2019年2月1日金曜日

台湾からの研修生との交流会

私が協力会員として所属している市の福祉公社は、外部団体との交流や、海外からの視察などがよくあります。
住民参加型の福祉というのは、あまり実施している地域が少ないようで、実施例として参考にされるのかもしれません。
そのような時には、どういうわけか、実際に携わっているものとして、私はよくお声掛けをいただくことがあります。
私よりももっと先輩で、精力的に仕事をしている方も多くいらっしゃいますが、交流の場では、必ず、「この仕事をしたきっかけは何か」とか「仕事をしていて良かったこと、嫌だったことなどはあるか」などという質問を受けるので、それは私自身の一つの振り返りにもなるので、時間が合えばお引き受けしています。


先日は、「アジア社会福祉従事者研修生」という方が来日されました。
この方は台湾の方で、以前も日本で研修されていて、現在は台湾で福祉のお仕事をされていらっしゃいます。
介護制度の説明を受けたり、施設の見学などをされていましたが、私も一緒にお話をさせていただく機会がありました。
その時は、福祉公社の職員、コーディネータである社協の方、そして私と同じように有償ボランティアで働く男性もご一緒でした。

私の住んでいる地域での話をした後、台湾の現状の話も伺うことができました。
台湾も日本同様、高齢化が進んでいますが、親が高齢になった場合は、子供が働く都会に親を呼び寄せることが多いそうです。
また介護をするのは、インドネシアからの方が多いとのことでした。
外国人労働者の数がとても多いそうです。
ただし、私がしているように高齢者宅を訪問して家事を援助するというシステムはないとのこと。
また日本では介護は保険でまかなっていますが、台湾は税金でまかなっているそうです。
いずれにせよ、介護をする人が不足しているというのは、どこの国でも同じで、今後は日本、台湾、香港で、介護人の取り合いになるのではないかという話でした。

そんな話をした後で、一緒にお昼のお弁当をいただきました。


これは有償ボランティアが作り、そして高齢者のお宅に配達しているのと同じものです。
この日の献立は、ご飯、かき卵汁、メルルーサの甘酢あんかけ、生揚げの煮物、きゅうりとわかめの酢の物、ぶどう豆でした。

台湾の方も「おいしい」と言って下さいました。
献立表を眺めながら、いただいているところです。


以前は、私もそのお弁当の調理をしていたので、懐かしい味がしました。

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この日は、ちょうど母の95回目の誕生日でした。
ホームに寄って、ベストを渡してきました。


「お母さん、95歳になったのよ」と言うと、
「どうして、そんなこと知っているの?」との返事。
「親の誕生日なら知っているでしょう」と言っても、「ふーん」。

「もうじき百歳になるわね」というと、
「早く百歳になりたい」
どういう気持ちなのでしょうね。



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