2022年7月18日月曜日

裂織りかごバッグ

こちらのバッグですが、ご近所に住むfacebook友だち「アトリエノチユ」さんの作品です。

山葡萄のかごと、裂織り編みの布で構成されていますが、実は裂織りは、私の着物を割いたものなのです。

元の着物はこちら。ピンクや水色、薄紫が混じった紬です。

アトリエノチユさんは美術大学で染織を学び、その後も作品作りを続けて、展覧会に出品するなどして技を磨いてきました。

今回は、「自分の好みの布を裂いて、かごバッグを作ります」というテーマを発表していました。どんなふうになるのか興味を持ち、そのイベントに応募してみました。

まずは布選びから始まりました。

私が用意したのは、3枚の着物でした。

こちらの紬の着物、ブルーの柔らか着物、緑色の小紋の3種類でした。

その中で、「なるべく多色使いのほうが面白いものができあがる」ということで、こちらの紬を使って作っていただくことにしました。

下の写真は、まだ布の状態で、かごを合わせてみて、どんなバッグになるか、予想したところです。

その後、彼女はその紬を解き、反物をバイヤスにカットして、織り機で編んで、そしてかごと合体させてくれました。

私がお願いしたのは、A4ファイルが入るバッグにしてほしい、ということでした。いくら素敵バッグでも、小さいと使い物にならないのです。そして丈を長くして、A4ファイルが入るようにしてもらいました。

ファイルが少し見えますが、これくらいなら、気になりません。

またバッグの内側の布は、着物についていたピンクの八掛けを使っていただきました。これは気に入った色でしたので、再生してもらってよかったです。

ということで、私のわがままも聞いていただき、素敵なバッグが出来上がりました。

おまけにこんな可愛いミニ巾着も作っていただきました。

世界で一つのバッグが手元に届きました。

どうもありがとうございました。

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「一日一句」

布を裂き かごバッグに 蘇る

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