めちゃめちゃ暑い日が続いていますね。
それでも六郷用水歩きをしたかったので、昨日は朝の7時前に家を出て、大田区まで出かけてきました。早朝だと電車も空いています。
目的地は六郷用水の「女堀」でした。ここは2023年11月に訪れましたが、なんだかちゃんと理解できない場所でした。それで今回はもう一度資料を読み込んで、また出かけたのです。
東急多摩川線の「鵜の木駅」で下車。
ここから住宅街を少し歩きました。
以前はこんもりとしている松山公園の中を通って歩きましたが、今回は公園を迂回した平地ルートだったので、楽に行けました。
この先の道は、階段を上った崖の上にありました。
右手は小山、左手は断崖絶壁という道でした。土地が売りに出ていましたが、いくらだったかしら。ちょっと不便そうな場所でした。
そして少し歩くと、以前訪れた観蔵院の脇のところに出たのです。
このお寺は14世紀頃できたそうですから、六郷用水の工事のときはすでにここにあったのですね。下の写真の正面の向こう側に見えるのが、観蔵院の敷地です。
ここが「女堀」と言われているところです。
その名前の由来ですが、一つには「このあたりの高低差と堅い地盤によって堀の開削工事は難航た。その際、作業に女性を動員し、男女が力を合わせて能率を上げたことから呼ばれた」という説。
もう一つは「工事を担当した代官小泉次大夫が浅間神社の丘近くを工事しようとしたとき、夢に現れた女神(木花開耶姫命)のお告げにより、丘を切り崩さずに迂回して工事を進めたことから女堀と呼ばれた」という説もあります。
通り過ぎるのは、犬を散歩している人か、ジョギングをしている人くらいでした。
だんだん陽が昇ってきました。
多摩川駅近くに到着。
線路の向こう側に見えるのは浅間神社です。小高い丘の上にあり、前に来たときは富士山が美しく見えました。鎌倉時代に源頼朝が出陣した際に、妻の政子が夫の身を案じ、後を追いましたが、草履の傷が痛み、ここで逗留したといわれる所です。ただし早朝のため、ここもまだ開いていませんでした。