今日のブログはちょっとマニアックです。
というか、あまり多くの人との団体行動が苦手な私には、こんな自由な一人行動がちょうどよい、というお話です。
前回、乞田川に沿って、京王線の聖蹟桜ヶ丘まで歩きました。最後に星乃珈琲で休憩して、そのまま電車で戻ったのですが、実は聖蹟桜ヶ丘駅に行くまでの間に、「あ、ここは面白そう、もう一度来てみたい」と思った場所がありました。
その時のブログはこちら▼
https://toshiko72.blogspot.com/2022/04/blog-post_13.html?m=1
(うまくリンクが貼れずにすいません)
そして、今回はその思いを晴らして来たのでした。
土地勘のない方に簡単に説明すると、多摩市にある聖蹟桜ヶ丘駅近くに、九頭龍公園という緑の憩いの場があります。大人も子供も楽しめるような公園です。
そこには龍の口から水が出ている場所があります。
そしてその作られた水路を辿っていくと、なんとまぁ、大栗川に繋がっていた、というお話です。
更に、その大栗川は乞田川と合流して、最終的には多摩川に繋がるのです。
つまりどんな小さな水溜りであっても、最後は大きな立派な川になる、ということをこの目で確かめることができたのです。
ちょっと大げさかもしれませんが、私にとって、それはとても楽しい発見であり、至福の時間でした。
******
以下は歩いた道の説明です。
スタートは京王線聖蹟桜ヶ丘駅。
商店街を少し歩くと、こんな緑の公園が目に入りました。
九頭龍公園です。九頭龍といえば福井県を思い出しますが、東京都多摩市にもありました。
ここの公園の噴水は、龍の口から水が出るようです。
コロナのためか分かりませんが、今は水は出ていませんでした。
口から出た水は、公園内をくねくねと流れていきます。
公園の敷地の隣には、健康センターがあり、地域の活動をしているところでした。
公園を少し曲がったところには、九頭龍神社がありました。小さくて古びていましたが、地元では有名なのかもしれません。
大栗川や多摩川の洪水を防いでくれる龍の神様を祀ってあるようです。
鳥居の下には、極小の白い龍が左右に並んでいました。あまりに可愛らしくて、ひよこのようでした。
神社には地元の3人のおじいさんが来ていて、楽しそうに散策していたので、私も後ろからついていきました。
この人達は、きっと何かを知っているだろうと思ったのです。
近くにはお菓子の専門学校がありました。
その横にはドブ川のような小さな川があり、どうもこれは九頭龍公園の水路と関係があるようだと思いました。
地元のおじいさんたちの後を歩いていたので、見つかったわけです。おじいさん、ありがとうございます。
ただしこの先は製菓学校の敷地になっていて、立ち入り禁止。さすがにそこに入り込むわけには行かず、このあたりをぐるぐると回ってみました。
すると、小さな緑道を発見。こういう車止めがあると、嬉しくなるのです。
「清水堀緑地」と書かれていました。
入っていかないわけにはいきません。
ちょっと曲がっていたりして、かつての川っぽいですね。
ここはかつては古茂川といったのでしょうか。
この細い道にはツツジやハナミズキもきれいに咲いていました。
恐る恐る歩いてみた道ですが、中はちゃんと整備されていて、歩きやすいところでした。
突き当たりに来て、上を眺めると階段がありました。
そしてこの階段を昇ると、
わーい、目の前は広い川、大栗川だったのです。
私の予感が当たって、嬉しく思いました。
この大栗川を下れば、先日の乞田川との合流地点になります。
まだ時間も早かったので、川を上って、次の橋まで歩くことにしました。
この日はすごく日差しが強くて、何も遮るものがない河原を歩いたので、日に焼けそうでした。
仕事の途中、バイクで休憩にやってきたおじさんがいました。川に降りて、コンビニ調達のお弁当を広げていました。
私は、こちらの写真に見える橋まで歩きます。
川の名称の看板。「おおぐりがわ」と濁って読むのですね。「おおくりかわ」ではありません。
川の両側にはマンションや住宅が並んでいました。
この霞が関橋を渡った山の方に行くと、映画「耳をすませば」のモデルになった階段があるそうです。
ここでUターンをして、大栗川を下流に向かって戻りました。
単調な道が続きました。
こちらに見えるのは、新大栗橋です。
そして前回は眺めただけだった新大栗橋に到着しました。
かなり広くて立派な橋です。
そこからまた川沿いに歩いて、聖蹟桜ヶ丘の駅まで戻りました。
途中、先程の製菓学校の近くに、昔の水路のようなところが見えましたが、この先は道路になってしまっていました。
駅の周辺は商業ビルでいっぱいです。
春夏用のブラウスでも買おうかと店内をぶらぶらしましたが、どうもピッタリするのがありませんでした。
私にはオシャレよりも、今は川歩きのほうが楽しくなりました。
*******
「一日一句」
夏近し 小さな水路も 川となる