ここ1年ほど、急に着物趣味になった私。
身体が小さいので、昔のリサイクル着物で十分間に合うので、洋服を買うよりずっと経済的です。
ところがここに思わぬ難関が・・・・。
というのは、着物には草履がつきものなんですけれど、小さい草履というのはめったにお目にかからないのですよ。なにせ、靴のサイズは22センチか21.5センチなので、いつもは普通サイズの草履をパタパタさせて歩いているのです。
Lサイズの履き物というのはあちこちに売られているのに、どうしてSサイズはないのでしょう。
ところがある着物雑誌を読んでいたら、素敵な履き物屋さんが新宿の伊勢丹に出張をしていて、そこでぴったりの履き物を誂えてくれるというので、先日、伊勢丹まで出かけてきました。
こちらがその雑誌。
四国の「黒田商店」というお店の方です。
このお二人はご夫婦なんですけれど、腕の立つ職人さんと粋なおかみさんという組み合わせ。
私の悩みを良く聞いてくださり、そしてぴったりの履き物を探してくれました。
1時間ほど買い物をしている間に、鼻緒をすげてくれました。
家に帰り、箱を開けました。この瞬間が嬉しいですね。
「御誂」の文字が目に飛び込みます。
これがそのお誂えのSサイズの履き物ですが、これ、実は下駄なんです。草履に見えるでしょ。
台は黒のように見えるけれど、濃紺です。
鼻緒はあっさりしたものがよかったので、私が自分の趣味で選びました。なんでも男性のアスコットタイの生地だそうです。
そして「つぼ」という鼻緒を抑える部分はおかみさんが薄紫色を選んでくれました。
桐でできているので、すごく軽いの。
裏にはゴムが貼ってあるので、足音は全然しません。だからお芝居でも美術館でもOKですね。
おかみさんが、左右を分かりやすいように、「右」と書いてくれました。
この下駄なら、小紋でも紬でも浴衣でも何でも大丈夫と言われました。
そして一番いいことは、いくら歩いても全然足が痛くならないこと。
こちらのおかみさんは整体も勉強しているそうで、その人に合った履き物を作ってくれるそうです。
ちょっと高かったけれど、初めて誂えたこの履き物、大事に使いたいわ。
8 件のコメント:
まぁ、誂えものとは、優雅だわ。
でも、ピッタリの履物が調達できると、嬉しいですよね。
鼻緒もとっても、素敵です。
私は、スニーカーが欲しくて探したのがけど、気に入ったのはサイズがないの。
23センチはあるのだけど、私サイズの22.5センチはどれも在庫切れ。
結局、通販で調達しました。
履物が合わないと、出かけても楽しめないものね。
としちゃんは、着物での外出が、ますます楽しめますね。
誂えた下駄とは奮発しましたね。
桐の下駄は軽くて歩きやすいし
其の上裏がゴム張りなら、何処にでも
穿いていかれて重宝だわ。
その人にあった草履とか下駄って
どんな風にあわせるのかしら?
靴なら誂えたことがあるので判りますが
下駄とか草履の場合は
幅が広い細いとか、後ろが少し
下がっているとか?鼻緒の位置とか?
興味あるわ。
その、草履やさん、何時までやって
いるのでしょうか。
マサさん、ホント、世の中にSサイズって少ないんですよね。どうしてLサイズばかりなのか不思議です。
足元がぴったりすると、歩くのが楽になるからお出かけも楽しめるわね。
真蘭さん、私も初めは下駄をあつらえる気持ちはなくて、草履を見るだけだったのですよ。でもここのおかみさんがこの下駄を捜してくれて、これは普通の下駄の形をしていないので気に入りました。
伊勢丹は明日29日まで、あとは4月に恵比寿ガーデンプレイスにいらっしゃるようですよ。
鼻緒のすげ具合を調べたり、裏の減り方もよく見てくれるみたいです。
それとかかとからつけて歩くといいと教えてくれました。これを履いていると、スニーカーみたいな感じですよ。
まぁ〜素敵な履物ですね。
私も履きやすい草履が欲しいのだけど高くて中々手が出ません。
この裏にゴムが張ってある下駄は紬によさそう。
履物はピカッと目につくのでこれはまさにおしゃれね。
関西には来ないのかな?
さとさん、草履って本当に高いですよね。
着物はリサイクルで変えても草履はなかなかありませんものね。
これ、紬にぴったりでしょ?
関西にもきっと行くと思いますよ。
私はこんどは浅草の草履問屋さんに行ってみようと思います。
鼻緒かっこいいー!
と思ったら、なるほど。
こんな生地、確かに見ますね。
薄紫もとしちゃんさんに似合いそう~
見るひとが見れば
やっぱり合うものって判るのかなー
史子さん、気に入ってくれましたか?
すてきでしょ。
でもものすごい数の鼻緒があったので、選ぶのも一苦労でしたよ。
ブルーの小紋を着て行ったのですが、その雰囲気に合わせてくれたみたい。
とても軽くて歩きやすいのよ。
コメントを投稿