リトグラフ展

今日は高校の同級生であるトントンのリトグラフの展覧会に行ってきました。

どんな作品を出すの？　と聞いたところ、優しい感じの花の作品だと教えてくれたので、それに合わせて白っぽい生地に全体に牡丹の花が描かれたお洒落な着物で出かけました。
これは京都の女医さんから頂いた縮緬の着物で、裏がとてもきれいな青竹色なんです。
帯は現代的な柄の黒の帯にして引き締めてみました。それに先日、銀座で買った帯揚げの初登場。


ありゃ、胸のところに変なしわができていたわ～。

展覧会では同級生６人が集まり、その後ランチをしましたが、みんな元気でかしましい。かなり長い間、お店でねばっていましたね。

みんなと分かれた後は、美術関係に詳しいトントンから聞いて、これまで欲しかった日本の伝統色見本を探しに、新宿の世界堂まで行きました。美術関係者ってすごく多いのですね。お店はとても混雑していました。普段はアートっぽいところはあまりご縁がないので、ちょっとびっくり。

色見本カードも置いてありましたけれど、値段が６０００円くらいして高いし、紙が洋紙なのでなんとなく色が落ち着かず、どうしようかなと迷っていたら、書籍があったのでこちらにしました。


「日本伝統色　色名事典」という本です。

これは色見本が印刷ではなくて、塗料を吹きつけた３センチ四方のラベルが貼ってあり、本来の色が出ているように思いました。

日本古来の伝統色１４３色が載っていて、その名前の由来も書いてあります。
平安時代とか江戸時代などの物語を読んでいて、小袖や内掛けの色をちゃんと分かりたかったんです。

この本を見れば京紫と江戸紫の違いもはっきり分かります。
濃いピンクにしても、「牡丹色」と「躑躅色」と「臙脂色」などそれぞれの色見本があり、とても便利。

満足、満足。

トントンのおかげで、ちょっと文化の香りに浸れた一日でした。