2014年11月19日水曜日

青梅・旧稲葉家

江戸時代後期や明治時代の古いおうちを見るのが好きな私ですが、青梅にもそんな古いおうちが残っていました。

「旧稲葉家」というところです。
青梅駅から10分ほど歩いた青梅街道沿いにありました。


ここは東京都指定有形民俗文化財に指定されています。

江戸時代に青梅宿の町年寄だった稲葉家の旧宅です。

稲葉家というのは、青梅でも有数の豪商で、初めは材木商で、その後、繊維問屋をしていたそうです。その繊維というのは、いわゆる布団のかわに使用する布だったそうです。

この建築様式は手前が店で、奥が住居という「店蔵」と呼ばれるものでした。


こちらは、大事なものをしまっておいて、火事などが起こった時に、運び出せるように下にローラーがついていましたが、ある大火事の時、これが道を塞いでしまったので、それ以降は禁止されたのだとか。


こちらはものすごく急な階段です。
二階は、使用人の部屋だったそうですが、こんな急な階段を着物を着て上り下りしてたのですから、大変だったでしょうね。
手すりもなく、ちょっと怖いですね。


引き戸の飾りがとても素敵だったので、ボランティアガイドさんに写真を写してもらいましたが、かなり手ぶれしてしまいました。


東京の西部にある青梅のお散歩シリーズはこれでおしまいです。

******

◇昭和の町・青梅1 こちら▼
 映画看板があふれる青梅の町です。

◇昭和の町・青梅2 こちら▼
 昭和レトロ記念博物館のご紹介です。

◇青梅・旧稲葉家 こちら▼
 江戸時代後期に建てられた稲葉家のご紹介です。



0 件のコメント: