2022年7月31日日曜日

市民カレッジ 「おにわさん」

市民カレッジ「日本庭園」の2回目が開催されました。 

前回は日本庭園の歴史について学びましたが、今回はオススメの日本庭園についての紹介でした。

今回の講師は、ネット上で「おにわさん」というサイトを運営している若い男性でした。

高校の修学旅行で岡山の後楽園に行った時、日本庭園の魅力にはまり、その後、就職した会社が浜離宮の近くにあったことから、みずから日本庭園のホームページを立ち上げたそうです。

「岡山後楽園」

  (ホームページより拝借しました)

「おにわさん」▼

今までに1700くらいの日本庭園に行ったそうで、インスタなどのSNSフォロワーは6万人くらいいらっしゃるとか。

講演をするのは、今回が初めてとのことでしたが、お話も分かりやすく、楽しい時間を提供してくれました。

現在、国の指定名勝の庭園は200くらいあり、また地方自治体の指定名勝(たとえば東京都指定の清澄庭園など)もあるそうですが、全国的にみると来場者減少のため、手入れが行き届かない庭園もあるそうです。

「清澄庭園」

日本の庭園は、いくら国指定の名勝といえども、大規模工事以外には補助金も出ないことも多く、通常の手入れは入場料でやりくりをしなければならず、運営も大変になり、閉園に追い込まれるところもあるのだとか。国や地方自治体からの支援や、クラウドファンディングなども考えないといけないですね。

お話の中で私も行ってみたいと思ったのは、

近場では国分寺市にある「真姿の池湧水群」

(ホームページより拝借しました)

世田谷区成城5丁目「猪俣庭園」

代官山の「朝倉家住宅」

遠方では金沢の「玉泉園」

西尾市の「華蔵寺庭園」などです。

コロナが収束したら、是非行ってみたいところがたくさんありました。

たくさんの写真を見せていただき、ありがとうございました。

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「一日一句」

一年中 いつの季節も 「おにわさん」


2022年7月30日土曜日

フォークダンス 8月は休会に

フォークダンスの練習は、毎月3回、土曜日に行われています。

7月の最終回の練習でしたが、冷房ガンガンの部屋でも踊ると暑かったですね。

今回の踊りです。

ところで私達の住んでいる市には約21万人ほどの住民がいますが、コロナ感染者数は3万人に達しました。

ということは市民7人に一人は感染しているということです。

まだ増加傾向にあるようなので、みんなで相談して、8月の練習は休会とすることにしました。

メンバーはみんなおばあさんですし、熱中症になってもコロナになっても大変なんので、ひと月、お休みすることにしました。


味の素スタジアムでの発表も中止になり、ちょっと残念ですが、まだまだ踊る機会はあるので、それまでは大人しくしていましょう。

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「一日一句」

元気なら いつでも踊れる フォークの会




2022年7月28日木曜日

ジグソーパズル 完成まで

ジグソーパズルを始めたのは、もう今から40年以上も昔のことですが、飽きずに作り続けています。

今年の誕生日祝に、娘から送られてきたのは、1000ピースのジグソーパズルとケースのセットでした。

パズルは箱を開けると、こんな感じでした。

きれいですね。

誕生日の翌日からスタート。

2日間で周囲の枠組みができたと思ったら、なんと風で吹き飛ばされてしまいました。バラバラ事件です。がっくり。


気を取り直して、やりなおし。

お花の部分は色がくっきりとしていて分かりやすいので、すぐにできました。


ところがその後が大変でした。
残りはほぼ緑色一色ですので、後は形で判断するより他にありません。

形の特徴をしっかりと把握して、分別して取り組みました。

ピースの足の部分がハート型になっているもの、ギザギザの階段状になっているもの、手足の角度など、細かい部分に注意します。

ようやく17日間で出来上がりました。なでなでしたい気分です。

それにしても、昔と比べて完成までのスピードが落ちましたね。

出来上がりの後は、上から糊を塗って、1日置いて乾かしてから枠に入れました。

カバーが反射して、写真はあまりきれいではありませんが。


ちなみに、この場所に今までかかっていたのは、こちら。青一色の世界地図でした。

私のパズル好きは、娘が引き継ぎ、そして今では孫たちが頑張ってやっているようです。

パズルは頭の体操にも良いと思いますよ。

安い費用で長く楽しめる娯楽です。

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「一日一句」

暑い日に 色と形で 一つずつ

2022年7月26日火曜日

源氏物語を楽しむ会 48回 2022年7月

「源氏物語」はとても長いお話です。

その中でも「乙女」の巻はかなり長くて、私達の会でも、もう何回も続いています。

今回はちょっと源氏物語から離れて、「乙女」を歌った百人一首のご紹介をしようと思います。

みなさんはこちらの和歌はご存知でしょうか?

 《天津風 雲の通い路吹きとぢよ

 をとめの姿 しばしとどめむ》

大まかな意味は、「天を吹く風よ、天女たちが帰っていく雲の道を吹き閉じておくれ 乙女たちの美しい舞姿をもうしばらく地上にとどめておきたいのだ」というものです。

この乙女とは、毎年11月の新嘗祭の翌日に開かれる豊明節会で、宮中で披露される五節の舞を踊る少女たちのことです。あまりに可愛いので天女と思ったのでしょう。

この乙女役は、有力な貴族や役人の娘でないとなることができません。

光源氏の息子である夕霧は、その乙女の一人に一目惚れしてしまいました。彼女の近くに近寄り、自分の衣装をこすって、絹づれの音を出して、気づいてほしいと、ちょっかいを出しました。雲居の雁という幼なじみの彼女がいるのにね。

ところでこの百人一首にもある歌の作者は、僧正遍照という人です。彼は坊さんになる前は、深草少将という名前で、かの美人歌人である小野小町に恋をしていたともいわれた人です。

この人は816年から890年まで生きていたそうなので、源氏物語が生まれるよりもかなり前の人ですが、そのころでも五節の舞姫は人々の憧れだったのですね。

ということで、今回は源氏物語にも登場する五節の舞の乙女をご紹介しました。

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この日はすごい土砂降りでした。

それでもなんとか会を楽しむことができました。

終了後は、こちらの電車で三駅目にある和菓子屋さんへ。

「まほろ堂蒼月」というお店です。

ここは川歩き友達のCさんから教えて頂いたお店ですが、私の目的はかき氷。

私が頼んだのは、シンプルな抹茶。あんこがたっぷり。美味しかったです。


ご一緒したKさんは「黒蜜あんずに白あんクリーム」というちょっと複雑な味のかき氷でした。とても満足されていましたよ。


他にも美味しそうな和菓子がいろいろとありました。

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「一日一句」

舞姫に 教えてあげたい かき氷


2022年7月25日月曜日

3年ぶりのゆかた会

三味線のゆかた会が3年ぶりに開かれました。コロナのためにずっと中止になっていたのです。

ゆかた会では、小さな子供から、90歳代、80歳代のお年寄りまでが演奏しました。

曲も童謡、アニメソング、古典的長唄などいろいろでした。

私は「秋の色種」と「勧進帳滝流し」を演奏しました。

こちらは先生と並んで弾いている場面です。お弟子さん仲間に写していただきました。下段は唄の助演の先生です。先生方はみなさん、白の夏着物で素敵でした。

こちらは小さな子どもたちの演奏風景です。子どもたちのママさんたちも演奏されていました。

色とりどりの浴衣や甚平が可愛らしかったですね。ちょっと後ろ姿を写させてもらいました。

とても暑い日でしたが、なんとか終了しました。

私は一時は体調不良などがあり、三味線のお稽古はもう止めようかとも思ったこともありましたが、このような発表の場があったので、止めないでよかったと思いました。

ご指導いただいた先生、助演の先生方、会場のスタフッフさん、お手伝いしていただいた皆さん、どうもありがとうございました。

そして一緒に演奏したお弟子さん仲間の皆さん、お疲れ様した。

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この日の装い。

女優さんのバザーで購入した、おばあちゃまの藍色に露芝模様の浴衣。

麻の黄色い帯に、自作の組紐で作った帯締めをしました。

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「一日一句」

緋毛氈 藍の浴衣で 三味を弾く

2022年7月24日日曜日

組紐教室 2回目

少し前のことになりますが、2回目の組紐教室の話です。この時は、前回習った帯締めを完成させました。

教室で途中まで組んでいたので、残りは自宅で続けて、そして全部組んだものを持参しました。

洋服の上に締めてみましたが、このときはまだ房の処理はしてありません。

先生から、房の始末のやり方を教えていただきました。帯締めの端の方を別の糸でギュッと結び、そして房を半分に分けるようにして、また結ぶというやり方です。なんだか分かったような、分からないような気分でした。

その後は、先輩方の組紐を見学しました。

みなさん、それぞれ工夫して作っていましたが、中でも90歳代の方は、スニーカーの紐に挑戦していました。赤、白、グレーの三色で組んでいましたが、とても素敵。すでに白いスニーカーを買ってあるので、それに使うのだそうですが、絹糸の靴紐なんてすごく贅沢ですね。

また私は次回の帯締めの糸を選びました。たくさんの糸の中から選ぶので大変です。写真以外にもまだまだ糸はあるのです。それで直感で選んだのが、エメラルドグリーン。

この色を使いたくて、もう一色はちょっと色の付いた白にしました。

こんな感じの組み方を習う予定です。

他にもどんなものに応用できるか、教えていただきました。

この日は、こんな感じで終わりました。

そして組紐の房の仕上げは、自宅でやかんの湯気を当てて伸ばしました。

出来上がった帯締めを藍色の浴衣、黄色い帯に合わせてみました。


意外とうまくできたので、満足しています。

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「一日一句」

ひと目ずつ 組んでは伸ばす 夏の午後


2022年7月22日金曜日

新宿中央公園の富士見台

新宿中央公園は、淀橋浄水場とは切っても切れない縁があります。

かつて明治時代に、東京ではコレラが大流行して、なんと1万人以上の市民の死者が出たそうです。それでそれまで使用していた玉川上水を近代化することにして、明治31年(1898年)に淀橋浄水場が作られました。

これは近くに淀橋という橋があったから名付けられました。

神田川と青梅街道が交差するところにある淀橋です。

その後、長い間、淀橋浄水場は東京市民に配水を続けましたた。

私は小学4年か5年の頃、淀橋浄水場を見学した記憶があります。昭和35年頃のことだったでしょうか。小高い場所から眺めて、とても広いところだったという思い出があります。

淀橋浄水場は、昭和40年(1965年)にその役割を終了しました。この年の前年には、東京オリンピックが開催されています。東京の都市機能がいちだんと近代化した頃ですね。

さて先日、新宿中央公園を散歩しましたが、公園の中の小高い丘で、浄水場の遺産に出会いました。

富士見台です。標高45メートルの高さのところにありました。


これはかつて「富士山を仰ぐ展望台」だったところです。
このような説明がありました。

「ここにある六角堂は、淀橋浄水場時代のものを補修して、そのまま残した。また通路の飛び石は浄水地の壁に使われていた明治30年頃の古い煉瓦である」

なんだかロマンチックな雰囲気のところでした。

かつての六角堂と淀橋浄水場の写真もありました。

「六角堂は、旧淀橋浄水場の洋風四阿(あずまや)で、階段を上がった先にある富士見台と呼ばれる築山上にあります。建てられた時期は、明治39年から昭和2年の間と考えられています。公園整備の際に、当時の地盤をそのまま残し、浄水場時代の記念物として保存しました。今では浄水場があった当時の施設などはほとんどなくなり、この六角堂は現存する貴重な施設であることから平成25年3月に新宿区の地域文化財に認定されました」

右側の写真は、昭和36年当時の浄水場です。このころは周囲には高いビルなど何もなく、今とは大違いの風景ですね。

中央公園には緑の木々や、アジサイの花などが咲いていました。


この付近には「旧淀橋浄水場蝶型弁」「や「給水所」「淀橋浄水場阯」などもあるようです。見過ごしてしまいました。

もう一度出かけて、それらを確かめたいと思いました。

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「一日一句」

炎天に 思い出広がる 浄水場



2022年7月21日木曜日

都庁周辺 橋巡り

新宿中央公園さんぽの続きです。

公園内にはたくさんの橋がかかっていました。

といっても川の上にかかっている橋ではありません。橋の下は、車が通る道路でした。

こちらは駅から公園に渡る最初の橋。「公園北歩道橋」というそっけない名前の橋です。

少し歩くと、「緑の橋」「水の橋」もありました。ただし橋の名前は書かれていませんでした。

こちらは「虹の橋」だったと思いますが、名前は「公園小橋」となっていました。

「公園大橋」もありましたが、なんだかネーミングがいまいちですね。

橋の上には、サルビアの花がきれいに咲いていました。


最後は「角筈橋」。ここの向かいにはワシントンホテルがあります。

このあたりは都庁の関係する建物が続きます。第一庁舎、第二庁舎、議事堂など。


小池さんは、いつもどこにいらっしゃるのでしょうね。


都庁エリアを抜けて、京王プラザを通り、新宿駅地下に戻ってきました。


公園の中は気持ちよく歩けましたが、街なかに出ると、やはり暑かったですね。

さて、この日のかき氷は最悪でした。

削った氷の上に、あんこと抹茶アイスをばらまいただけ、という感じで、がっくりでした。

会計をする時、厨房の人がみんなインド人だったのがわかり、まぁ、仕方がないなと思いました。

やはりちょっと足を伸ばして、追分団子まで行くべきだったかと、反省しました。

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「一日一句」

暑い街 橋を巡って 愉しけれ


2022年7月20日水曜日

新宿中央公園へ

組紐に使用する糸を買うために、新宿の手芸品店に行くことになりました。たった165円の材料を購入するために電車賃をかけて行くのはもったいない。

ということで新宿西口に在る淀橋浄水場跡を見学がてら、手芸品店に行くことにしました。

新宿西口に行くには、地下道を歩いて行きます。

こんなポスターが目に付きました。


招き猫にキティちゃんです。


こちらは初音ミクに浮世絵。

こういうのが東京のシンボルなのでしょうか? スカイツリーや東京タワーはありませんでした。

さて、地下道から出ると、正面に都庁が見えてきました。

ここが丹下健三によって建てられたのは、もう今から30年以上前のことになります。都民としては、都庁は展望室に行ったり、パスポートを申請したり、多磨霊園の申込みをしたりするために利用するくらいかしら。

さて都庁を取通りすぎて、新宿中央公園へ。ここは新宿区立の公園なんだそうです。

ここは無料ですが、私はこの公園には入ったことがありませんでした。

大きな歩道橋を渡って公園へ。


ここはかつては淀橋浄水場だったところです。1989年(明治31年)に始まり、1965年(昭和40年)に廃止されたところです。戦後、浄水場は東村山浄水場に移り、その後、ここは再開発されて高層ビル街となりました。

中央公園の手前には広場があり、水が滝のように流れていました。


反対側には「昭和白糸の滝」と言う名前の水が流れていました。

可愛い亀さんが日光浴をしていました。

とても緑が多い、広い公園でした。

木々もきれいに手入れされていました。

マラソンコースもあり、走るには最適の場所だろうと思います。

この公園は、下は車の通る道になっているので、その道路上をいくつかの橋が渡されています。水は流れていませんが、橋好きの人間には嬉しい場所です。

橋については、次回のブログでご紹介します。

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「一日一句」

新宿の 喧騒はるか 木々ありき