竹久夢二美術館は中で一つに繋がっています。
入場券も一枚です。
二つの美術館を見て900円というのは、まぁ良心的でしょうか。
今回の展示は「アンティーク着物万華鏡」というもの。
銘仙をはじめとするレトロな着物がたくさん展示されていました。
こちらは高畠華宵の絵を元にしたものです。
おはしょりもなく、帯というかベルトのようなものを胴体に巻き付けてあります。
振袖のような袖には細い糸のようなものが付いていて、これを絞ると袖が短くなるようでした。
足元はたしかヒールだったと思います。
とても自由な発想の着物姿でした。
こちらは明治から大正までの女性の衣装の変化を描いた屏風です。
髪の形の変化、着物から洋服までの変化などが、うまく描かれていました。
こちらの「長襦袢の魅力」コーナーは撮影自由でしたが、照明が暗くて、うまく写りませんでした。
こちらも長襦袢。
こんな派手なのがあるのですね。
大胆というか、なんでもあり、の長襦袢でした。
こちらは自撮りコーナー。
後に椿の柄の布がありますが、これは竹久夢二が好んで描いた椿です。
竹久夢二という人は画家でもありデザイナーでもあり、作家でもありました。
「宵待ち草」の作詞もしていた人でした。
奥さんや愛人との愛憎劇でも有名な人ですね。
写真で見ると、けっこうかっこいい男性でした。
絵画や着物、帯のデザインなど、数多くの作品を発表しましたが、50歳で亡くなってしまいます。
凝縮された人生だったのだろうと思いました。
竹久夢二美術館は、鹿野琢見という弁護士が建てたそうです。
この辺りは、かつて夢二が滞在した「菊富士ホテル」があり、また最愛の女性、笠井彦乃と逢瀬を重ねた場所で、昔の雰囲気が漂っていて、木々の緑が美しいところです。
ちょっと意外だったのは、「着物」と銘打った展覧会だったのに、着物で来場していた人はまるでいなかったこと。
小雨が降ったりやんだりの日でしたので、それが理由かしらね。
そして会場にはおしゃべりばかりのおばさん連中や、うんちくおやじ、外国人ファミリーが多くて、あまりゆっくりと鑑賞できませんでした。
残念ね。
お昼は、美術館に隣接している「港や」というレストランでいただきました。
お店の名前は、夢二のお店である画材屋の「港屋」が由来だと思います。
「パニーニ」という焼サンドイッチのようなパンでした。
中にはお肉とポテトが入っていて、お腹いっぱいになりました。
こちらにはシルバーパスを利用して行きました。
そのお話はまたね。
先日、小雨の降る日、ようやく行くことができました。
場所は東京大学の弥生門の斜め向かいにあります。
弥生美術館と竹久夢二美術館は中で一つに繋がっています。
入場券も一枚です。
二つの美術館を見て900円というのは、まぁ良心的でしょうか。
今回の展示は「アンティーク着物万華鏡」というもの。
銘仙をはじめとするレトロな着物がたくさん展示されていました。
こちらは高畠華宵の絵を元にしたものです。
おはしょりもなく、帯というかベルトのようなものを胴体に巻き付けてあります。
振袖のような袖には細い糸のようなものが付いていて、これを絞ると袖が短くなるようでした。
足元はたしかヒールだったと思います。
とても自由な発想の着物姿でした。
こちらは明治から大正までの女性の衣装の変化を描いた屏風です。
髪の形の変化、着物から洋服までの変化などが、うまく描かれていました。
こちらの「長襦袢の魅力」コーナーは撮影自由でしたが、照明が暗くて、うまく写りませんでした。
こちらも長襦袢。
こんな派手なのがあるのですね。
大胆というか、なんでもあり、の長襦袢でした。
こちらは自撮りコーナー。
後に椿の柄の布がありますが、これは竹久夢二が好んで描いた椿です。
竹久夢二という人は画家でもありデザイナーでもあり、作家でもありました。
「宵待ち草」の作詞もしていた人でした。
奥さんや愛人との愛憎劇でも有名な人ですね。
写真で見ると、けっこうかっこいい男性でした。
絵画や着物、帯のデザインなど、数多くの作品を発表しましたが、50歳で亡くなってしまいます。
凝縮された人生だったのだろうと思いました。
竹久夢二美術館は、鹿野琢見という弁護士が建てたそうです。
この辺りは、かつて夢二が滞在した「菊富士ホテル」があり、また最愛の女性、笠井彦乃と逢瀬を重ねた場所で、昔の雰囲気が漂っていて、木々の緑が美しいところです。
ちょっと意外だったのは、「着物」と銘打った展覧会だったのに、着物で来場していた人はまるでいなかったこと。
小雨が降ったりやんだりの日でしたので、それが理由かしらね。
そして会場にはおしゃべりばかりのおばさん連中や、うんちくおやじ、外国人ファミリーが多くて、あまりゆっくりと鑑賞できませんでした。
残念ね。
お昼は、美術館に隣接している「港や」というレストランでいただきました。
お店の名前は、夢二のお店である画材屋の「港屋」が由来だと思います。
「パニーニ」という焼サンドイッチのようなパンでした。
中にはお肉とポテトが入っていて、お腹いっぱいになりました。
こちらにはシルバーパスを利用して行きました。
そのお話はまたね。
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