先日、分倍河原というところへ行ってきました。
分倍河原、読めますか?
「ぶばいがわら」と発音します。
ここはJR南武線と、京王線がクロスした駅です。
駅前広場には、こんな銅像が立っています。勇ましいですね。
新田義貞です。
この人は鎌倉時代後期から南北朝にかけての武士で、ここ分倍河原で鎌倉幕府軍と戦いました。
新田義貞はもともとは上野の国出身で、現在の群馬県太田市あたりだそうです。
激しい気性と義理人情に厚い性格だったそうで、それも上野という土地柄なのでしょうか。
義貞は利根川あたりを根拠地としていたそうで、そして鎌倉幕府に反感を持っていた勢力を結合して、新田軍は20万人の勢力があったとか。
この分倍河原辺りも戦場になったのですね。
この銅像の前には、大きな立派なビルが建っています。東芝のビルです。
今回、私が分倍河原に行ったのは、その駅前から少し歩いたところにある、武蔵府中税務署でした。
ちなみにこの建物は鎌倉街道という道路にも面しています。道路の隣は畑という、のどかな場所にありました。
700年近く前、きっと新田義貞も通った道だと思います。
確定申告の相談をするために行ったのですが、税務署というところは生まれて初めてでしたので、悪いことをしているわけではないのに、ちょいとキンチョーしました。
ラインで国税庁とお友達になると、相談の予約ができるというので、そのシステムを利用して行きましたが、それでも時間通りには相談できませんでした。
というのも、みな相談がすごく長いのです。
その相談は、区切りのない空間で行われているので、嫌でもその声が響いて聞こえてしまいます。
アパート経営をしているが、その経費はどうすればよいのか?
ネットで広告を出しているが、その掲載費はどうすればよいのか?
ふるさと納税はどうすればよいのか?
外国の株で儲けたが、どうすればよいのか?
ありとあらゆる相談事が聞こえてきました。税務署の人は丁寧に時間をかけて相手をしているので、一人ひとりの時間がすごくかかるのでした。
私は、自分で計算した金額があっているかどうかを確認してもらい、また記入方法が分からないところだけを聞いてもらいました。とても若い青年(たぶん23歳くらい?)でしたが、丁寧に対応してもらいました。
幸い、すぐにOKが出ましたが、それでも疲れましたね。
この年になり、初めて税務署に行きましたが、そんなにキンチョーする必要はなかったようです。
会社を経営している方や、ご商売をされている方は、ほんとにご苦労様です。
相談が終わり、ホッとしてお茶でも飲んで帰宅しようかとも思いましたが、このコロナ禍ですので、すぐに電車に乗って戻りました。