2012年1月28日土曜日

「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」

「ALWAYS 三丁目の夕日 ’64」▼を3Dで見てきました。


特別なメガネをかけて見るのですが、東京タワーのてっぺんから下を見下ろすシーンなどは迫力がありましたね。目の前にトンボがスイスイと飛んでいるのも風流でした。

この映画は「3丁目の夕日」シリーズの3作目。
売れない小説家の茶川さんと小雪の間に女の赤ちゃんが生まれたり、鈴木オートで働く堀北真希ちゃんが結婚をしたり、淳之介くんはもうこんなに大きくなってしまったのかと、このシリーズをずっと見ていた人には、まるで寅さん映画を見ているような家族のような親しみが湧いてきますね。

泣かせるシーンはたっぷりと泣かせ、笑わせるツボはドンピシャだし、ほんと、この監督はすごいわ。

実は真希ちゃんの彼氏役が誰だか分からずに、なんとなく歌舞伎役者のような雰囲気だわと思っていたら、なんと森山未来だったので、唖然としました。
彼は数年前、「世界の中心で愛を叫ぶ」の中で、私の好きな大沢たかおの若い頃の役をしていて、なんて眠そうな顔をしている不細工な子だと思っていたのに、この変わりようには驚いたわ。りりしく育っていましたよ。

東京駅から新幹線こだま号で新婚旅行に行くシーン、テレビで東京オリンピックを放送するところなど、CGとはいえ、うまい映像でした。いろんな小道具も良く集めてきたものだと感心しました。郷愁をそそられましたね。

ただちょっとおかしいなと思ったのは、「おそ松くん」の「シェー」という流行ですが、あれは昭和39年よりもうちょっと前の時代じゃなかったかなと思いましたが、私の勘違いかしら。

それと小雪が出産して生まれた直後の新生児はあまりに育ちすぎていて、あれは不自然だったな。

私の隣では、どう見ても平成生まれのカップルが座っていましたが、彼らの目には昭和39年という年はどのように映ったのでしょうね。大昔のことだと思ったのかも。私などが明治時代を思うのと同じくらい昔の出来事なのかもしれないわね。

3D映画だったので、普通の鑑賞料より少し高めでしたが、でも見終わった後は心温まる感じで、後味は悪くはありませんでした。

2 件のコメント:

マサ さんのコメント...

としちゃん、早速観に行かれたんですね。
3Dは迫力あったでしょ?メガネ代が余分にかかりますけどね(苦笑)
このシリーズを見て思うのは、小雪のような長身でスレンダーな美女は、この時代には日本で10人くらいしかいなかったと思うのよね。原作にはないキャラだし。
そうそう、最近ドラマを見ていて赤ちゃんが出てくると、生まれたばかりなのに育ちすぎ、しっかりし過ぎ、3か月は過ぎている、などとヤジを飛ばしたくなりますよね(笑)

おおしまとしこ さんのコメント...

マサさん、メガネ代払ったけれど、そのままもらってきたので、次に3Dを見るときはそれを使えば安く見られるわ。

小雪は昭和30年代にはありえないスタイルですよね。昔、伊東絹子さんとか児島明子さんとか「八頭身美人」という言葉がはやりましたよね。

赤ちゃんはほんとに突っ込みを入れたくなりますよね。生まれたばかりなのに頭が座っているとか、絶対におかしいですよね。それなら人形でいいのに、と思っちゃうわ。