「椿姫」▼です。
それが日本に入ってきたときは戯曲の方のタイトルが付けられてしまったということでした。
ということでオペラのセリフには「椿」の「つ」の字もありませんでした。
物語は恋愛ものですが、最後にヒロインが死んでしまうというお話。
オペラは生のオーケストラの演奏に合わせて、セリフの代わりにすべて歌で表現するお芝居ですが、このオペラは物語の舞台はパリなのですが、登場する人たちはみんな、イタリア語で歌います。
もちろんイタリア語だと理解できないので、舞台の両端に日本語訳が出ました。
オペラは全部歌なので、瀕死のヒロインなのに、声を張り上げて歌うのは、こういうのに慣れないと、ちょいとついていけない部分もありますね。
でもヒロインの方はとても素敵に演じていました。
舞台では、闘牛士のバレエも見ることができて、それもなかなかよかったですね。
このオペラのすごいことは、何といっても市民がNPO法人「調布オペラ振興会」▼を作り、舞台に登場していることでしょうね。
みなさん、ドレスやタキシードを着て、立派にこなしていましたよ。
他にも案内役など、市民ボランティアの方がたくさん活躍していました。
みなさん、ドレスやタキシードを着て、立派にこなしていましたよ。
他にも案内役など、市民ボランティアの方がたくさん活躍していました。
このオペラは地元のホールで見たのですが、安い席でしたが、席が急な階段状になっているので、とてもよく見えて、値段以上のことがありました。
(開幕前の写真ですが、下の方に見えているのが、オーケストラです。)
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この日の装い。
せっかくのオペラなので、お洒落したくて、京都の染色作家・玉村咏先生の「白玉着物」です。
砂のような色の無地に、お袖と裾のところに模様が入っています。
模様には金の縁取りがしてあって、とても素敵。
私の一張羅の着物です。
「椿姫」だというので、椿の模様の入った帯を締めて行ったのですが、オペラの中では「つばき」は登場しなくて、残念でした。
せっかくのオペラなので、もう少し服装にも気を配ってお出かけしたらよいと思うのですが、お洒落している人はほんの数人で、ちょっと勿体ないですね。
6 件のコメント:
ヒロインが椿の花を好む、という設定ですよね。
登場した時に持っていませんでしたか?
椿でなくて、クチナシだ、という説もあります。
それにしても、調布市は、歌舞伎もオペラも市民で上演とは、素晴らしい!
maryhitsujiさん、そういえば、テーブルの花瓶に何か白いお花が挿してあったけど、あれが椿だったのかしら?
私は全然、オペラの知識がないもので、恥ずかしいわ。
歌舞伎もオペラもかなり市の援助があると思います。
大変でしょうが、こうやって何回も続けているのはすごいですね。
私もまだオペラは一度も経験がありません。
としちゃんやはりこの着物はいいですねぇ♪
上品でとても素敵ですよ。
帯も上品でこの着物にぴったりです。
淡い色は汚さないように気をつけないとね、大丈夫でしたか?私は上等着物は一度着たら襟だけ汚れ落としに出してます。気をつけていてもファンデーションとかついてるのよね(泣)
さとさん、オペラはチャンスがあれば、また見てみたいですね。
柔らかい着物は着付けが難しいですね。
かなりしっとりと重いので、流れそうになります。
実は隣の席の人が、ジュースのコップを持っていたので、ハラハラしてたのですよ。
汚されたら泣いちゃいますよね。
きゃーすてきな着物!
シンプルだけどなんてしゃれてるのー!!
ヨダレ出ちゃう!
とろんとしてて実際見るとさらにエレガントなんでしょーねーため息。。。
ツヤ子さん、これは退職の記念に清水の舞台から飛び降りて誂えた着物なのよ。
写真でも良さを分かってくれて、嬉しいわ。
「美しいキモノ」の特集にも載っていたの。
「能や演劇を鑑賞するときにふさわしいキモノ」なんだそうです。
いつもは1000円の着物とかリサイクルやいただきものが多いのですが、そんな私でも「馬子にも衣装」でしょ?
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