こちらのバッグですが、ご近所に住むfacebook友だち「アトリエノチユ」さんの作品です。
山葡萄のかごと、裂織り編みの布で構成されていますが、実は裂織りは、私の着物を割いたものなのです。
元の着物はこちら。ピンクや水色、薄紫が混じった紬です。
アトリエノチユさんは美術大学で染織を学び、その後も作品作りを続けて、展覧会に出品するなどして技を磨いてきました。
今回は、「自分の好みの布を裂いて、かごバッグを作ります」というテーマを発表していました。どんなふうになるのか興味を持ち、そのイベントに応募してみました。
まずは布選びから始まりました。
私が用意したのは、3枚の着物でした。
こちらの紬の着物、ブルーの柔らか着物、緑色の小紋の3種類でした。
その中で、「なるべく多色使いのほうが面白いものができあがる」ということで、こちらの紬を使って作っていただくことにしました。
下の写真は、まだ布の状態で、かごを合わせてみて、どんなバッグになるか、予想したところです。
その後、彼女はその紬を解き、反物をバイヤスにカットして、織り機で編んで、そしてかごと合体させてくれました。
私がお願いしたのは、A4ファイルが入るバッグにしてほしい、ということでした。いくら素敵バッグでも、小さいと使い物にならないのです。そして丈を長くして、A4ファイルが入るようにしてもらいました。
ファイルが少し見えますが、これくらいなら、気になりません。
またバッグの内側の布は、着物についていたピンクの八掛けを使っていただきました。これは気に入った色でしたので、再生してもらってよかったです。
ということで、私のわがままも聞いていただき、素敵なバッグが出来上がりました。
おまけにこんな可愛いミニ巾着も作っていただきました。
どうもありがとうございました。
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「一日一句」
布を裂き かごバッグに 蘇る
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