2019年2月7日木曜日

はなやか関西「文化の道」フォーラム

ある時、たまたま銀座で見かけたポスターが気になって、そのイベントに申し込んでみました。
はなやか関西「文化の道」フォーラム▼というものです。

私は関西人ではありませんが、京都や滋賀県にはよく旅行で訪れるので、関西の文化には興味を持っています。


イベントは抽選だというので、当たるかどうか分かりませんでしたが、当選葉書が届いたので、出かけてみました。
会場は、銀座シックスにある観世能楽堂です。
実はここに行ってみたいがゆえに、応募したのでした。
というのも、ここで本物の能楽を見ると、かなりの料金がかかるのですが、今回は無料だというのです。

この催しは「関西広域連合」▼という組織が主催していて、関西の2府6県(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県)4都市(京都市、大阪市、堺市、神戸市)がまとまって文化を発信していくというようなもののようです。

能楽堂の中では写真撮影は一切禁止でしたので写真はありませんが、こちらは入り口にかかっていた松の絵です。


まずは主催者のお話があり、その後はダンスでした。

ダンスは、「メモラブルモーメント」▼というグループで、表現型パフォーマンスとでもいうのかしら。
なんというか、和洋折衷というか、踊りそのものはキレキレで素敵だとは思いましたが、能楽堂で、白いドレスに白足袋を履いて踊るのには、ちょっと違和感を感じました。
お客さんも、あっけにとられたような感じだったのではないかしら。

その後は河内厚郎さんという文化プロデューサーのトーク。
「関西はお笑いだけではない。宝塚などの文化もある」と話されていました。
もちろん関西は歴史も経済も重要ですよね。

そして新作狂言でした。
これは宝塚に深く関わりのある手塚治虫の「ブラックジャック」を元にした狂言でした。
善竹流という流派のご兄弟が演じていました。
現代の皮肉もたっぷり含まれていて、大いに笑う場面もあり、楽しめました。

その後は座談会がありましたが、これは時間の都合でパス。

出演者の皆さんが、狂言は当然ですが、司会者もダンサーもみなさん、白い足袋を履いて舞台に立っていたのが、面白かったですね。
足元ばかり目に行ってしまいました。

素敵なお土産がありました。
「ものがたり街道Ⅱ」という冊子で、20もの道行を紹介しているものでした。


絵もとても美しく、「三井寺」「玉鬘」「「船弁慶」「因幡の白兎」などのお話と、その土地を紹介してありました。
英訳もされていて、地図もあるので、役に立ちそうなお土産でした。

こちらは売店で買った冊子ですが、有名な能の簡単なあらすじが書かれていて、これも便利そう。


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この日の装い。

世田谷ボロ市で見つけた、落ち着いた雰囲気の茶色の小紋。


帯だけは華やかにシクラメンの染め帯にしました。


この日はどういう訳か分かりませんが、都内には数多くの着物姿の方がいらっしゃいました。
こなれた着方の人、やけに裾短かに着ている人などさまざまでしたが、他人様の着物姿を見るのも面白いものです。



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