福井旅行の続きです。
市内を散歩して、他にもちょっと気になった場所をご紹介してみます。
お城や養浩館以外にも、なかなか良いところがありましたよ。
福井駅から少し歩いたところに柴田神社▼というのがありました。
柴田勝家とお市の方が祀られています。
ここは柴田勝家のかつての北ノ庄城の本丸跡でした。
神社となったのは、明治になってからだそうです。
その後、空襲や福井地震などで被害を受けましたが、そのたびに立て直されているそうです。
平成になって建て直しをしたところ、北ノ庄城の跡が見つかったということでした。
私は北ノ庄城というともっと山奥にあるものだとばかり思い込んでいたのですが、こういう平地にあったとは驚きでした。
ここで勝家がお市の方と共に自害したのですね。
ということで、今は「流星」というお市の方の生涯を描いた永井路子さんの小説を読んでいます。
こちらも駅の近くにあります。
グリフィス記念館▼です。
ここは福井初の洋風建築であるグリフィス邸(明治6年に焼失)を再現したおうちです。
明治初期に活躍したアメリカ人宣教師が住んでいたそうです。
ベランダ・コロニアル様式という洋風建築と、日本の伝統的な海鼠壁がミックスされて、独特な雰囲気を醸し出していました。
「異人館」と呼ばれていたそうで、内部も見学できます。
足羽川沿いには、そのグリフィスさんと日下部太郎さんの銅像が立っていました。
日下部太郎さんは、福井からアメリカに留学した最初の人です。
太郎さんとグリフィスさんはその当時、交流があったそうです。
成績優秀な方だったのですが、卒業の1年前に若くして亡くなってしまったそうです。
その後、グリフィスさんは太郎さんの思いを胸に来日して、牧師として活躍しただけではなく、語学教師、科学教師としても福井で活躍されたそうです。
二人で足羽川を眺めているところが良いですね。
こうして歩いてみると、福井の歴史はとても面白いものだと思いました。
次回は是非、歴史博物館にも行ってみたいですね。
お次は新しいところです。
福井駅西口の新しいビル「ハピリン」▼。
今年の4月にオープンしたばかりのきれいなビルです。
1階、2階には飲食店やお土産屋さんが入って、また県内の特産品が一堂に揃っていました。
上の方は分譲マンションだそうですが、地元の高齢者がすぐに入居されたとか。
駅前の一等地に家を買えるとは、お金持ちの老人が多いのでしょうか。
福井は駅前は立派な近代的な建物が並んでいましたが、ちょっと離れるとシャッター街のようなところもありました。
お店の後継ぎがいないのでしょうか。
私が歩いたのは、金曜日の夕方と土曜日の朝でしたが、かなりのお店が閉まっていて、ちょっと残念でした。
でも市電も走っていて、住むのにはちょうどよい規模の町かもしれません。
市電はさーっと走り去ってしまって、写真はうまく撮れませんでしたが、こんな可愛い電車でした。
(この項、もう少し続きます)
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