「また行きたい福井 1」▼の続きです。
福井駅から永平寺ライナーというバスに乗って、30分ほどで永平寺に到着しました。
永平寺はとても広いお寺です。
敷地は、10万坪あるということです。
境内は森のようでした。
優しそうな観音様も、いらっしゃいました。
でも、永平寺は昔の記憶はまるでありませんでした。
半世紀近くも前のことですから、仕方ありませんね。
お寺に入って、初めにお坊さんからお寺の説明を受けました。
永平寺は、今からおよそ770年前の1244年に道元が作った曹洞宗のお寺で、座禅修行の道場です。今でも170名ほどの雲水が修行をしているそうです。
外国人のお坊さんも見かけました。
境内には大小合わせるとなんと70余りの建物があるそうです。
素晴らしい格天井の傘松閣。
道元は京都に生まれ、比叡山で出家をして、その後中国に渡って厳しい修業をされて帰国しました。初めは京都に道場を作りましたが、その後、越前の国に移って永平寺を開いたそうです。
鎌倉時代のことです。
あまりにたくさんの建物があったので、どこがどこか分からなくなってしまいましたが、見学コースは、山門、仏殿、僧堂、庫院、東司、法堂でした。
ここでは「寝て一畳、立って半畳」と言われるように、お坊さんたちは狭い場所で修行を積んでいます。
これは石灯籠でしょうか。とても凝った作りでした。
広くて長い階段が印象的でした。
ちなみに、ここでは廊下を歩くときは左側通行になっています。
庫院(くいん・台所のこと)の入り口には大きなすりこ木がありました。
このすりこ木を三回なでると、料理が上手になるという伝説があるそうです。
深夜バスに長時間揺られていたので、着物はぐしゃぐしゃ、帯締めもはだけていますね。
地元のお店の人に聞くと、今年はお参りをする人の数が減ってしまっているのだとか。
でもあまり観光客が多いところよりも、ひっそりとした森の中のお寺の方が、素敵だと思いました。
ちょっと早めでしたが、福井名物の大根おろしそばをいただくことにしました。
胡麻豆腐もついていて1000円。
タレがとてもおいしかったです。
(この項、続きます)
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