私は早朝に自宅を出て、kimono熱さん▼と一緒に結城に向かいましたが、途中で電車の遅れがあり、あたふたしながら結城には10時過ぎに到着しました。
そしてこの送迎バスに乗って、結城市役所へ。
バスに乗り込むkimono熱さんの後ろ姿です。
まずは、ボランティアガイドさんの案内によって、「結城の街並み散策」を楽しみました。
私の選んだのは「古寺・酒蔵巡り」というコースでおよそ1.9キロをそぞろ歩くというもの。
のんびりとおしゃべりしながら歩きました。
こちらはボランティアガイドさん。
さすがいろいろなことをよくご存じでした。
最初は健田須賀(たけだすが)神社に行きました。
ちなみに結城家というのは、鎌倉幕府ができたころ、初代朝光という人が結城地方を与えられ、その後、400年に渡ってここを治めました。
その後、徳川家康の次男である秀康が殿様となった時代から、ここは江戸幕府の直轄地となりました。
そのため、このお寺も瓦にも小さなものにもすべて葵のご紋が付いています。
結城は江戸からも近いために、交通や商業も発展したようです。
その後、水野家が治めて、発展したところだそうです。
結城は、なかなか見るべきところが多いところでした。
町の歴史を学ぶのは、面白いですね。
そんな結城一族を描いたお芝居も上演されるそうです。
さてお散歩の続きは、弘経寺(ぐぎょうじ)です。
結城家18代秀康が娘の松姫の早世を供養して、建立した浄土宗のお寺です。
かなり格調が高くて、立派なお寺でした
かつて与謝蕪村がここに長く滞在していたそうで、句碑もありました。
着物姿が良く似合うお寺でした。
「ここで撮影会をしたら良いのにね」という声も聞こえました。
境内をのたのたと歩いている私。
由緒正しい感じでした。
こちらは「武勇」というお酒を造っているところです。
お次は孝顕寺(こうけんじ)。
結城水野家の菩所です。
結城家は室町時代からあったそうですが、秀康の時にこちらに移ったそうです。
ほんのり紅葉した木の下で。
こちらは称名寺(しょうみょうじ)。
結城家初代朝光が親鸞の弟子である真仏を招いて開いた浄土真宗のお寺。
数々の文化財が所蔵されているそうです。
立派な山門がありました。
真ん中に立っていらっしゃる方、きれいな水色の紬に、織の帯でしたが、とてもいい感じでした。
私も次にはブルー系統の紬が欲しくなりました。
この催しでは、他にも人力車乗車会やら、各種ワークショップもありました。
市民センターに戻ってちょっと休憩。
こちらはお抹茶をいただいたところで、お琴の生演奏を楽しめました。
この後は、駅の隣にある観光物産センターに行きました。
ここでは、糸をつむいだり、機織りの体験コーナーもありました。
結城紬ばかりがこれだけ一堂に展示されることは、あまりないかも。
午後からは、「着こなしコンテスト」に参加しました。
詳しい内容はこちら▼をどうぞ。
主催した結城紬組合から集合写真が送られてきました。
市内のスタンプラリーに参加した人は、最後の抽選に応募できます。
景品が素晴らしくて、地元の名産品がたくさんありました。
中でも特賞は30万円相当の結城紬の反物が当たるというので、みんなしっかりと見つめていました。
こちらが特賞に当たった方。市長さんと一緒です。
羨ましいわ。
私は、何も商品が当たらず、結城のマスコットとたわむているところ。
ちなみにこの催しはいろいろイベントがあり、楽しかったのですが、お昼ご飯を食べそこないました。
お抹茶コーナーでおまんじゅうをいただいたので、お昼はそれだけ。
ガイドの方からおいしいお料理屋さんを教えていただいていたのに、残念でした。
また帰りに駅で草履の鼻緒が切れてしまうというアクシデントもありました。
kimono熱さんに応急処理をしていただき、助かりました。
でもコンテストが終わった後だったので良かったわ。
早朝から一日がかりのイベントでしたが、良い思い出になりました。
運営された紬組合の皆様、市役所の皆様、どうもお疲れ様でした。
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この日の装い。
「先染めの結城紬」着用がコンテストの条件だったので、トウモロコシ色の無地の紬を着ました。
帯はブルー、紫、黄色などがきれいに配置されて、ちょいとラメの入った袋帯です。
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